完全ネタバレ!
幻水3へっぽこプレイ日記
クリス編 第1〜3章−1 |
ヒューゴのにっくき敵、ゼクセンの女神、クリス・ライトフェローの登場でございます。
チシャの村で図らずもヒューゴと対面することになり、何やら環境とか心境とかに変化のあったらしい
(ついでに何でナッシュが同行者なのか?)彼女ですが、とりあえず今はゼクセンの英雄でございます。
でも…まずいな。
大分前のプレイなんで、かなり色々と忘れているような…(^^ゞ
ま、いいや。(おいおい)
ストーリーは戦勝祝賀パレードの翌日くらいから始まるのかな?
クリスは何だか怒ってます。
この人、乙女だの英雄だのと言われてる割にはいつも怒っているみたいに見えるけど、いくら美人でも
そういうのって顔つきが変わってくるから良くないよ?
もっとも原因はトーマスのことも苛めてる評議会のせいだということはすぐに分かります。
で、いかにも裏がありそうな命令を出されるのですが…。
ここでクリスの返答に選択肢が出て、素直に命令に頷くのと「しかし」と続けるのがあるのですが、この
両方の答えに対する評議員の反応を見比べると彼らが騎士団と英雄をどういう風に考えているか(利
用しているか)というのがよく分かります。
もうっ、要するにあんたら和平なんかする気がなくって、グラスランドを手に入れるために裏で色々画策
してわざと戦争引き起こして、ついでにハルモニア(ゼクセンから見ると「辺境」らしい/笑)とも内通して
たりするんでしょっ!
というのが見え見えだったりするのでクリスが騎士団の誇りだのゼクセンを護るだのと言っていても評
議会の決定に異を唱えることも出来ないあたり、ゼクセン騎士団が商人に雇われてる傭兵程度にしか
見えなかったりするのがナンですね。(評議員お抱えの騎士団もあるらしいけど、内実はあまり変わら
ないんじゃないの?という気すらする)
さて、評議会の決定を全面的に承伏しているわけではないクリスは怒りにまかせて町中を走り回りま
す。(あ、それは私のせいか)
肩を怒らせて走ります。(それは肩当てのせいだってば)
まっ先に行った宝くじやさんですがクリスは「宝くじか」(フッ)てな感じで目もくれません。(悲)
しょうがないかぁ。
最初っからお金持ちだもんなぁ。
お店に入ったって装備を買い換える必要もないくらい充実した装備をなさっているし。
そら、そうだな。
仮にも誉れ高き六騎士が新品の鎧くらいつけてなきゃ、困るよな。
しかーし、問題はそういう所じゃない。
英雄ってこんなに周りの視線が鬱陶しいものなのかしら、っていうくらい「クリス様、クリス様」とそこら中
で煩い煩い。
でも、この讃辞もおそらく(評議員の言動から察すると)ほんの数ヶ月前までは「ガラハド様、ガラハド
様」とかって前の騎士団長に向けられてたもののはずなんですよね。
そういう事をもちろんクリスも分かってる。
だから、どんなに褒めそやされてもクリスは少しも嬉しくないし憂鬱になるだけ、って感じだと思うので
す。(クリスの苛立ちの原因ってこういうところにもあると思う)
しかもっ!
新騎士団長となって立場はちょっと違うとはいえ、同じ「誉れ高き六騎士」からも崇め奉られているっ
て、嫌じゃありませんか?
いえ、スター体質の方ならそれが大きなエネルギーになるかもしれないけど、それにしたってかなり息
が詰まることだと思うのです。
同性ならね、事情は少し違うと思うのですけど根底ではみんな男女の性別を意識しているわけでしょ
う?
現に仲間内の気の置けない会話の中ですら、そういうことで軽口を叩いたりしている。
周りにいる全ての人が仲間というより「崇拝者」って感じで、これは凄いプレッシャーじゃないかしらと、
この辺でかなり同情するようになりました。(ま、同情なんて言ったら逆にクリスに怒られそうですけど)
さて、任務のためにブラス城に戻るクリス一行。
うーん、馬に乗っての移動はかっこいいんだけど、でも一々「ヒヒーンッ」って馬の立ち止まる動作が入
るのは…うざったいと思うのは私だけじゃないですよね?
しかもさぁ、何かみんな微妙に弱くない?
騎士団の、誉れ高き六騎士のうちの4人が揃っていて装備も万全なのにモンスター相手に全力で戦っ
て負けそうになってちゃいけないんじゃないかなあ…。
特にボルス君。
すぐにハァーハァーって感じで馬の上に突っ伏してるんだけど、憧れのクリス様の前でそれはちょっと
情けないでしょう。
しょーがないので、おまかせはやめて一人一人、じゃなくて1バディ1バディに指示を出してあげる心優
しいわ・た・し。
それで何とか森を抜けて懐かしのブラス城へ。
ああ、ここでヒューゴ達とすれ違ったあのシーンになる訳ね。
で、両方の立場にたって見てみたわけなんだけど…。
どっちもどっちというか、謝って手を差しのべている相手に対してルルの態度は大人気ないし(実際子
供なんだけど)ロランの考えは考えとして、あの尊大な態度は如何な物かと思わざるを得ないです。
だって、謝れるって偉い事よ?
