白鳥農場便り(1)
2000〜2001年

現在の便り2008〜2009年
過去の便り2006〜2007年 2004〜2005年 2002〜2003年 
  トップヘ

2001年12月1日

私の祖母 年齢99才で町一番の長寿者でしたけれど、老衰ということで11月3日朝、家

族みんなにみとどけながら永遠の眠りにつきました。

その後、作業場(乾燥調整施設)の増設のため工事が20日から始まっており、あわただし

く日々が過ぎております。工事は一月一杯くらいかかりそうです。
2001年6月15日
 
平年並みに梅雨入りしてから一週間たち、肌寒い日が続いています。

稲の生育は田植え直後の好天にめぐまれ、旺盛な生育をたどっています。(生育前期に

良すぎることも、あまり良いことではありません。)無農薬栽培に一部取り組んでいるわけ

ですが、雑草対策が一番の問題点になるわけで、私は米ヌカを田植え後一週間で散布す

る方法を取りましたが、一部の田圃では多く発生してしまい、対策として除草機を押した後

妻と手取りを行っております。

 腰を伸ばすことのできないくらい、かがみぱっなしのところもあり、昔に戻ったやり方と懐

かしさを通り越して苦痛を感じています。農薬が使えないということは大変手間のかかるこ

とで、むしろ稲の生育障害にもなりかねず、良い品を生産出来なくなることにもなるので充

分に気をつけなくてはなりません。無農薬栽培の田圃には、微生物や虫が多く発生し、今

朝早く田圃にいったら、私の田圃だけツバメが多く飛んでおり感心しました。
2001年5月15日

 近くの田圃では、ほとんどの田植えが終わり、一面に水が張り巡らされ、その水に朝から

夕方にかけてのさまざまな陽が反射して、いろいろな光景がかもしだされております。

 我家の今年の田植えは例年通り4日から始まりました。今年は、三・四月の雨が記録的

に少なく、5月に入ってからも強い雨は一日だけでした。長男は大学4年なので田植え期

間中は手伝ってくれていますし、毎年大阪のおじさんも定年退職後、手伝いに来てくれる

ので助かっています。

 そんな中、水不足もなく、好天に恵まれこととあわせて、予想以上に作業は順調に進み

ました。このままいけば16日頃には田植え完了すると思います。
2001年4月14日

こちらでは、桜の開花がちょうど始まったばかりです。

稲の苗は主に父母に管理してもらっています。4月の始めに播いたものは今年は天候も

いいので順調に育っており、ハウスの中は緑の芝草をしきつめたようになっており、早朝

に起きて、ハスス内に入ると気持ちがよく、やすらぎます。

田植え予定を5月3日頃と目標にして「田圃」の作業を行っております。有機質100%の

肥料、微生物質の散布や畦塗り、用排水路の整備などなどしているところです。
2001年3月15日

平年ですと残雪は、ほとんどなくなっているのですが、今年は一月に降った大雪がまだと

ころどころに残っており水田やハウス作業にはまだ支障をきたしております。

これからは、種もみの準備ということで、一番最初の作業ですが、病気のない大きな種を

選ぶために、大きな網目(2.1ミリ)を通し、比重1.14(生たまごが浮かぶ)塩水で沈ん

だものを使用します。それを農薬を使用しない種子消毒法として60度の湯に10分間つけ

てから、それから冷水に約二週間つけておきます。3日に一度水を交換はします。
2001年1月15日

新年あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

 こちらでは、昨年の暮れから、これまで私が体験したことのないくらい、大雪が降りびっく

りしていると共に除雪等たいへんな思いをしております。

 寒さも今が一番きびしく、雪もあまり溶けておらず、屋根には40センチくらい積もっており

ます。我が家では、今の時期が一番余暇のとれる時で今年の作付計画についてとか、勉

強会等を開き、また研修会に参加して取り組みについて考えております。

