経緯的には、超最新情報として、DD108あけぼの引渡式の写真のお手伝いのみさせていただきました。 
今回は、基本的に全くタッチしていないのですが、お問い合わせなどを多くいただきましたので、
その範囲で、正誤補足など気の付いた点を、アンオフィシャルですが、以下に記載します。
  
 
- p27
 
「タイフォン」が中止になったが、3Tは、その前後いつ開発されたのか不明瞭となっているようです。 
正確には、戦後、タロス、テリア、ターターのいわゆる3Tミサイルが開発され、その後継として、タイフォンが計画されたが中止され、その後、タロス、テリアの後継として、スタンダードが開発されている。 
 
 - p28 表
 
こんごう搭載127mm砲は Mk45ではなく、OTO社のもの。 
ソナーは艦艇装備ではなく、艦底装備。 
 
 - p29
 
CG47-48 ベースライン1ではなく、ベースライン0。 
 
 - p50
 
あけぼの、ありあけのVLS Mk41には、スタンダードSM2は搭載しない。 
Mk41は、VLSとして、各種ミサイルが搭載可能であるが、スタンダードSM2はイージス用であり、現時点で単艦毎の武器システムとしている為、搭載しない。 
DD101むらさめ型をミニイージス艦と称する向きがあるが、これは単にMk41 VLSを搭載し、艦型がステルス形状となっている点による、形容に過ぎず、イージス能力は全くない。 
 
 - p76-78
 
ターターかタータか? 
TARTARなので、一般にターター。 
一時期、通産省指導で、語尾の長音「ー」を止める指導があり、例えば「コンピュータ」等とされたが、外来語の日本語(読み)表記としてであり、他と統一するなら「ターター」が一般的。 
 
 - p77
 
「同時2目標しか対処不能」と「同時に2機は対処できない」は矛盾している。 
正確には、「同時2目標しか対処不能」であり、「同時に3機以上は対処できない」。 ただし、目標が3つになると、すべてに付いて対処不能となるわけではなく、2機づつ順番に対処すれば、最終的に、4目標前後は処理可能な場合もあるが、あくまで間に合うかどうかの問題が有る。 
 
 - p78
 
タロス、テリアとターターは別設計で、いずれも派生型ではない。 
また、開発順序も、ターターが最後となっいる。 
タロスは長射程の2段式ラムジェット型。 
テリアは中射程の2段式ロケット型。 
ターターは近射程の1段式ロケット型。 
ターターと、テリアの先頭部分は、ぱっと見似ているが、良く見ると各部の寸法は一致していない。 
ターター後継のスタンダードSM-1MRと、テリア後継のスタンダードSM-1ERの先頭部分は、基本的に同一形式ではある。 
 
  
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