ロケット
ロケットは、日本では無誘導の飛翔体や、宇宙ロケットなどを指している。
元来は、推進方式を言うもので、ロシアでは、戦略ロケット軍などと称する。
大型のロケットは、多段式である。
これは、燃焼済みの推進器を放棄し、有効重量の軽量化を図るものである。
固体燃料ロケット
固体燃料は、火薬を成型したもので、成分の品質が維持されている期間内は、いつでも直ちに使用できる。
発火後は燃焼するのみで出力の調整や停止などは出来ない。
燃焼は、大気を使用するため、大気圏内でしか使用できない。
日本の宇宙ロケット(ブースター)の場合は約3年とされている。
軍用ロケット、ロケット弾のほとんどは、固体燃料式である。
打ち上げ際の、補助ロケット/ブースターロケットであるが、ぶっちゃけ、メインエンジン以外は全て補助じゃあないかと。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)によれば、ブースターロケットは打ち上げるために必須のなのに対し、補助ロケットは打上げ能力を増やすためのロケットとされている。
固体燃料ロケット
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ボフォース対潜ロケット弾
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液体燃料ロケット
水素やケロシンを燃料とし、搭載する酸素により燃焼させることによって、空気のないところでも推力を得ることが出来る。
発火後も燃料供給の調整が可能で、出力の調整や停止なども可能である。
燃焼は、搭載している液体酸素を使用するため、大気圏外でも使用できる。
最近の液体燃料は、超低温の液体酸素などを使用するため、発射直前にロケットの燃料タンクに注入することから、発射までに準備時間が必要である。
H2系のロケットでは、約6時間程度必要という。
北朝鮮のミサイル実験の兆候というのは、こういった作業を観測するものである。
また、発射が延期となった場合は、一旦注入した燃料を、抜き取ってタンクに回収する。
超低温の液体燃料は、地上施設の燃料タンクなどの施設では十分に冷却されているため気化する量は極めて少ないが、ロケットの燃料タンクは冷却装置は重量の関係から十分ではなく、気化する量も多いので、発射時刻が延期になる場合、燃料を注入し続ける必要がある。
宇宙ロケット発射時に、ロケット本体からパラパラ剥がれ落ちているのは氷で、搭載している超低温の液体酸素によって氷結された外気の氷の塊である。
液体燃料ロケット
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H2ロケット
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LE7 推進器
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サターンV型ロケット
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クラスターロケット
多数のエンジンを束ねる方式。
大型大出力のロケットエンジンの開発には多大のコストと期間を要するが、開発済みのロケットを複数束ねて使用すれば、比較的簡単に信頼性の高い高出力がえられる。
ただ、各エンジンの出力制御の統制が複雑で、限界もある。
すなわち、束ねたうちの一基のみが頑張りすぎたりサボりすぎると、まっすぐに進まない。
参考
⇒ ミサイル
⇒ 人工衛星
⇒ ロケット
新規作成日:2007年3月9日/最終更新日:2007年4月23日