鋲接と溶接
船体は一枚の鋼材で一体整形できるものではなく、複数の部材をつなぎ合わせることが必要となる。
鋲接
鋼鈑同士を鋲でとめる方式。
鋲はリベットとも言う。
単純に重ね合わせるものと、裏当てにより、ノリ面を均一にするものとある。
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リベットの頭が外板から飛び出していると抵抗が増すため、平頭リベットが用いられることがある。
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戦艦武蔵 リベッター
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八九式中戦車 砲塔の鋲接
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溶接
鋼鈑同士を溶接材でつなぐ方式。
鋲接方式に比べて、鋼鈑の無駄が無い。
開発途上の初期には、鋲接に比べて強度性に問題も多かったが、現在ではきちんとした工程管理の下では、一体の鋼鈑と同じ強度も得られる。
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上げ底溶接。
溶接材や溶接のコストも工期も馬鹿にならないので、接続部に板をはめて上げ底にして節約する場合がある。
もちろん、実際の接続部分が少なくなる分強度性も劣る。
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電気溶接/アーク溶接と、ガス溶接がある。
電気溶接/アーク溶接は、溶材に荷電し、鉄板にアースした状態で、アーク放電による加熱で溶材を溶かして接合するもの。溶接作業で火花が散るのはこれ。
きれいに溶接するにはかなりの熟練を要する。
ガス溶接は、アセチレンと酸素によるバーナーによる加熱で溶材を溶かして接合するもの。
比較的練度を要さずに綺麗に溶接できるが、アセチレンと酸素を使用するため取り扱いには資格を必要とする。
電気溶接/アーク溶接 機材
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ガス溶接 機材
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アーク溶接機
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参考
⇒船のできるまで
⇒鋲接と溶接
新規作成日:2007年1月8日/最終更新日:2009年10月18日