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青い直線

言葉は記憶の彼方へ(お行1頁目:おあ〜おお)

青い直線
  1. おあし(お足)
  2. オイゲノール
  3. 老竹色
  4. オイルストーン
  5. 黄鉛
  6. 嘔吐中枢
  7. お会式
  8. 黄熱病
  9. 黄変米
  10. 逢魔が時
  11. 青梅綿
  12. 黄燐マッチ
  13. 大田区
  14. オオチョウバエ
  15. 大風呂敷
  16. オオムラサキ
青い直線

おあし(お足)

寛永通宝(かんえいつうほう)のなかには、足尾銅山(あしおどうざん)で産出した銅で鋳造したので、裏に”足”と刻まれているものがある。それにちなんで、銅銭のことを”おあし”と言った。足尾銅山の跡は、緑化運動にもかかわらず、いまだに残っている。(2007.4〜11)

オイゲノール

eugenol、C1012。フェノール系芳香物質のなかまで、刺激のある快い香りがある。クローブ、ローリエ、シナモンなどの精油(エッセンシャル・オイル)に含まれる。オイゲノールは、”マタタビの実”にも含まれ、ネコに加えて、クサカゲロウのオスが誘引される。

”マタタビの実”というのは、実は、果実ではなく、マタタビミタマバエが産卵してできた虫こぶ、”マタタビフクレフシ”のこと。関連事項:没食子酸

メチレンジオキシメタンフェタミン(略称:MDMA、通称:エクスタシー、覚醒剤 を参照のこと)の密造に使われることもある。(2008.08.02)

老竹色

おいたけいろ。年を経た竹の幹の色のような鈍い緑色。若竹色も参照のこと。
HTML color code:769164。(2008.07.24)

オイルストーン

油砥石(あぶらといし)ともいう。米国ノートン社のものが有名。釣り針の先や、微細な手術に使う器具を研ぐのに使う。(2007.4〜11)

黄鉛

おうえん。クロム酸鉛のみからなる黄色顔料。コストも品質も優れていたが鉛の化合物なので、使われることは少ない。クロムイエローとも呼ばれる。中国製のおもちゃなどから、頻繁に鉛が検出されるのは、黄鉛をまだ使っているせいではないのか。証拠はないが。
HTML color code:ffcb05。(2008.08.29)

嘔吐中枢

おうとちゅうすう。脳幹に存在し、ここが興奮すると嘔吐する。嘔吐は内臓反射。嘔吐中枢の興奮は、咽頭の機械的刺激の受容器、胃と十二指腸に存在する張力の受容器と化学的刺激の受容器、延髄の化学受容器、内耳の動揺を感知する受容器への刺激を受けるとその情報が伝わって起こる。

頭を打って吐き気を感じたら、即、119番。(2009.09.11)

お会式

おえしき。日蓮上人の入滅(にゅうめつ)した10月13日前後に、日蓮宗の寺で行われる。信者の講中(こうちゅう)が、白装束で、団扇太鼓(うちわだいこ)を打ち鳴らしながら寺へ向かう。先頭には万灯(まんとう)をかかげる。万灯は発電機を電源にして、派手に照明している。整然と進む講は暗い雰囲気だが、町内会のグループなどは、女装して、胸にはあんパンをふたつ入れ、団扇太鼓の替わりにフライパンを叩くなど、やかましい青少年も紛れ込んでいる。

寺へ向かうとき、お参りをするとき、帰るときで、団扇太鼓の叩き方は違う。

東京では、ススキミミズクの南池袋の鬼子母神と、上人が入滅したと伝えられ、多くの塔頭のある池上本門寺のそれの規模が大きい。夜に行われ、最後の講が到着するのは夜中になるので、お会式を知らない人が多い。秋も深まると、どこかしらの日蓮宗の寺でお会式があるので、土曜日は毎週のように団扇太鼓の音が聞こえる。(2007.12.11)

黄熱病

ネッタイシマカの媒介する黄熱病ウイルスによる感染症。野口英世は黄熱病の原因菌の研究で有名だが、当時は、ウイルスの存在は知られておらず、電子顕微鏡もなかった。1950年代中頃でも、ウイルスという言葉は一般的でなく、”濾過性病原体(ろかせいびょうげんたい)”と呼ばれていた。(2007.4〜11)

