神の居ないこの世界で−A5編−


→ただ、今は。家族が生きている事が嬉しいんだ

     残った腕を突き出すと言う形で構えを作るシヴァ。  胸部の装甲は無く、搭乗者である高橋が舞からも確認できる。  脚部と機関部のみが万全。頭は無く、左腕もない。  普通ならば、敵と相対する事を避ける筈だ。足が無事なのだから逃げる事を選択する筈。  先に動いたのはやはりシヴァだった。カメラによる視界の補正も無い状態。  その状態で、地雷の位置さえも判らない状態で確実に踏み込み、舞へと近づく。 「天照、相手の踏んだ位置は記憶できる?」 『難しい演算させるわね! 出来ない事はないわ。でも、確実性に欠ける』 「それで良い。視界に重ねて」 『はいはい』  地雷に対する目印があるわけじゃない。暗い視界の中では、足元さえもしっかりと見えていない。  高橋自身の運に任せての一歩一歩の踏み込み。がきぃ、と舞はその一撃を短い方の剣で受け止めた。  受け止めた瞬間に、シヴァはワイヤーを展開する。狙ったのは、武装の放熱板。  蛇のような動きでワイヤーは展開しかかっている放熱板に絡まった。  しつこく絡まったのを確認してから、ワイヤーを切断する高橋。  まだ、半分の武器しか封じていないのが判っている。近くにいるのは危険だと判断していた。 『異常発生! 右肩の放熱板が展開できないわよ!』 「左は?」 『出来るけど、右手の長刀は振動しないわ』 「……判った」  絡んでいるワイヤーを切断する事は難しい。取り外そうとする隙を相手が与えてくれると思えない。  右の展開を諦めて、左を振動させる。ふぃぃぃと言う振動する音も威圧感にかけた。  その事実が高橋には嬉しい。地下で叩きのめされた時の絶望的な気分が薄れて行く。    高橋はそっと、息を吐きながら呟く。 「まだ……戦える」  高橋自身、正気の沙汰ではないと思っている。  はっきり言って、早く戻って栞に説教された方が数倍、数百倍良いだろう。  そんな気持ちを捻じ伏せてでも、戦わなくてはいけないと思ってしまった。  後一歩で、何かが変る。自分を構成する筈の足りない何かが判るような気がする。  そんな気持ちが、撤退したいと思う気持ちを覆い隠してしまった。ただ、それだけ。 「まだ……戦えるんだ」  言葉をかみ締めるように、高橋は呟く。  この一言、この高橋にとっての事実が今の現状を支えている。  だから、怖くないと言うわけでも無いが限りなく恐怖を薄めている。   「注意するのは左手の剣だけ。それ以外はまだ1撃を貰っても余裕が有る」  静かに呟いているが行動は次に移っていた。  爪先立ちにして極力、地面に接する面積を小さくする。  地雷に対する苦肉の策ともいえる。動きでも一定の場所にとどめない。  円を描くように、舞の周りを獲物を狙うハイエナのような動きで動き回る。   『……あの動きでは重ねる意味はないわね。と言うよりも接地してる面積が少なすぎるから当てにならないわ』 「でも重ねて。私も同じような動きをするから」  重ねあわされた視界には点がまばらに有るだけ。当てにならないと言う言葉は確かに頷けた。  ぎゅぅ、とクラウ・ソラスのつま先が地面を捉える。  なれない動きに舞は眉をしかめる。いつもは感じない圧迫感が舞の体を押さえつけた。  耐えれない訳じゃないと、舞は自分を鼓舞する。胸に溜まった何かを吐き出すように息を吐き出す。 「はぁぁ!」  繰り出したのはやはり、右手の長刀。高橋は膝を落とす事でその横なぎを回避する。  頭部の有った所を掠めるように空を切る長刀。  右手の剣はあくまで牽制。そして、相手の隙を誘発するような動きに限定する。  止めはやはり、左手の剣だ。なんと言っても破壊力が段違いである。高橋はそう考えていた。  舞は止めはあくまで長刀である右手でと考えていた。相手は右手は牽制と考えるだろうと予測した上での選択。  途中までは本当の牽制。左手に警戒が見えたら右手で止めをと考えている。  ただ、右手の剣で止めを刺すには爪先立ちで移動しながらでは難しい事は理解していた。  ある程度いつもしている足捌きに戻し、地雷を踏むかもしれないリスクを背負わないといけない。  その位のリスクを背負わなければ、相手が倒せないと言う認識でもある。  もっとも、それ以外でも問題はない。舞自身が無事であるならば良いのだから。 「ちぃ!」  舌打ちをしたのは高橋である。機体のバランスが変わりすぎている。それに関する舌打ちをしていた。  少し大きめの腕が、片腕をなくした事で機体のバランスを滅茶苦茶にしている。  バランスを崩して転倒してはいけないと高橋は機体を制御する。  両腕が有れば気にしなくて良い行動。でも、必要になってしまった動作。  舞はその動作を見逃す筈が無い。そして、高橋もそこを突いて来る事を判っている。  結果、右腕でバランスをとる事はせずに振り回されるように、機体を動かす。  ふらりとバランスを崩すような挙動。それを見逃さない舞の右手による刺突。  繰り出された剣は左腕の有った場所を辛うじて掠めるに留まった。  高橋は掻い潜る様に沈み込み、舞の懐にもぐりこむ。 「こんのぉぉぉぉぉぉぉ!」 『気合に品が無いわよ、舞』  高橋が聞いていたら、ふざけてるんですか! といいそうな雰囲気ではあるが本気に事を行っている。  本気と書いてマジと読むくらい本気だ。  振動している刃を胸の内側に振り下ろすほどの勇気は舞にも天照にも無い。  とった行動はシンプルそのものだ。そのままぶつかる。  最大の加速で、自分も顧みない当たり方。当然、ダメージが大きいのは相手である。  それに高橋が気がついたときには懐に入ると言う選択を間違いだと思いしらされていた。  咄嗟に手を緩衝材にして、クラウ・ソラスの勢いを受け止める。  