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馬体重400kg台前半のサラブレッドは振動が大きく乗り心地が悪いです。性格も小心な馬が多いようです。逆に馬体重が520kgを越えるような馬は振動が少なく乗り心地は良いのですが、性格はよく言えばおおらか、悪く言えば馬鹿な馬が多いようです。そこで馬体重490kgの黒鹿毛のサラブレッドを用意しました。
サラブレッド以外にも野外騎乗用にトロッターを用意しました。トロッターは西部劇に出てくる馬で、足の故障も少なく、乗り心地も大変良い馬です。現在、日本には1頭もいないので、この教室のために米国から輸入しました。
それから、姿が美しいので牝の栗毛のアラブも1頭用意しました。馬車馬としては芦毛のペルシュローンも用意しました。ペルシュローンは巨大な馬で、英国の王室などで馬車を引くのに使っています。
服装です。上から下に順を追って説明します。ヘルメットは必ずかぶって下さい。ノーヘルはアウトです。シャツはポロシャツのような前が完全には開けないものを用意して下さい。乗馬ズボンは必要です。乗馬ズボンは伸縮性のある生地でできていて、ニッカボッカのような形をしていて、膝の内側に滑り止めのために馬の皮かスエードか合皮が貼ってあります。既製品もありますが、あつらえた方がよいです。どこであつらえるかというと、競馬場の近くへ行けばたいていそういう店があります。探して下さい。
次に乗馬用の長靴です。これも既製品もありますが、あつらえた方がよいです。足の大きさ、すねの長さ太さなど、個人差が大きいのでぴったり合ったものが必要です。競馬場の近くの靴屋を当たって見て下さい。拍車と鞭は当面必要ありません。というより、使ってはいけません。初心者が使うと馬が過度に緊張して、暴走する原因になります。乗馬用の長靴はかかとの後ろに拍車を固定するための突起がついていますが、これで十分拍車の代わりになります。
乗馬は英国で発展しただけあって、服装や礼儀にうるさいスポーツです。乗馬を練習する前に敬礼の練習をして下さい。馬上では敬礼が正式な礼です。テレビのニュース画面で、時々閲兵の様子が流れることがあります。そういう画面を参考にして下さい。
装鞍(そうあん)の仕方をまだ習っていないので、当面は他人が付けた鞍に乗ることになります。しかし、その場合でも完全に信用しないで、少なくとも腹帯(はらおび)の締め方が適切かどうかは調べましょう。
腹帯とは鞍を馬に固定している布製の幅10cmくらいの帯です。むちゃくちゃに緩いと、馬に乗った時鞍もろとも体が半回転して落馬します。少し緩い場合は、鞍傷といって乗っているうちに馬の背中が靴擦れ状態になって、直るまで乗れなくなります。馬は走らないと病気になりやすいので、鞍傷は危険です。腹帯の締めすぎは特には問題はありませんが、馬がいやがります。
どのくらいの締め加減がいいかというと、片手で手綱を持ち、もう一方の手を腹帯と馬の腹の間に差し込みます。指を2、3本差し込んでみてかなり抵抗があればOKです。簡単に指が入るようならゆる過ぎで、指が入らないようならきつ過ぎです。馬によっては腹帯で締められるのが嫌いで、腹帯の様子を見ようとすると腹を膨らませるのがいるので、馬の気をそらしてから調べるのが良いでしょう。もし、ゆる過ぎもしくはきつすぎたら、馬の左側に立ち鞍の左側の皮をめくって下さい。ベルトのバックルのようなものが見えるでしょう。これで調整して下さい。
あなたが初心者だからといって、馬は加減をしてくれません。車の警笛に驚いて立ち上がってしまったり、暴走してしまうかも知れません。その場合、落馬するかも知れません。従って、乗る前に落馬の仕方を学びます。
落馬は簡単です。落馬しても馬は人間を踏みつけることはありません ( 稀にありますが(-_-;) ) 。落馬したら手綱をはなしてください。それだけです。落馬は恥ではありません。落馬より危険なのは、馬が転ぶことです。最悪の場合馬の下敷きになり、あなたは死んでしまいます。もし、ぬかるみ等で馬が転びそうになったら、手綱を引いて下さい。それを支えに馬は転ばないで済むかも知れません。
この方法は腕力をあまり必要としないので、女性向きです。手綱を左手で持ち、馬の左に立ちます。鞍の一番上の皮を持ち上げるとベルトのバックルのようなものが見えます。これで鐙の長さを調節できます。鐙を長くして、足が届く高さにします。後ろ向きになって、鞍の脇に立ちます。手綱を持ったまま左手で鞍の前の部分をしっかりつかみます。右手で鞍の後部をつかみます。左足を鐙に乗せて、重心を左足に移し、少し勢いを付けて左足で鐙の上に立ち上がります。時計回りに回転しながら、右足を上げて馬にまたがります。これで馬に乗れました。あとは、鐙の長さをもとに戻します。
こちらの方法では、一気に馬に飛び乗ります。左手に手綱を持って、馬の左側で鞍に向かって立ちます。鞍の最前部から自分の肩幅より少し前の馬のたてがみをなるべく沢山左手に巻き付けます。鞍の最前部は馬の背骨との間に空間が少しあります。そこに右手の親指をつっこみ、右手でしっかりつかみます。高鉄棒に飛びつく要領で、勢いを付けて飛び上がり、同時に腕で馬を自分の方へ引っ張るようにします。これで、おなかの付近が馬の背中の上に乗ります。体は水平になっています。次いで、右足を少し上げて馬の背中の上を通って向こう側にやり、体を起こします。後は、鐙に足をかけます。
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