趣味の英語  35

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                       may

今日は may をやります。

may は 許可、推量、容認などを表します。その他、副詞節で、目的や譲歩を表す節の中で

使われます。

may は can の用に使用法が多岐にわたってはいないので、2、3の注意点さえしっかりと押さえ

ておけばそれ程難しくはありません。

許可の場合は、かなり硬い言い方になります。また、規則や法律などでの「〜してもよい」という

意味があります。

また、かなり命令的で仕事上の上司と部下の関係で「〜しても良い」と言う意味で使わ

れます。

逆に、May I 〜 となると、逆に相手に対して一歩さがった許可の求め方になるので

、丁寧な言い方になります。

当然、答えるときの Yes, you may. No, you may not. も上のような特定な関係以外

では、相手に失礼になるのであまり使われません。

推量の「〜かも知れない」では、can のところでもやったように、状況から判断して

〜かも知れない、と言うことで。かなり具体的になります。

can はその点、かなり一般論的な表現に使います。

例えば、急に雨雲が出てきたので、「今日は雨になるかもしれない。」と言うような表現の時

に may を使います。

一方、「ガラスは割れる可能性がある。」「ガラスは割れるかもしれない。」のような一般論的な

表現に使うわけです。

なお、過去の推量は may have done で表されます。

過去だからといって、may を might にしても過去の意味にはなりません。

 He may have finished his work. I'll give him a phone call to make it sure.

なお、

 He may have finished his work.= It may be that he (has) finished his work.

となります。 

いずれにしろ、「〜したかも(だったかも)知れない」と言う表現はあっても 「〜かも知れなかった」

と言う表現はないことになります。

1 許可

 大体のことは上で説明したとおりです。

You may go out ,but come back before dark.

You may not enter the gate without a ticket.

Jerry, you may read.    ジョン、君が読みなさい。

You may rely on me.   私を信頼しなさい。

殆ど軽い命令と言えます。未来形を表せないので、代わりに

 be allowed to do  be permitted to do などで表すことになります。

 I will be allowed to spend all the moeny on the dress.

May I have your attention, please?

May I use your telephone?

これらは非常に丁寧な言い方になります。

答え方は、理屈の上では、Yes,you may.  No,you may not. 

あるいは No,you must not. ですが、実際には、

Yes,please.  Yes,certainly.  Yes, of course.  Why not?

否定では、

No,please not.  I'm sorry ,but you can't.  I'm afraid not.  などと言います。

会話では、殆どが can を使うようです。ただ、しつけの厳し

い家庭では、子供には許可を求めるのに、may を使うように指導している場合もある

親の答えとしては、you may  you can を使います。

ただし、これも、文語だけの世界になりつつあるようです。

許可を求めるための  Might I 〜? は  May I 〜? より丁寧だと言われています。

しかし、(Yes,) You might 〜 で許可を与える表現はありません。

答え方は先程済んでいるので、前を読んでください。

また、許可の may と can の違いは,例えば、レストランの中で、同伴の女性に

対して、May I smoke ?  と尋ねてもおかしくはないですが、料理を持ってきたウエイ

トレス(ウエイタ−)に  May I smoke  ? はちょっと変です。

同伴の女性に

A : May I smoke ?

B : Yes, please.

店の人に、、 

A : Can I smoke ?

W : Yes,you can smoke. It is a smoking area here.

  Sorry sir, you can't. It is a no-smoking area here.

もし、同伴の女性に

A : Can I smoke?

B : Maybe yes. There is no notice of "no-smoking".

これで、許可の may と can の違いが大体分かると思います。

実際の会話では、may は殆ど使われないようです.

  May I use your pen?

は友達同士では返って変です。

  Can I use your pen?

で「使ってもいい?」のような親しみのある意味になります.

2 可能性・推量   この意味では 疑問文での用法はありません。

   これも、大体は説明は終わっています。

 It may rain.= It may be that it will rain.

後者の It may be の it は状態・状況の it です。仮主語ではありません。

仮主語と考えると、補語がなくなってしまいます。

perhaps と共に「ひっとしたら〜かも知れない」の用法もあります。

He may perhaps arrive in time.

 It is blowing very hard. The wind may do damage to the crop.

可能性・推量に関しても、may と can の違いについては、前のペ−ジ、またこのペの前の方

でも説明してありますので、読んでください。

可能性・推量 での may  は疑問文では用いられないので、次のように言います。

 The train may be late. の疑問文は次のようなもので代用

します。

Will the train be late? 

Do you think the train will be late?

 Is it likely that the train wil be late?

 Is the train likely to be late?

以上の用法の他にこれらの派生的用法として次のようなものがあります。

 The inventor may be the greatest that ever lived.

  その発明家は今まででもっとも偉大であると言えよう。

 You may call him the greatest inventor that ever lived.

 今までで最も偉大な発明家と呼んでもいい。

これらの特徴は、否定では、may not  ではなく、 cannot が使われることです。

今までの may と殆ど同じようですが、ちょっと違うようです。

その外譲歩を表す慣用的用法、あるいは、目的や譲歩を表す副詞節の中で用いられ

る  may  がありますが、ここでは省きます、。