ごきゃぁん、と派手な音を立てて吹き飛ぶシヴァ。  腕が変な方向に捻じ曲がり、流石に行動はもう無理だろう。そう、舞は思っていた。 「……痛ぁ」  顔を顰めて痛みを我慢する高橋。胸部のコクピットを覆う装甲が無い状態でもろに衝撃を受けたのだ。  流石に、痛いで済むのが不思議なくらい。怪我こそ無いが頭はくらくらしている。  意識を細い細い糸で、なんとかつないでいる。少しでも、気を緩めれば立っていることなど出来ない。  そんな状態で高橋は構えなおした。既に頭部と両腕はない。だから、戦うとしたら足だけである。  綺麗に切断された左腕はとは違い、右腕はひしゃげた部分からケーブルやワイヤーなどがごちゃっと出ていた。  体を半身に傾けてそれを正面に持ってきて戦う意志を表示する。  その行動に舞は驚きを隠せない。何故そこまでして戦おうとするのか? 純粋な興味を覚えていた。  もちろん、舞も多少ダメージを受けているが、高橋ほどではない。 「どうして?」 『舞は乱暴ね。帰ったら装甲をピカピカになるまで磨いてもらわないと』 「何で戦おうとするの?」  天照を意識的に無視しながら、舞は呟く。  その意志は凄いと舞は思う。だが、目の前でやられるのは迷惑極まりない。 「?」 『あれ? 動力反応消えた?』  構えていたシヴァから動力反応が消えて崩れ落ちた。  膝をつき、正座をするように綺麗に座り込むシヴァ。  限界だった機体が崩れ落ちるよりも瞬間早く高橋の意識が途切れた。ただ、それだけである。 「あなたは……その強さを誇っても良いと思う」  舞は聞こえているか判らない相手に向かって外部音声でそう語りかける。  高橋は夢うつつの状態で、それを聞いている。返事は当然しないし出来ない。  天照は舞に再び動かないようにちゃんと処理をする事を提案していた。  それに対して舞も異論があるわけではない。だから、素直に従う。 「私には、その意志がうらやましい」  それだけ言い、処置を済ませた舞は先へと急ぐ。  祐一と他の弟が待つであろう先へと。
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     真っ白な部屋に、真っ白な衣服。それを着込んだ人間がベットの上で白い光を出す蛍光灯を無感動に見上げていた。  考える事はただ一つ。水瀬名雪に言われたあの言葉の意味。  蛍光灯を見上げている彼の弟が絶対に来ると言い切った彼女の言葉の意味。   「そんなはず無い……」  雀の涙ほどの希望とそれ以外の恐怖。それが彼を支配している。  会って話をしたい。でも、会うのが怖い。それが今の心情だろう。  自然と体が震えてしまう。寒い訳ではない。怖いのだ。 「そんなはず無いじゃないか……」  彼は、自分は逃げ出したと思っている。いや、事実逃げ出したのだ。  川澄主任に助けられたナンバーもいるはずだが、それよりも先に逃げ出した。  あの、狂気とも言える兄弟達から、研究所から。連れ出したのは副所長だった久瀬。  幸いにと、何も知らない振りをして付いて行った。  彼は戻ろうと思えば戻れた。それは確実だったがそれをしなかった。  名雪やあゆが指摘したように彼は当時思考するだけの能力もあった。  戦略も戦術も練れた。戦力としてGEナンバーズを制御する事も出来た。  そんな彼の存在意義を打ち砕く事がある。それが、研究所出身の一兵卒による壊滅。  一番、彼が苦手だった。いや、苦手になってしまった兵士GE−13の反乱。  詳しい状況は判らない。でも、生きているそして、何らかの行動をするだろうと言う予感が有った。  そこから先はどんな目に遭おうとも、精神を患っていると言う態度で切り抜けてきた。  亡霊に出会うくらいならば、そちらの方が良いと言う意識の元で、である。  だから、名雪に予言されて向き合わないといけなかった。
    彼が彼の兄弟と会うことについて・・・・・・・・・・・・・・・     
     もし、川澄主任に助けられたナンバーならそれほど会う事に躊躇いはない。  お互い助けられた者と逃げ出した者。違いこそあっても、あそこから出た事実がある。  だが、生き残りであるそれ以外のナンバーと会うのには躊躇いがある。  今更どんな顔をして会えば良いのか判らない。それが一つ。  GE−13に限定した事になるが、彼には確実に恨まれていると思い込んでいる。だから、会いたくない。  かの天才、相沢祐治に付きっ切りでしかも色々と施された。それも集中的に。  彼がいたから、GEの後期ナンバーが生き残っていたと言う認識が彼にはある。  それほど、考えが突飛で過酷なものが施されていたのだ。 「どうすればいいんだ?」  その答えに誰も答えてくれる筈も無い。そして、逃げると言う選択肢は既に失われていた。  水瀬名雪が彼の警護について時点で、逃げる隙間を全て埋めてしまったからである。  かたん、とドアが開く音。彼はその音に過剰に反応した。  びくん、と体を竦ませ扉の方を向く。少し扉が開いている。  彼が、あ、と思った時には視界に人影が映っていた。  彼の見覚えのある人。そして、名雪が予言し、一番会いたくなかった人、GE−13。 「よかった……生きててくれて、よかった……本当に」  肉食動物にでも捕らえられたように体を強張らせる。  祐一はそれに気がつかないように彼に泣きつくだけだった。  だが、抱きしめられた腕の力は本当に成人しているのか判らないくらい弱弱しい。  祐一の顔が埋めている部分には涙によって染みが出来ていた。   「……どうして、どうして泣いているんだ?」 「嬉しいから、生きていてくれて、もう会えないと思っていたから……」 「……どうして嬉しいんだ?」 