趣味の英語 39
should
ホーム、英語トップ 前のページ、 次のページ
さて、今回は should です。
should で最も有名なのが、学校でも習った「〜すべき」と言う意味でしょう。
あまり知られていないものに、「〜はず」と言う意味で使われることがあります。
学校ではあまりこの意味で使われるものを見かけないような気がしていましたが、どうでしょうか。
あとは、特定の形容詞や名詞そして構文で使われます。
大抵は「〜べき」に相当する意味で使われていますが、どの場合もそれ程強い意味はありません。
この意味では、must は命令的な響きがありますが、should
は 「〜するほうがいい、望ましい」程度に
考えておいた方が無難です。
日本語の「〜べき」はちょっと意味が強いような気がします。学校でもそうだったし、
辞書にも「〜べき」が出てきます。
さらに、had better do が「〜した方がいい」のようになって出てくるので、私達は混乱してしまいます。
実は、must が一番意味が強く、その次が had
better 〜が強いのです。しかも二つとも、命令の響きが
あります。should には命令の意味がないので自由に使えます。
そのほかの意味も、ここで勉強していきましょう。
1 自制の一致で shall が should になったもの。
これは、ここでは、説明は省くことにします。
2 義務、助言 これは、最も一般的な「〜するべき」の意味になります。
ただし、先にも言ったように、それ程強い意味はないので、普通に用いてさしつか えありません。
日本語の「べき」はちょっと強い感じを受けるます。
3 当然の推量・予想 「〜のはず」「きっと〜だろう」の意味でつかわれます。
may よりも強く、must より弱いと考えられます。ought
to と殆ど同じと考えられ ますが、使用頻度
としては、ought to より should の方が普通に用いられます。
must を推量に使うときは、〜だから、〜に違いない と言う論理的必然性がなければならにのに対し、
should の 〜に違いない、だろう、は単なる推量であるところが違います。
その点、むしろ may に近いかもしれません。
4 a 要求、提案などを表す語に続く that 節の中で使われる、、
「〜するべき」「〜するように」 で通用する場合がおおい。
b 主観的、感情的判断を述べる場合の that
節の中で使われる。
「〜するなんて」「〜だとは」のような意味になることが多い。
c 意外性など疑問詞とともに用いられる
「〜するなんて」「〜だとは」のような意味になることが多い。
これらは、供に使われる形容詞、名詞、動詞がほぼ決まっています。
ただし、少しだけ注意点があります。ここで使われる
should はニュアンスが少し
違ってはきても、使う必要のないものがあります。
また、省略できるものがあります。省略出来る場合は、残った文は、仮定法現在になります。
仮定法現在は僕もよくわかりませんが、使われる動詞が 原型 となるので注意しなければなりません。
しかし、should が省略されたと思えば、残るのは原型なわけですから、そう考えれば難しいことはありま
せん。
5 仮定法で用いて、「万一」の意味で使われます。今日はこれは省略します。
6 控えめな言い方(婉曲用法)があります。これも仮定法のところで説明したはず ですので、今日は
省略します。
7 疑問詞などとともに、驚きなどの感情を表します。反語的疑問文そして感嘆文など
になります。
-------------------------------------------------------------
2 1は省略します。
Before we make a decision, we should think
over the problem.
You should go to see the doctor as you
seem to have a fever.
You shouldn't spend your money on such
fake picture.
なお、should have done で「〜するべきだった」の意味になります。
これは、するべきだったが、しなかった、と言う意味を含みます。
参考 must have done で、should have done
の強い意味を表そうとするのは間違い
です。must have done が「〜しなければいけなかった」の意味で使われることは、まずありません。
-----------------------------------------------------------
3 「〜のはず」は must があまりにも有名ですが、should
はそれより弱い意味で
「〜のはず」「きっと〜だろう」の意味で使われますが、意味する時間に少しずれ があるので
注意してください。〜のはずだ、〜に違いない、の
must は現在の状態や現在進行中のもの、そして
must have done で過去の行為に対して〜のはず、〜にちがいない、と 言うのに対して、should
の
方は意味上は現在および未来の意味に対して「〜のはず」「きっと〜だろう」、should
have done で
「〜したはず」の意味で使われます。
状況から推測して、推量する対象が実際にあるか (あったかは)関係無しに 〜なはず、きっと〜
だろう、としているので、単なる推量で、時に関係なしに使えるわけです。
They told me that they would come by air;
They should arrive at the air port
early tomorrow morning.
推量の対象は 到着したかどうかです。でも、未だ到着し ていないわけですから、単なる推量に
過ぎません。
これを、They must arrive 〜 で 着くに違いないと言う意味にはできません。
なぜなら、動作が未だおこなわれていないわけですから、到着したと信ずる対象その
ものが存在していません。
He earns much moeny. He shouldn't be badly
off.
Since you registered for our club, you
should receive a letter from us
in a week or so.
-----------------------------------
should have done で「〜したはず」の意味で使われます。「べき」も一緒に出て
きますので、注意しながら読んでください。must
have done との比較も同時に勉強します。
He should have finished the task this morning.
朝のうちに仕事はおわっているはずだ。(過去の推量)
He should have finished the task this mornig.