 また、妻は前からスポーツクラブに行って、体力トレーニングを行っているのですが、私も

今月からやっと始め、良い汗をかいております。冬のうちから春にむけて体をきたえておき

たいと思っております。
2000年11月15日

 紅葉もほとんど終わりをつげようとしているころ、眠っていて寒さを感じるなと思い、

朝起きると、霜が強くふっていました。田圃に出ってみると、遠くに見える栗駒山には

初冠雪がみられました。

 昨年より農水省のガイドラインにもとずく、県の栽培認証やとう精認証を、また今年よ

り米食味鑑定士の資格も取り、みなさまに安心して食べていただけるよう取り組んでい

ます。
2000年10月1日

 稲刈りを平年より20日も早く、9月1日から始めました。

私が米作りを初めてから、こんなに早く、稲刈りをしたことはありません。毎年異常気象

があたりまえのようです。心配された品質は特に問題なく、上々の出来具合となってお

り、収穫量も若干多く、ほっとしているところです。天候のせいか、米が若干かためにな

っており、新米だからといって水をひかえることはないようですので、好みにより調整し

て下さい。
2000年8月1日

  九州、四国からは新米の便りが聞かれております。

  稲の生育は春(田植え)からの好天続きで、これまでにない早さの生育状況で早い

ところでは、7月20日頃より出穂が始まり平年と比べて2週間も早まっております。稲の

生育が早まっているからといって、けっして良い分けではありません。暑い時期なので虫

や病気の発生が心配されますし、夜温が高いと実り具合も悪くなります。きめ細かな管

理で対応しているところです。

  稲刈りも9月上旬には始まると思われますので、その準備にまけないように思って

いるところです。
2000年7月15日

 梅雨入りも平年並みに始まったものの、昨年同様今のところから、から梅雨状態で

高温多照で、稲の生育も平年と比べて一週間くらい進んでいます。

 今の一週間ということは、秋の刈り取りは2週間早まるということになります。

病気はたいへん少なくてよいのですが、昨年以上にカメムシの大発生が心配されてお

ります。カメムシに米粒の養分を吸われると、米粒に黒い斑点ができ、大変見た目が

悪くなります。殺虫剤は使用しないので大発生しないことを祈っています。

また好天続きのため雨が少ないので、水不足も心配になってきました。

ときどき、雷雨でも降ってほしいものです。
2000年6月15日

 庭のサツキも我家では、今が満開でこれまでにない美しさに感動しています。田植え

を完了して、早一ヶ月が過ぎました。田植え後の天候も良かったので、稲も順調な生

育をたどっています。梅雨入りも平年並みに始まり、田圃にはいろいろな虫も発生し

てきて、稲の葉も食べられ始めております。天気次第で虫の発生も左右されますの

で、多く発生しないことを祈っています。

 こちらでは、今減反の田圃に大豆の播種が盛んに行われており、まもなく麦の収

穫作業に入ります。私は米作り専業なので、減反関係の作業はしておりませんの

で、せっかくの水田に稲を作付けできないのは、大変に残念に思います。
2000年5月
 4月は雨の日が多かったので、田圃はぬかってトラクターの耕紀は大変でした。  育苗ハウスの管理は主に父と母にやってもらいます。全部で4500枚。約一ヶ月ハウスで育ててから植えます。
 一日2haくらい田植えします。今年は大風がふかないので稲の活着は良好です。  田植え期間中、本の取材ということで南らんぼうさんが来訪いたしました。
2000年4月

 4月も中旬に入り、桜の開花を目前にひかえ、3月下旬から、これまでの天候は残り

雪や雨の多い日が続いています。稲作作業のほうは播種を順調に終えて、ハウス内

は緑のジュウタンをしいたように、苗は順調に生育しておりますが、雨が多いため水田が

ぬかって難儀いたしております。今すべき作業の若干の遅れになっておりますが、5月3

3日ごろ田植えスタートと計画して頑張っております。