趣味の英語  19

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形容詞をやっていて関係代名詞までやってしまいました。前回は、でも、中途半端で終わって

しまったので、もうちょっと前回の続きをやってみましょう。

(1)  Did you watch TV ?
(2)    I watched TV yesterday

もういちどこの例でやってみましょう。上の二文で、TVは同じものとすると、後の文のTVを

which にします。
  
  I watched which yesterday.  which  を前に持ってきて、which I watched yesterday

これを上の文のTVの後ろにくっ付ければよかったですね。

Did you watch TV which I watched yesterday ?

これが、関係代名詞を使っての説明でした。

ところで、I watched TV yesterday. の文で TVを他の語句で修飾するやり方だと、

TVをただ前に移動すればいいだけだったでしょう?

(2) の文で TV を前に移動します。

すると、
TV I wached yesterday  で I 以下がTVを修飾することになるんでしたよね。
                             (赤字が紫字のTVを修飾)

で、このTVと(1)のTVは同じものだから、(1)のTVの中に TV I watched yesterday

ごと代入すれば良かったですよね。

これでちゃんと

   Did you watch TV I watched yesterday?  となすのが分かりますか?

TV の次に I が来ていますね。 名詞、名詞、そして、次が動詞の watched が来ています。

このようなときは watched の主語は I であることは明白で、文章が I から始まることがわかり

ます。名詞 TV の後ろに節が来ているわけです。
 
名詞+文(節)となれば、後ろの文は前の名詞を修飾するのは当然です。

名詞+名詞+
動詞 〜. 動詞  は
    (節)       今は、節と文とは同じ意味と思っててください。

即ち

名詞+節+動詞〜 では節は前の名詞を修飾する形容詞節であることが分かるわけです。

青い動詞は節の動詞、ピンクの動詞は本文の主語の動詞と言うわけです。

このように、修飾する節がはっきりと形容詞節と分かる時は、これから形容詞節が来ますよ‐

という印は要りませんね。


ところで、次のことを考えてみてください。

(1) 私はその事故の光景を見て驚きました。
(2)  その事故はあそこで昨日起こりました。

1と2での事故は同一物とします。

2 で「事故」を他の語句で修飾させて見ます。(この説明は前からやっています。分からなければ、

前を読みなおしてください。)

事故を一番後ろに移動します。

すると、

あそこで昨日起こった事故

となります。この事故を1の文の事故の中に代入すると

私は、あそこで昨日起こった事故の光景を見て驚きました。

となります。

日本語はいつも同じものを代入すればいいのです。

しかし、英語はそうはいかないときもあります。

(1) I was flightened at the sight of the accident.
(2)   The accident happened there yesterday.

  2の文で accident を他の語句で修飾させて見ましょう。

英語では、被修飾語は前に移動するわけですから、前に移動します。

が、ちょっと見てください。accident は最初から前に位置していますよ。

じゃあ、
   
the accident happened there yesterday   で、

順序を変えないままで赤い部分が紫の部分を修飾しているのでしょうか?

そんなはずはないですね。これは最初の完全な文だったのですから、、、

あるいは、2の accident を1 の accident に代入してみましょうか、、、

すると、

  I was flightened at the sight of the accident happened there yesterday.

ここで、下線部分に注目して下さい。これは完全な文になっています。

しかも、accident が happened の主語です。

しかし、この文の主語は I  で、動詞は was flightened なはずです。おかしいですね。

さらに、この文では、 the accident の前に of と言う前置詞まであります。

これでは、the accident が happened の主語に慣れるはずもありませんね。

何故このようなことが起こるのでしょうか?

それは、最初の2文の(2)で 主語である the accident をそのまま(1)の the

accident に代入してしまったからです。主語と動詞の語順のまま代入したからです。

で、やはりこのような時は、これから、修飾語句が来ますよ‐、という印である

関係代名詞の助けを借りることになります。

(2)の the accident の変わりに 代名詞である which と置き換えます。

関係代名詞は代名詞の一種だから、これはいいですね。

で、関係代名詞は、これから修飾語句(形容詞)(正式には 形容詞節)が来ますよ‐

という印ですから、これを

(1)のthe accident  の後にくっ付ければいいのです。

 (1) I was flightened at the sight of the accident.
 (2) The accident happened there yesterday.
  
  (2)の the accident  のところに which を置き換えます。 すると、

   W;hich happened there yesterday.  で、この which を (1)の accident

の後ろにくっ付ければいいのです。

  I was flightened at the sight of the accident which happened there yesterday.

これで happened の主語は which で その which は the accident 同一物で、しかも

which はここから後は、修飾語句ですよ、と言っているわけですから、全て万万歳と言うわけ

ですね。


学校では、関係代名詞が主格の場合は、その関係代名詞は省略出来ない。と習ったはず

です。それは、上で説明した通りの理由によるものです。

確かに、上で、accident に置き換えた which は主格でしたね。accident  が主語なのです

から、それと置き換えた代名詞も主格に決まっています。

関係代名詞が目的格の時は、その関係代名詞は省略できます。

その理由ももうわかると思います。省略しても誤解を招くことがないからですよね。

これで、関係代名詞は大体終わりました。

関係副詞も それが導く節は形容詞節です。でも、これは、また別の機会にしましょう。