「日本海鮫騒動」
午前6時に目が覚める
昨日は8時間もぐっすり眠れた
周りでどんちゃん騒ぎしてたやつはまだ眠ってる
特に長居する必要も無いのでさっさとこのキャンプ場を出る
管理人は朝はまだ居なかった
挨拶したかったけど仕方がない
バイクでキャンプ場出口まで来てみると一台バイクが置いてあった
どうやら昨日遅くに到着したようでテントの中でまだ眠っている
排気音で起こすのも可哀想なのでとっとと出発した
山を降りてコンビ二で朝食を済ます
バイクに乗ってしばらく経ったとき
突然両腕に激しいかゆみが・・・
かいてもかいてもかゆみがおさまらず
最後の手段としてとにかく腕をたたいてかゆみを
まぎらわすという一人SMプレイに徹していた
どうやらここ連日の皮膚焼けでとうとう皮が浮いてきたようだ
しばらくするとかゆみが納まったが、今日は早めに風呂に入りたい気分
途中温泉を見つけるものの開店時間は2時間後・・・
入りたい気持ちを抑えて先へ進むことに・・・
突然、後からバイクに乗ってきたおっちゃんに声をかけられた・・・
「どこまでいくの?」
「今日は日本海まで出てそれからはまだ・・・」
「おれんちすぐそこなんだけどちょっとお茶でも飲んでいくか?」
ってな調子で誘われて行っちゃいました(笑)
このおじさんは消防隊員の方で今日は朝帰りだそうです
家族の方も気持ち良く向かい入れてくれました
ついでに服の洗濯もしてもらいました(笑)
近くに「湯原温泉」があるということで別れを告げたあとに
早速行ってきました
この湯元温泉街の先のほうには無料露天風呂があるらしいけど
俺は面倒くさかったので近くにある有料温泉に入る
体を洗うことでとりあえずかゆみを抑えることに成功
それにしても午前中から温泉に入れるなんてこれほど幸せなことは無い!
岡山県はとにかく山が緑色!空は青色って感じ
走っていてとても気持ちが良かった
ついついアクセルを開けてしまう・・・といっても対したスピードでも無いけど(笑)
湯元温泉から一時間ちょっとで鮫騒動中の日本海に到着
どこの海水浴場も満杯ではない
本当に鮫のおかげで売上が減っているみたいだった
ここも瀬戸内に負けないくらいのきれいな海・・・
釣り道具持ってくるんだったと激しく後悔
(本物の海は当写真比400%の美しさだからね)
鳥取砂丘の手前にこんなところがあった
なんて名前だったっけ?
さすがにけつも痛くなったので一休み入れる
思ったほど時間もかからないで鳥取砂丘に到着・・・
真中の道を登っていくと・・・
らくだが迎えてくれる・・・でもこのらくだは
何にも反応しない・・・生きてるの?って感じ
ちなみに横で並んで写真を撮ると200円、らくだに乗りながらだと500円撮られる
らくだもずっとつながれっぱなしで可哀想
そのうちここのらくだは反乱起こして野生に帰るよ、きっと
鳥取砂丘、南北2km 東西16km ご存知の通り日本一大きい砂丘
最初は海のほうまでずっとあるいて行こうとした
でもさ、灼熱の太陽・・・そしてありんこほどになって見える小さい人間達
さきっちょじゃなくてもここで充分さって気持ちになるよ
おばあちゃんなんか行ったら途中で倒れちゃうぜ
先端まで歩いたって海しか見えないもんね
今日も程よい場所でテントを張るために
兵庫県の日高町、神鍋高原キャンプ場に向かう
温泉もキャンプ場内にあるし時刻は午後4時、丁度良い時間帯である
しかし自分の考えが甘かったことに気づいたときはもう手遅れだった
「すいませーん、テント張りたいんですけど」
「あぁいいよ、一人2000円ね」
「えっ?バイクできたんですけど」
「うちはブロックが区切ってあるからバイクだろうと関係ないよ」
「・・・じゃあ結構です」
てなわけで契約中止
山を降りるとすでに5時を回っていた
ここから別の場所に向かうことはできないので
今夜は野宿することにした
途中、コインランドリーで溜まった服を洗う
スーパーで買い物をするとその反対側が工場の駐車場になっていた
・・・今夜はここで眠ろう
水が無かったのでスーパーの便所から拝借・・・
うーん、こんなとこ人に見られたら恥ずかしいなー
でも水くまんと飯食えないんだよね
本当に地元じゃなくて良かった(笑)
飯を炊いてるとこの工場の管理人らしき人が来た
朝は車が入ってくるのでそれまで出てくれれば良いらしい
ラッキー、今夜も一等地だぜ
えー左が本日のお薦め料理、なすの醤油焼
作り方は簡単 ナスを二つに裂いて焼くだけ
火が通ってなかったりするけど勘弁してね
右は普通のインスタントラーメンです
まさに男の料理だね(ずぼらなだけか・・・)
夕食を食べ終わると、すでに午後9時を回っていた
最初はテントの中にいたけど暑くて眠れないので
外に銀マットとシュラフをひいて寝ることにする
隣はたんぼだったけど距離が離れていたので蚊も少なかった
空を見上げると満天の星空が見える
きれいな空を一人占めしてるなんて贅沢の極みだろう
普段は星を見ない自分も一時間くらい眺めていた・・・