「兄さんが生きてくれてるから」  困惑が彼に広がっていく。何故? と言う言葉が展開される。  何故、喜びで泣いているのか判らない。どうして、こんなに喜んでいるのかも判らない。  家族だった? 確かに家族だったかもしれないが、自分は見捨てて逃げた筈だと。彼は思っている。 「自分を恨んでいないのか? 逃げ出した自分を……」 「恨んでなんか無いよ……兄さん達がいたから、俺は、耐えられたんだ……家族がいてくれたから」 「え?」 「家族だって言ってくれた兄さん達がいたから、俺は、耐えられたんだよ……」  認識に違いがある。そう思う彼。  確かに祐一は結果的に彼らを守ってくれていただろう。  だからこそ、恨んでいただろうと思う。だが、それは違うという。 (あぁ、なんだ……自分がただ、怯えていただけなのか)  強張っていた体がきつく結んであった紐が解けて行く様に緩んでいく。  祐一がただ、自分のためだけに泣いている。それが判る。  演技でもなんでもない。それが判るだけに。自分の思い違いが判ってきた。  だからこそ、許せない事がある。彼は自分を守るためだけに逃げた。そのことが許せない。  そして、判る。祐一はまだ、研究所で施された、刷り込まれた精神的な何かに囚われていると。 「……」 「姉さん……だよね? そっか、川澄主任に救われたのは姉さんだったのか」 「ごめん」  彼が顔を上げた先には舞がいる。彼は安心したと言う表情で舞を見ていた。  祐一が1人で苦しんでいたわけじゃないと言う事を素直に喜べた。  特別に助けられたナンバー。逃げ出したナンバー。そして、最後を託されナンバー。  誰が一番辛いか。当人にしか判らない。  助けられた事に負い目を感じる舞。逃げ出し、恨まれていると思った彼。  そして、未だに呪縛に囚われ、家族を探し続けていた祐一。 「ごめん……な」  彼の口からポロリと落ちた言葉。会う前まで感じていた恐怖は霧散している。  子供のように泣き続ける祐一の頭を撫でながら、彼はまいにやさしげな視線を送る。  舞も祐一と同じように彼に抱きついて泣いていた。  舞の場合は嬉しくてと言う感情のほかに、負い目も感じている。 「今は……ただ、家族が2人も生き残ってた事が嬉しい。嬉しいんだよ」  彼の呟く言葉は力となる。舞は呪縛が解かれているからそれほど脅威にならない。  指令ナンバーとしての役割はまだ、保たれている。その事実は彼にとって忌々しくもあり、嬉しくもあった。  今はそれが役に立つのだから。 「姉さんには関係ないかもしれない。だが、弟は自分の眼を見て話を聞いて欲しい」 「え?」  祐一にはその言葉は絶対だった。絶対の強制力を持って祐一に影響する。  何が起こったのか判らないが、目を合わせてしまった。  そして、不思議と何も話さずに次の言葉を待っている。  舞はそれを見て、顔色を変えた。舞には聞いていない事は判った。  でも、彼が何をするかわからずに顔を強張らせている。 「後は自分に任せて、お前はゆっくり休め。そして、自分のために生きるんだ」 「な、何を言ってるんだ?」 「自分の命令・・は判ったな?」 「ぁ……ぅ」 「上位ナンバーとして命令する。GEの上位に絶対的に従うな」  彼は確認するように祐一の目を覗きこむ。祐一の眼に映っていた感情は怯えだった。  何故そんな事を言うのか判らない。自分が要らないのか? そんな色の目。  彼は続ける。命令の意味がわかるように。そして、祐一を縛り付ける呪縛を解く為に。 「もう、自分達に縛られる必要はない」 「……どうして?」 「自分はお前と一緒には歩けない。ここに残って、まだ生きているかもしれない家族を探す」 「それは、俺の……」 「お前の代わりに自分がやる。それが、たぶん。これからの自分の意味だから」 「そんな……」 「今までの自分の意味は、お前のプロテクトを解く事。これからはお前の代わりに家族を探す事だ」  涙を一杯溜めて、顔をクシャクシャにしている祐一。  彼はそんな祐一を見て、微笑む。ぎこちない笑みじゃない。自然な笑みで。  その微笑には満足そうな色と、苦笑が入り混じっていた。  祐一がこんな反応をするとは思っていなかったのだ。 「そんな顔するな」 「でも、でも」 「これが一生の別れじゃない。会いたくなったらまた会える」  訳がわからず泣く子供のようにうろたえる祐一。  彼は大丈夫だと、安心させるように言い聞かせる。  舞も祐一も泣きそうな顔で、彼を見ている。彼はただ、嬉しそうに微笑むだけだ。 「姉さん」 「なに?」 「頼み事があります」 「言って」 「弟を、これからも支えてあげてください」 「……」  舞は何とも言えない表情で彼の言葉を聴いていた。  彼の立場も、舞の立場も同じ筈だ。だったら、と考える。  その役目は舞が背負うべきであると。   「もし、自分に負い目を感じているのだったら……それは間違いです」 「そんなはずは」 「あります。自分も貴女も、支えなくてはいけないのは弟の筈です」 「……」 「自分も貴女も一番大変な事を押し付けたのですから」  真っ直ぐに舞を見詰める彼の視線。それには言い返せない何かがある。  彼も同じように自分と同じように祐一に負い目があるのだと。舞は感じた。  だから、舞は言い切る。彼と同じように言い返せない何かをもって。 「祐一は支える。私の全身全霊を持って」 「あぁ、良かった」  彼はそう言って、微笑んだ。心からの微笑み。これが彼らの再会。    この場には彼が残り、祐一と舞はこの場を去っていく。  祐一はその身に施された呪縛が解かれた。彼ら家族はこれでおしまいではない。  またいつの日か、会う約束をしている。だから、これが最後の再会ではない事は間違いないだろう。 To the next stage

