人工衛星

衛星の種類

通信衛星
地上との通信中継のための静止衛星。 データ中継技術衛星こだま、静止放送衛星ゆり、などがある。


偵察衛星
敵国、基地の情報収集のための軍事衛星。
当初は撮影後地上回収してフィルムを回収していたが、現代では基本的に通信で受信する。
わが国の情報収集衛星も偵察衛星の部類に入る。


気象衛星
地表の気象観測のための静止衛星。
静止気象衛星ひまわり、などがある。


観測衛星
地表の観測のための周回衛星。
ランドサットが有名。
測地観測衛星あじさい、ALOS陸域観測技術衛星だいち、などがある。


科学衛星
宇宙空間での各種実験や、他の星の観測などを行うもの。


衛星軌道

静止衛星
通信衛星、気象衛星等に使用される。
赤道上の静止軌道上に、地球の自転に合わせて動くことにより、地表面に対して静止するもの。
Pict_0937.

周回衛星
偵察衛星、観測衛星などに使用される。
地球の極軌道上を動くことにより、全周を走査するもの。
衛星が単純に南北に周回した場合、地球が自転しているため、斜めに走査する事になる。
Pict_0938. Pict_0972a.

これをきっちり南北に走査するためには、周回の軸を傾ける必要がある。
Pict_0973a. Pict_0973b. Pict_0972b.

打ち上げ

打ち上げには宇宙ロケットが使用される。
この場合、地球の自転による遠心力を利用して、推進能力を高めるため、赤道に近い位置から、地球の自転方向(東方)に向けて発射される。
日本では、種子島宇宙センターから発射されるが、ヨーロッパでは、可動式の海上基地から発射されるものもある。


参考
偵察衛星
CIC 戦闘情報センター
アンテナ
電波の種類
衛星通信
GPS
ロケット
人工衛星




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新規作成日:2007年3月9日/最終更新日:2007年5月14日