黄変米

おうへんまい。米の保存が悪いと、マイコトキシンという毒素をつくりだすカビが生えることがある。これを黄変米という。マイコトキシンの中でも、アフラトキシンには強い毒性と発ガン性があるので特に危険である。日本では、戦後の食糧難時代に輸入された米に混じっていて問題になったことがある。中国では黄変米を漂白して売っている(所謂、民工米)ことがあるそうなので、米を購入するときは要注意。(2007.4〜11)

逢魔が時

おうまがどき。昼は神が、夜は妖怪が跋扈(ばっこ)する。日が暮れると、照明の貧弱だった当時は、鼻を摘まれてもわからなかった。この時間には、魔物に逢うことがあるという言い伝え。現代では、交通事故の多発する時間帯。(2007.4〜11)

青梅綿

おうめわた。脱脂していない黄色味のある腰の強い綿。江戸時代から生産され、織物としては、”青梅夜具地”が有名で、名前だけは、青梅綿とともに普通名詞として残っている。使用感がとても良いらしい。

約50年前、狭山茶で有名な瑞穂町の一角に綿畑があるのを見た記憶がある。青梅は扇状地のてっぺんに当たるところで、畑などはほとんどない。瑞穂町は、その下流に位置していて、扇状地の真っただ中にある。青梅綿と関係あるかどうか不明。

用途

脱脂していない羊毛にアイスランドウールがある。青梅綿と同様に防水性に優れている。この羊毛で編んだセーターを”漁師のセーター”と呼んでいたらしい。(2008.05.15)

黄燐マッチ

おうりんまっち。製造禁止なので、死語になった。リンの同素体である黄リンが発火成分のマッチ。ザラザラしたものにこすりつけると発火した。黄リンは白リンの表面が変性したもので、白リンは猛毒、かつ、発火性の高い物質である。従って、健康被害や発火事故が問題になり、1906年欧米で禁止になり、日本も1921年に製造禁止になった。

代わって登場したのが、硫化燐(りゅうかりん)マッチで、これもどんなものでこすっても発火した。しかし、強くこすらないと発火しないので、軸が丈夫になっていた。小学生の頃、火遊びにつかっていたのはこのマッチであったが、”黄燐マッチ”と呼んでいた。(2007.4〜11)

大田区

1947年森区と蒲区が合併して生まれた。(2007.4〜11)

オオチョウバエ

ハエというよりは、カ(蚊)に近い昆虫。体長4mmくらいで、体はやわらかく、羽の幅が広い。幼虫は極めて不潔な下水管の中などに生息する。伝染病を媒介するわけではないが、家の中で見かけたら、汚水に直接さらされている可能性があるので要注意。チョウトンボも参照のこと。(2008.04.07)

大風呂敷

おおぶろしき。大風呂敷にはふたつの意味がある。

  1. ”大風呂敷を広げる。”のように、できそうもない大げさなことを言い立てること。
  2. 大きな風呂敷。

わが家には、ほぼ正方形で、4畳半くらいの大風呂敷がある。持つと、ずっしりと重い。すでに会期を過ぎているが、国立民族学博物館の特別展「世界大風呂敷展」2002年10月3日(木)〜2003年1月14日(火)に、出品できそうな逸品。(2007.4〜11)

オオムラサキ

タテハチョウ科に属する飛びきり大型の蝶。終令幼虫も図抜けて大きいが、成虫、特に、メスでは胴の太さは赤ん坊の小指ほどもある。各地で見られ、成虫は夏に出現し、牛糞やクヌギの樹液に集まる。かなり高い所を素早く飛ぶ。何かに驚いたときなど、半端ではないスピードを出す。産卵は夏で、幼虫はエノキの葉を食べ、落ち葉の中などで越冬し、春になると再びエノキの葉を食べて成長する。

1957年、日本昆虫学会で日本の国蝶として選ばれた。”国蝶”ということで、各地に保護をしたり、人工繁殖をおこなっている団体があるが、大型で派手な模様ではあるが、ありふれた蝶で、特に保護する必要があるのだろうか。国鳥も参照のこと。

ツツジにもオオムラサキという品種がある。同じタテハチョウ科には、コムラサキという美しい蝶がいて、こちらは見る角度によって羽の光沢が変化する。(2008.07.19)

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