He had much trouble in the
afternoon class. (過去の必要・義務)するべきだった(のにしなかった。)
He must have finised the task by noon if
he wants to go out this afternoon/
午後に出掛けたいのなら、昼には仕事をおわっていなければならない。(未来の義務)
He must have finised the task yesterday.
His presentation to the borad this
morning was wonderful. したに違いない(過去の断定的推量)
must have done は 「〜していなければならない」「し終わっていなければならない」
という未来の意味の必要・義務の用法と「「〜したはずだ」「〜したに違いない」の
過去の推量の用法があり、
should have done の方は「〜するべきだった(のにしなかった)」と「〜したはず」
の二つの用法があり、ともに過去を表しているのが違うところです。
普通、助動詞で過去をあらわすときは、大抵の場合 現在完了を代用するのが普通です が、
もともと現在完了は完了の意味もあるわけで、should
have done のhave done が 過去の代用として
なのか 本来の意味の 完了 として使われているからは、不明になります。
だから、当然、「〜したはず」だけでなく「〜してしまったはず」の場合もあり得るはずです。
先ほどの説明とごちゃ混ぜにならないように注意してください。
ともに過去なので、「〜するべきだった(のにしなかった)」なのか「〜したはず」なのかどちらの意味で
使っているかは全くわからないのが普通です。
あくまでも、前後関係で判断するしかありません。
should have done はさらに仮定法過去完了としても用いられます。
----------------------------------------------------
4 should 特有の文型に使われます。
It 〜形容詞(名詞)〜that 〜should または、 I
〜that 〜 should
などの文型になることが多いです. ここで使われる形容詞あるいは名詞あるいは動詞は、だいた
い特定されますから、ある程度は覚えたほうがいいでしょう 。また、話者の主観、気持ちを理解する
必要があります。
覚えやすいように整理して下に示してみます。
A:驚きや悲しみなどの感情などを表し、主語がIの場合と
It
場合とがあります。
a: I am surprised that 〜should 〜
b: It is surprising that 〜should
a で主語が I なのは、この文型が話者の主観や感情を表す文だからです。
他の主語が使われることはまずないと思われます。
ここで使われる should は使わなくてもかまいませんが、ニュアンスは少し 違ってきます。
省略ではないので、動詞は原形ではありません。
しかし、これも少しだけ仮定法の影響を残しています。
It is surprising that she should have said
such a thing.
そんなことを言ったなんて驚きだ。= I am
surprised that you should 〜.
should があることによって、そんなことを言うような人ではないのに、そんなことを言って・・・のように、
話者が考えていることとは違った事実に驚いていることになります。
そんなことを言う人ではない、という気持ちが仮定法の気持ちが含まれています。
だから、should は話者の感情が込められた表現と言える訳です。should
を使わないで
It is surprising that she saod such
a thing. でも構いません。
これは、事実を述べてそれが驚きだと言っているだけです。気持ちがこめられていません。
これに使われる形容詞や名詞は次のようなものです。
absurd,curious,fortunate,logical,natural,odd
,queer,regrettable, ridiculous,strange
,unfortunate ,alarming,amazing,astonishing,
disappointing , frightening,shocking,surprising
,
a pity,a shame
B:a:提案・勧告・要求などをあらわします。
例:I suggest that 〜
should
主語は I 以外もありえます。
advise,ask,demand,insist,move,propose,recomend,request,require,suggest
などの語とともに that 節で should が使われます。
b: 必要、重要性 妥当性 などを表します
。
例:It is necessary that 〜 should
advisable,compulsory,crucial,desirable,essential,fair,imperative.
important,necessary,proper,vital
これは A の中に入れてもいいかと思われますが、意味が少し違います。
こちらは、感情的なものというより、物事の判断を要するものです。
もう一つ大きな違いがあります。それは、should
を省略したものが仮定法現在だからです。
その点、A に入れるわけにはいきません。should
を省略したあとの動詞は原形です。
これが、いわゆる仮定法現在と言われるものですが、私には、あまりよくわかりません。
It is necessary that you should dress
up at the party tomorrow.
明日の パーティには 正装していく必要があります。
話者の考えている正しい正装しているありさまを自分の頭の中で想定しています。
要するにこれが仮定法現在というものらしいです。
上の例文は
It is necessary that you dress up at the
party tomorrow.
dress は原形です。この場合はわからないですが、もし、主語が he
だったら、
It is necessary that he dress up
at the party tomorrow.
となり、あれ、変だな、と思うはずです。でも、その理由はもうわかりますね。
he dresses up 〜 となることがないので注意してください。
どの場合も ともに使われる形容詞や名詞の意味がそれぞれのグループの中で関係ある 一定の
意味のものであることがわかります。
例文はあまり載せられませんでしたが、文法書などで見つけて自分なりに考えてみてください。
--------------------------------------------------------------
7 5,6は省略します。
驚きの should 感情の should と言われるだけのことはあります。
ただの驚きに感情を込めた言い方と言うことになります。
多くは反語的に用いて強調しています。
How should I know the accident ?
I was not there.
どうして知るはずがあろうか。知っているはずはない。そこにいなかったんだから。
I don't see the reason why I should
go.
Who should I see but Mr. Tanaka.
誰にあったとおもう? なんと、田中さんに会ったよ。