衛星通信
衛星通信
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インマルサット INMARSAT
「国際海事衛星機構に関する条約」により1979年に設立された国際海事衛星機構(IMSO: International Maritime Satellite Organization)を母体とする国際衛星通信事業者。
また、同社の提供する衛星通信サービスを言う。
1979年に、海上の安全を確保するため静止衛星を利用した移動体通信を提供するため「国際海事衛星機構(インマルサット)に関する条約」により、国際海事衛星機構 (INMARSAT: International Maritime Satellite Organization)として設立された
1994年12月には、陸上・航空機へもサービスを拡大したため国際機関の名称を国際移動通信衛星機構 (International Mobile Satellite Organization)に変更された。
1999年4月には、独自の衛星を所有する民間企業の移動体通信への参入に対応するため、イギリスの会社法により設立されたInmarsat Ltd.など各国の民間企業に事業部門を移管した。
インマルサットは、赤道上空35,786kmの軌道上に静止する4機(太平洋上に1基、インド洋上に1基、大西洋上に2基)配置された静止衛星を通じて提供される電話、テレックス、データ通信サービスである。
北緯70度および南緯70度よりも南北の極に近い地域はインマルサット衛星と通信できないためサービスエリアには含まれていないが、それ以外の陸上および海洋上がサービスエリアとなっている。
インマルサットサービスを受けるために必要な端末は、従来は船舶向けの大型端末が主流であったが、航空機内で通話やデータ通信を実現する「インマルサット・エアロシステム」や、報道関係者、登山家等が利用できる程度(重量2.3kg)にまで小型軽量化された「インマルサット・ミニMシステム」がある。
インマルサット衛星を通じて、地上設備設備(端末)と音声通話、FAX通信、データ通信、テレックス等を送受信することができるというもの。
地上設備とは、船舶電話、陸上可搬電話、航空機電話などの設備(端末)がある。
日本では、KDDIがサービス提供事業者となり、(株)KDDモバイル(KMI)が無線設備(端末)の販売・レンタルならびに、電波免許申請代行などを行っている。
現在、KMIが主に取り扱っている小型軽量のインマルサットミニM設備(端末)は、全世界で約6万台以上普及している。
Inmarsat-3
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衛星位置と範囲
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インマルサット アンテナ
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通信衛星スーパーバード
通信衛星スーパーバードは、当初、旧・宇宙通信(株)が保有、運用し、経営統合により、スカパーJSAT株式会社に引き継がれた高性能通信衛星。
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■スーパーバードA号機の主要諸元
軌道位置: 東経158度
打上げ日: 1992年12月2日(日本時間)
衛星バス: SS/L FS1300(三軸安定方式)
打ち上げ重量: 約2,800kg
周波数帯: Kuバンド、Kaバンド
日本列島すべてと、台湾や韓国など近隣諸国もカバーしている。
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■スーパーバードB2号機の主要諸元
軌道位置: 東経162度
打上げ日: 2000年2月18日(日本時間)
衛星バス: Boeing 601HP型(三軸安定方式)
打ち上げ重量: 約4,100kg
周波数帯: Kuバンド
日本列島すべてと小笠原のほか、可動ビームによりアジア地域のうち特定地域をカバーしている。
スーパーバードB号機の後継器として打上げられました。
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■スーパーバードC号機の主要諸元
軌道位置: 東経144度
打上げ日: 1997年7月28日(日本時間)
衛星バス: Boeing 601型(三軸安定方式)
打ち上げ重量: 約3,100kg
周波数帯: Kuバンド
日本列島すべてと小笠原のほか、インドを含む東南アジアを中心としたアジア太平洋地域をカバーしている。
後継機として、スーパーバード7号機が、2008年8月15日に打ち上げられ、初めて国産の三菱電機株式会社製となった。
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■スーパーバードC2号機の主要諸元
軌道位置: 東経144度
打上げ日: 2008年8月15日(日本時間)
衛星バス: DS2000型(三軸安定方式)
周波数帯: Kuバンド
日本列島すべてと小笠原のほか、インドを含む東南アジアを中心としたアジア太平洋地域をカバーしている。
スーパーバードC号機の後継機として、打ち上げられた、スーパーバード7号機で、初めて国産の三菱電機株式会社製となった。
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■スーパーバードD号機の主要諸元
軌道位置: 東経110度
打上げ日: 2000年10月7日(日本時間)
衛星バス: A2100AX型(三軸安定方式)
打ち上げ重量: 約3,530kg
周波数帯: Kuバンド
日本列島すべてと小笠原をカバーしている。
BS衛星と同じ東経110度に位置し、同じ円偏波を採用。次期CS放送サービスや、双方向高機能通信サービスでの利用が可能。
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スーパーバード6号機
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Kuバンドとは、10.6〜15.7GHzの周波数帯をいう。
一般的に、通信衛星から地上へ送るのに12.25〜12.75GHzの電波を、地上から通信衛星へ送るのに14.0〜14.5GHzの電波を使用している。
スーパーバード アンテナ (Xバンド用)
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スーパーバード アンテナ (Xバンド/Kuバンド兼用)
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スーパーバード アンテナ (Kuバンド用)
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フリーサット FLEETSAT
米国海軍の偵察通信衛星
FLTSATCOM WSC-3 System UHF
海上自衛隊でも使用している。
フリーサットをFreesat と表記しているものもあるようだ。
フリーサット衛星
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フリーサット アンテナ OE82
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フリーサット アンテナ USC-42
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米軍の衛星通信アンテナ
WSC-6 System SHF
AN/WSC-6 アンテナ
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WSC-8 System SHF
AN/WSC-8(V) アンテナ
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USC-38 System EHF
USC-38 アンテナ
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衛星通信アンテナ
GNSSアンテナ
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衛星通信アンテナ
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衛星軌道
静止衛星
通信衛星、気象衛星等に使用される。
赤道上の静止軌道上に、地球の自転に合わせて動くことにより、静止するもの。
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周波数帯表
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参考
⇒ 電子兵器
⇒ 電波の種類
⇒ 偵察衛星
⇒ CIC 戦闘情報センター
⇒ アンテナ
⇒ 人工衛星
⇒ 船舶無線の歴史
⇒ 艦隊通信
⇒ 衛星通信
⇒ CEC 共同交戦能力
新規作成日:2006年12月10日/最終更新日:2009年4月30日