趣味の英語 16
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My house is nearer to the station than
your’s is.
ここでは nearer は形容詞です。
第二文型で、主語、動詞、形容詞の順で全部揃っています。
あとは、修飾語だけですね。 逆の言い方をすれば to
以下は修飾語なので nearer で文
は切れるわけです。nearer が前置詞なら、比較級になるわけはないし、、
また、前置詞なら、次に名詞が来なければいけません。で、nearer
は形容詞ですね。
near future などはよく使っているので、near に形容詞があるの
はわかりますね。
その外 near には副詞もあります。
(1) The big tree is near. 副詞
(2) The big tree is near to the gate. 形容詞
(3) The big tree is near the gate. 前置詞
(1) その大きな木は近くにあります。
(2) その大きな木は門の近くです。
(3) その大きな木は門の近くにあります。
次は opposite です。
(1) The accident happened opposite the bank. opposite は前置詞
その事故は銀行の向かい側で起こった。
(2) The house is opposite to the bank.
opposite は形容詞
その家は銀行の向かい側です。
the house = opposite です。 opposite
は形容詞です。
is は、だから、「ある」と訳してはいけません。
次は 名詞+like
-like のように like を名詞に付けて・・・のような、・・・らしい
の造語(形容詞)
は自由に作れます。
childlike 子供のような
homelike 家庭的な
その他の注意すべき形容詞 worth
次は、worth についてやりましょう。
worth も注意しなければならない形容詞です。
これは叙述形容詞です。補語にしか使えません。だから、直接名詞に付けたいときは
名詞の後ろに置いて、後ろから修飾します。
注意すべきは、worth doing の形です。
This book is worth reading.
The art musium is worth visiting.
意味上の主語は一般的な場合は省略されているということも考えられますが、
これは、 worth for 〜to do とは違います。もし、やるとすれば、
your readin とか your visitting
のように所有格を使って意味上の主語を
明示する必要があります。しかし、worth doing
は固定されているので、それは考えられません。
このようし、worth doing は固定された成句です。
doing や visitting の意味上の主語は、前にさかのぼって、最初にきた名詞が意味上の主語です。
だから、それぞれ this book および、 the art musium が意味上の主語になるはずです。
ところが、read するのは、this book ではありません。
this book は逆に read される側です。
visit するのも the art musium ではありません。
visit される方ですね。
従って、worth 〜ing が成句なら、本来、
worth being read(過去分詞)
worth being visitted のように受け身の形を取るべきもの
です。
それが、worth doing で完全な成句になっているので、かなり特殊と言えます。
また、形容詞の次に ing 形があたかも形容詞 worth 目的語のように
使って
いるのも特殊です。 普通はこういうことはありえません。
もっとも、日本語に直した場合、日本語と英語がぴったり合っているのも面白いです
ね。
直訳すると、読むに値する、、、 訪れるに値する、、と訳してしまうでしょう?
でも、本当は、読まれるに値する、、、訪れられるに値する が本当です。これを意訳して初めて、
前のような訳になるはずなんですけどね、、、
次は sure について考えてみましょう・・・
これも注意すべき特殊な用法があります。
sure では、sure to do の形の用法に注意しましょう。
He is sure to come.
sure はもともと、 確信している、確かである と言う意味です。
It is sure to snow.
sure は補語なので、普通だったら、
he=sure it=sure と解釈するのが当然です。
しかし、この形では、sure とイコ−ルなのは、文の主語ではなく、話者なのです。
いわば、上の2文とも、I=sure なのです。
わかりやすく言うと、確かだと思っているのは、話者即ち話をしている自分なのです。
決して、彼でもなければ、天候でもありません。
ここが特殊であるゆえんです。
sure of , sure that の形では、普通どおりの解釈をして
もかまいません。
よって、
He is sure to come. は
I am sure that he will come. ということになります。
It is sure to snow. は
I am sure that it will snow. です。
まとめてみましょう。
He is sure of success.
彼は、(自分で)自分の成功を確信している。彼は成功を確信している。
He is sure that he will succeed.
上と同じで sure とイコ−ルなのは主語即ち he です。
話者とは関係ありません。彼がそう思っているのです。
He is sure to succeed.
彼は必ず成功するだろう。私(話者)は彼はきっと成功すると思う。
heがそう思っているわけではありません。
注意しなければいけないのは、be sure to do の形の方だけです。