国対国の駆け引きなら戦略上簡単に謝ることは出来ないだろうけど、あの時点でヒューゴってただの
下々の者でしょう。
蛮族の少年に優しい言葉をかけてあげるくらいで立場だの何だのと、クリスも少し言い返せよ、とか思
っちゃいました。
実際、あそこでヒューゴとクリスの会話が進んでペンタゴン、じゃなくてペンタグラム(?)を渡せていたら
後々の展開が全然違った物になるだけに、貴方のやった事って大きいわよ、ロラン。(つーか、この辺
が脚本の旨さになるんだわね)
ちょっと妙なのは、レオとパーシバルがビネ・デル・ゼクセ(言えるようになったわ!)に残った理由。
あの二人は協定破りをしたグラスランドへの切り札としてカラヤクランの族長の息子を捕らえるのが役
目だったのよね?まだヒューゴ達はブラス城にいるのに。
つまり評議会ではグラスランドと戦いになると分かっていたわけ。(っていうか自分らで仕組んだんだろ
うけどさ)
ああ、なのに海千山千の評議員達に良いように使われているクリスと崇拝者達。
クリス達に与えられた任務はグラスランドとの和平協定に向かうこと。
評議会の仕掛けた罠に向かって一直線です。
和平協定に現れたのはルシアママにリザードクランのデュパにチシャのサナ様他2名。
いやー、ルシアって本当にかっこいいですね。
それに比べてクリスったら、「私たちはお使いで来ているだけだから」と言わんばかりの歯切れの悪さ。
何事も評議会の言いなりでビッチャムじゃないけど「騎士団の意思ってどこにあるのよ」と思うのだけ
ど、そういえばハウザーも「軍人は命令に従うだけだ」とか言って対ネクロード戦ではジェスと心中しそう
になってたもんなあ。
騎士とか軍人とかって、そういう不自由な物なのかもしれません。(と分かったようなことを言ってみる)
そんなこんなしているうちに、急転直下でリザード戦士達に囲まれてしまったゼクセン騎士団。
何がどうなったか分からないうちに、何だかよく分からない戦争システムに突入。
なに、これ?
新しい戦争システムなのね?
けど、作戦だの何だのと言うまでもなくあっさりクリアできる代物で、多分今後のための練習台なんだろ
うけど、それにしたってつまらん。
1の時の戦争システムはチーム名とかメンバーのコメントとか特性を活かした戦略とかが面白かった
し、2はシミュレーションRPG好きには手慣れたシステムで(ルカ戦ですらルックの登場を待つためにわ
ざとタラタラ戦ったくらい)好きだったんだけど、これはどうなんだろう。
でも物語はこの後怒濤の展開に突入するので、そんなことをウダウダ考えてる暇がない。
包囲された騎士団を救うためにカラヤの村を焼き討ちにしてしまうのです。
他に方法はないのか、と思うんですが…。
でもどっちにしてもカラヤは襲撃にあって村人は惨殺されてたわけですよね?多分評議会の手の者に
よって。
ってことは焼き討ちの策を出したサロメは評議会と繋がってるの?
ロマンは信用できるのか?(ヒューゴに辛く当たった人はみんな酷い人になるらしい。もしかして私って
ヒューゴ好き?)
ボルスが無実なのは分かってるんです。
顔で決めてるわけじゃなくって(笑)トーマス編で「蛮族と言っても武器を持たない村人に手を挙げそうに
なった」自分を責めているボルスを先に見ていたから。
とにかく全てに懐疑的になっている海棠。
いや、その前に大事なことを忘れてました。
燃え上がる村の中でクリスは行方不明(らしい)父の鎧を見つけてしまうのです。
「これは父さんの…」
えっ?
父さん?
あ、あの〜「父上」じゃなくて「父さん」なのね?
父上でもお父様でもなくて、父さん……
昔、FF6でセリス(だっけ?)がシド博士のことを「おじいちゃん」と呼んだときと同じような違和感が…。
(この美女が、この経歴の人が「おじいちゃん」って言葉を使うのか?という違和感ですな)
でも、ま、いいや。(クリスのことは比較的どうでも良いらしい/笑)
「父上」はクラウスの専売特許なのね、って事にしておこう。
とにかく、父親が蛮族になぶり殺しにされたらしいと一人で勝手に思いこんだクリスは「こんな村燃えて
しまえばいい」と呟いて(いや、ルルにまで聞こえたんだから叫んだのかな)飛びかかってきたルルを咄
嗟に斬り殺してしまいます。
相手は武器を持っていたし、なまじ腕が立つだけに致命傷を負わせてしまったんだけど驚いたのはクリ
スも同じ。
子供だったということが更に後味を悪くさせるけれど、ここは戦場なのだから仕方のないことなのです。
って事なんでしょうね。
それで割り切れるほど単純なら人間も苦労しないんですけどね。
けど、それを無理無理納得しようとしてるから、それがヒューゴとは違う大人な態度という物だからクリ
スはどんどん辛くなる。
叱責を受けると思って戻ってきたビネ・デル・ゼクセでは、何故か評議会の連中に褒められたりしてそ
の胡散臭さにウンザリするし。
今まで疑問を持たないで真っ直ぐ歩いてきた道に少しずつ少しずつ綻びが見え始めて、ナッシュ登場
の下地が整ってきたというところでしょうか。(おいおい)
ところで、あの執事さんのセーラー服(?)って妙ですよね。
おそらく小さい頃からライトフェロー家に使えていたと思われる執事さん。
きっとアレってその紅顔の美少年の頃に決められた制服じゃないかと思うのです。
「おお、似合うじゃないか」って当時のご主人様ライトフェロー氏が決めたのを律儀に守って着続けてい
るのではないかと。
大人になってからのことを考えないで決めたクリスの父ちゃんってうっかり者なのか、それともそれを見
越して笑いを取るつもりの洒落者だったのか、興味深いところです。
えーっと、なんか長くなりそうなのですが、どっからどこまでが1章で2章で3章だったかすっかり忘れて
しまったので、取り合えずここでページを変えます。
長文注意、でしたね。(今更/笑)
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