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/* 今回のソースプログラムをコンパイルして、実行すると、画面に"Hallow World!"と表示され、1行改行されます。*/
#include <stdio.h> /* インクルードファイル */ void main(void); /* プロトタイプ宣言 */ void main(void) { printf("Hallow World!\n"); /* 標準ライブラリ関数 */ } |
/* 前回のソースプログラムを下記に示します。前回のプログラムを実行しても、何も起こりませんでした。
void main(void); // プロトタイプ宣言 void main(void) // main 関数 { ; }
前回のソースプログラムと比較すると、2カ所に違いがあります。
main関数の本体に、下記の行があります。
printf("Hallow World!\n"); // 標準ライブラリ関数
printf( )という関数を呼び出しています。この関数の引数は、"Hallow World!\n" です。'\n'はニューラインと読み、改行を意味します。'\'は本来はリバーススラッシュ ('/'の逆向きの文字)ですが、日本語に対応したシステムでは、入力も表示も困難なので代わりに使います。
printf( )を呼び出すと、" "の中の文が画面に表示されます。この関数は、ANSI(American National Standards Institute)で仕様が決まっている関数です。解釈し実行可能にする機能がコンパイラにあらかじめ備わっています。そういう関数のことを標準ライブラリ関数といいます。
重要:ANSIで仕様が決まっている関数を標準ライブラリ関数という。
printf( )を詳しく説明するのは、まだ無理なので、" "の中の文を、標準出力(stdout)に出力するとしておきます。" "の中の文を書式付き文字列といいますが、いずれ詳しく取り上げます。
標準出力とは、(コンソールの)コンピュータ画面のことです。標準出力に対して標準入力(stdin)があります。標準入力は、即ち、(コンソールの)キーボードのことです。プログラム上では、標準入力も標準出力もファイルとして扱われます。
main関数には、前回と同様、プロトタイプ宣言(void main(void);)があります。ところが、printf( )にはプロトタイプ宣言がありません。その代わりに、下記の1行があります。
#include <stdio.h> // インクルードファイル
これはプリプロセッサに対する命令です。プリプロセッサに対する命令は'#'で始まり、行末に ';'を付けません。
重要:プリプロセッサに対する命令は'#'で始まり、行末に';'を付けない。
'include'という命令は'< >'の中の名前のファイルを、この位置に読み込めというものです。
'stdio.h'は標準ライブラリ関数のヘッダファイルです。'stdio.h'の中にはprintf( )のプロトタイプ宣言などが書かれています。拡張子が'h'のファイルのことを、ヘッダファイル(Header file)といいます。コンパイラに付属のもの、自家製のものを問わず、ヘッダファイルは、全て'h'という拡張子を持ちます。標準ライブラリ関数のヘッダファイルは、#include文の中で、'< >'を使います。自家製のヘッダファイルは'" "'を使います。例えば、#include "my.h"の様になります。
重要:ヘッダファイルの拡張子は'h'。
エディタで、'stdio.h'の中身を見ることができます。今後、学習が進む過程で、様々なヘッダファイルの中身を見ることを勧めます。しかし、決して中身を書き換えてはいけません。
重要:ヘッダファイルの中身を決して書き換えてはいけません。 */
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