     あとがき  はい、後はそれぞれのエピローグを書いておしまいの予定です。どうも、ゆーろです。  なんだか、こんな終わり方納得いかねー! とかいわれそうで怖いです。  と言う事で、それぞれのエピローグに移ります。ですから戦闘とかそういった話は無しです。    それにともない、リクエストの募集をやめます。  コメントで、リクエストを頂いても反応しなくなるので、注意してください。  これに関しては色々有るのですが、やはり、私が疑問を持ってしまったと言うのが一番しっくり来ると思います。  今回までに頂いたリクエストに関しては出来るだけ頑張りますけどね。  では、拍手コメントのお返事を。 >茜が祐一に初めて会った時の様子をSSSで読みたいです。12/6  出来る限り頑張ります。ちなみに、これ以降のリクエストは受け付けませんので。  次回、SSSを入れ替えるときに実現できるように努力しますね。  はい。続きを頑張りますね。ゆーろでした。


    管理人の感想


     ゆーろさんからのSSです。
     "彼"は最後に男を見せましたか。  まぁ月並みですが、生きてさえいれば何でも出来ますからね。  それこそ贖罪も。  祐一君の呪縛も解かれて、これからは彼らGEシリーズは正しく”人間”になっていくのでしょう。  ここから始まりですかね。

     長きに渡ったこのSSも、残すはエピローグ。  やっと血なまぐさい諸々が終わって、心穏やかに読めそうです。(笑

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