Nikon Capture Camera Control
Nikon Capture 4 には、カメラをパソコンでコントロールする、「カメラコントロール」機能がある。
基本的には、スタジオ撮影などでの機能だが、カメラの各種設定なども可能である。
撮影した画像は、カメラ側のコンパクトフラッシュを経由せず、ダウンロードオプションで指定した、パソコン側に直接格納される。
従って、カメラ側のファイル名規則や連番機能とは独立して、格納される。
Nikon Capture Camera Control では、以下のような機能がある。
尚、使用するカメラ(D1,D2,D100など)によって若干異なる。
2004.3.3 D70 と COOLPIX8700 にも対応された。(Nikon Capture Ver.4.1.0で追加された機能)
- ダウンロードオプション
撮影画像の格納フォルダ、ファイル名、などを制御する。
- 「露出1」「露出2」「保存」「ドライブ」「処理」。
- 「露出1」
露出モード、シャッタースピード、絞り、露出補正、調光補正、プログラムシフト、などを制御する。
D100の場合、露出モードは、カメラ本体で設定する。
- 「露出2」
フォーカスエリア、測光モード、シンクロモード、感度、ホワイトバランス、などを制御する。
- 「保存」
ファイルフォーマット、圧縮、カラー、画像サイズ、などを制御する。
- 「ドライブ」
動作モード、AFエリアモード、フォーカスモード(表示のみ)、レンズ(表示のみ)、メインバッテリーレベル(表示のみ)、などを制御する。
- 「処理」
輪郭強調、階調補正、カラー補正、色合い調整、ノイズリダクション、などを制御する。
- LCD表示
カメラのファインダー内表示と同様の情報が表示される。
- AF&撮影、撮影
パソコン側からのシャッター制御が行える。
半押しという動作はできない。
- カスタムセッティング
カメラ側での各種モードのセットが行える。
- 日時設定
「現時刻を使用する」+「セット」により、パソコンの時刻をセットできる。
- 階調補正テーブル編集
D100導入当初、かなりアンダー露出と思っていたが、その後の結論で言うと、D100の場合、階調を落として記録し、データ処理で調整する幅を確保している傾向があるようである。
従って、露出補正により+補正を強化すると白飛びするので、階調補正テーブルにより、トーンカーブを修正したものを「ユーザーカスタム」として使用すると良いようだ。
- ホワイトバランス微調整
- ホワイトバランス測定
- 画像コメントを編集
カメラ側でも可能だが、ここではキーボード入力で簡単に設定できる。
- 自動保存
撮影画像の処理方式を制御する。
撮影画像とは別に、格納フォルダ、ファイル名、などを指定して格納することも可能だ。
撮影画像を、Nikon Capture Editor で設定した処理も可能なようだ。
- インターバル撮影
- 「画像」
読み込み画像を、右または左に90度回転させて格納することができる。
- 「設定」カメラ設定の読み込み、保存
カメラコントロールで設定している内容を、ファイルに保存、再利用できる。
⇒Nikon Capture 4
⇒デジカメ(D100)導入
⇒デジカメ(D100)試行結果
⇒デジカメ(D100)RAW
⇒デジタル写真の品質
⇒画像の補正
⇒デジカメの機能(設定)の色々
なお、Nikon Capture 4 の使用解説は、デジタルカメラマガジン2003年11月号別冊付録「Nikon Capture 4 活用ハンドブック」に詳細が解説されている。
新規作成日:2004年1月29日/最終更新日:2004年3月8日