趣味の英語 17
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今日も、形容詞の変わり種をやってみましょう。
みんなが何の気なしに使っているものなので、難しいことではないのですが、
やはり異色の存在です。
I am sorry that 〜
I am sure that 〜
I am confident that 〜
I am disappointed that 〜
I am surprised taht 〜
上の文で〜は節または文です。
全て、主語・動詞・補語 で第二文型です。
それ以外は修飾語となるはずです。 でも、that 以下は文の重要な構成要素
になっています。
文法上はこのような構文はありえません。
これは、文型上では、一つの文型として独立させた方がいいくらいですが、
補語である形容詞と that 節との間に文法的な関係は何もないので、それは
ちょっと無理と言うことになります。
で、ある種の形容詞は目的語を取ることがある、というル−ルを新に作って、
各々 that 節はそれぞれ形容詞の目的語である、としてこれを 説明する人
もいます。
また、例えば、
I am sorry that 〜 の場合だったら、これは元々
I am sorry for the fact that 〜 (fact は story
その他・・適当・・)
と言う文で for the fact が省略された結果そうなった、
と説明する人もいます。
本当はどちらでもいいのですが、むしろ色々な考え方をすることで英語の理解度が
違ってくるのです。
知っているのと知らないのとでは、その後の応用が違ってきます。
いずれにしろ、上の様な文は文法上はありえないことだということを知っておいて
ください。だから、勝手に同じような構文を作ってはいけません。
なお、上の中で
I am disappointed that 〜 や I am surprised
that 〜 などは
ありえないことではありません。それは、disappoint
や surprise と言う他動詞が
あるからです。
disappoint がもし、他動詞なら、受け身が考えられますね。
しかも、第4文型で用いられるような動詞だったら、どうなるでしょうか?
主語 + disappoint + 目的語 + 目的語 (surprise
も同様に考えてください。)
これは、「〜に〜を」 の文になります。最初の間接目的語の方に「に」がつきます。
あとの方の直接目的語の方に「を」がつきます。これは前にやりましたね。
disappoint が 「だれだれに なになにを 落胆させる(失望させる)・」
という意味が あれば、第4文型で用いられる動詞の可能性が出てきますね。
予想としては、ありそうもないですね。
「だれだれを なになににかんして 落胆させる」ならありそうです。
でも、これだと「かんして」に相当する前置詞が 必要となりそうです。
実際、辞書を引くと、「 disappoint A that
〜」と言う用法はあり
ません。
今は、もしあったらとう前提の説明でもう少し先に進みましょう。
この例だと、A が 間接目的語で これに「〜に」の「に」 が付きます。
that 〜 が 直接目的語で、「〜を」の「を」が付くはずですね。
このような用法が disappoint にあれば、これは、
A に that 以下 を落胆させる(失望させる)。と言う意味になり
ます。(でも、日本語そのものが変ですね。今は、仮の話ですから,,)
ここで、A は目的語なのですから、これを主語にした受け身形の文が作れます。
A が前に出て主語になりますが、that 以下はそのまま残ります。
よって、次のようになるはずです。
A is disappointed that 〜 .
ここで、that 以下は disappointt の残った方の目的語です。
これなら、that 節が disappointed のあとに続くことの文法上の理由があることになり
ます。ところが、先に断った通り、disappoint
は第四文型での用法はありません。
それに ここでは disappointed は形容詞ではありませんね、動詞
です。
受け身形を作るための動詞の過去分詞ですよね。
よって、いちばん最初に出した文型は何故 形容詞の後に
that 節が来るかと言う
理由付けはできません。やはり文型には属さない変わり種の文型という
ことになります。
全く別の話になりますが、さきほども言ったように、〜に関して落胆させる、
失望させる ならありそう ですね。
「〜に関して」に相当する前置詞がひつようになるでしょうが、、
で、辞書を引いてみましょう。
ありましたよ、「〜に関して」に相当するものとしては、at
, with
about が使われています。 (ただし、前置詞は that
節を導けません。)
disappoint A at ( with , about 〜)
で、この受身形が
be disappointed at ( with , about ) となって、これはイディオム
となっています。もともとは受身のための disappointed
ですが、形容詞化
された形容詞と見なされています。
次に前置詞があるので全く問題ありませんね。
もう一度、おさらいしますが、
be sprru that 〜
be sire that 〜
be confident that 〜
be disappointed that 〜
be surprised that 〜
( その他、結構あります。みなさん知らず知らずのうちに使っていますよね。 )
上で、sorry , sure , confident ,disappointed
, surprised は全て形容詞です。
以上のような説明で分かったでしょうか?
that 節を導くような形容詞はあくまで例外なのです。