白鳥農場お米便り(4)
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2007年12月1日

 朝夕の寒さは日増しに強くなり、先月は早くも2回も雪が降り、びっくりしました。

 大豆の収穫が、まだ半分くらい残っているころなので、先行きの天候の不安を感じましたが、その後好天が続いており、刈り取りも順調に進んでいます。収穫は茎などがしっかりと乾燥していないと豆が汚れてしまうので、朝露などが乾いてからでないとできませんので、11時頃から始まり6時頃ぐらいまで行います。
2007年11月1日

 朝夕はめっきり寒くなり、稲刈りの終わった田圃には早くも渡り鳥の雁が飛来してエサをさがしています。8・9月は雨が少なかったので紅葉はすごくきれいな色合いになると思います。

 収穫は10月11日に全て終えることが出来て、ほっとしています。米の出来具合は好天に恵まれたため、収穫量は平年より若干良く、食味においては近年では一番良いものに出来ていますので、十分に味を堪能していただけることと思います。
 これからは大豆のコンバイン刈りが本格的に始まります。今月中に刈り入れが終えればいいなと思っています。
2007年9月1日

 暑い夏も過ぎって、日中は残暑がいくらか残っていますが、このところの朝夕の気温は大変過ごしやすくなってきまして、朝方は気持ちよくて、いつまでも眠っていたくなります。

 先日の台風9号においても大きな被害もなく、ほっといたしました。稲においては収穫を目前にひかえての事でしたが、倒伏が心配されましたが、ほとんどありませんでした。逆をいえば収穫量は少ないのかな?と心配しております。現在台風11号も接近しており心配されておりますが、あまり被害のないことを祈っています。

 稲刈りは18日頃から始めようと準備を進めており、コンバインや乾燥調整施設の点検準備を万全にして行いたいと思っております。
2007年8月1日

 東北地方はまだ梅雨明け宣言されていませんが、7月25日頃より好天が続いているので、実質そのころ明けたのかなと思います。7月中には心配されていた異常低温も長引かず、稲にとっては、ほぼ順調な生育をしてまいりました。これからお盆頃にかけて出穂が始まる時なので、晴天のうちに開花受粉がすんで欲しいと思います。

 7月下旬から8月は各地で夏祭りが行われますが、当地志波姫でも14日行われ、新幹線の駅前では花火大会も行われます。花火の打ち上げ場所は我が家から二キロくらい離れていますが、親友である曽根宅前200メートルのところで自宅前は田圃でなにも障害物の無いところで花火が上がります。10家族くらい集まり、バーベキューをし、飲みながら交友をあたためることが楽しみな年中行事です。
2007年7月1日

 宮城では6月20日頃梅雨入り宣言されましたが、今年はから梅雨といわれるようで、宮城では平年より若干日照量が多いような気がします。

 稲も順調に育っており、今の状況では最高分けつ期といって、一番茎数の多い生育旺盛な時となっております。いったん田圃の水を一定期間おろし(中干しといいます)土を引き締めて、秋作業時ぬからないように、今のうちに排水を良くするために、溝を立てておく作業をこれから一週間で決めたいと思っています。
2007年6月1日

 梅雨入り前にして、初夏のさわやかな風にゆれる若葉の上で、まばゆい光が踊っています。自然は私たちにもフレシュな力を与えてくれます。田植えも好天に恵まれて、順調に進み、昨年同様19日に決まりました。その後ゆっくりする間もなく、大豆の捲種作業に入って最盛期を向かえています。栽培面積も昨年の1.7倍と増え続けており、本格的な梅雨入り前の10日頃までは終わらせたいと思っています。

 これまで三分の一を終えていますが、雨が降った後には田圃がぬかるので作業ができなくなりますので、好天が続いてもらわないと作業は進まないので、梅雨入り前に決めることが大切なのです。
2007年5月15日

 桜の花もほとんど終わり、今は八重桜が色あざやかに咲いており、新緑の若葉香る気持ちの良い時期になりました。

 5月5日から始まった田植えも順調に進んでおり、終盤に入っています。今週中に終えればいいなと思っています。期間中は好天に恵まれて作業は順調に進んでおります。田植機は性能が良く省力化出来る、田植えと同時に除草剤と殺虫剤の2剤を同時に散布できる、新車に取り替えました。オペレーターとして息子が運転していますが、最初のうちは機械になれるまで大変でしたが、次第に調子よくそうさ出来るようになりました。
2007年4月1日

 いよいよ春がやってきます。

 いつもより暖かい冬だったということで、桜前線もだいぶ北上しています。冬は雪も少なく気温も高めだったので、生活や仕事の両面でこんなに過ごしやすいことはなく、助かりました。花の季節はうれしいもので自然と気持ちが明るい陽気になります。

 米作りの作業の方は暖かすぎたということで、播種は平年よりほんの少し遅らせて三日から始めようと思っています。品種もこれまでと同じ「ひとめぼれ」60%「ササニシキ」35%「コシヒカリ」5%の割合です。今年は六千箱(サイズ横60cm縦30cm)に種をまきビニールハウスで約一ヶ月育て、それから田んぼに五月中旬にかけて田植えします。

 我が農場の経営も米作専業から転作(減反)として大豆作を取り入れた二本柱の内容にここ四年間で大きく変わってまいりました。しかし、基本は米作りだと考えております。消費者の皆さんの信用を大切にお米をお届けしてまいなければと深く思っています。 
2007年3月1日

 今年は、本当に暖冬で、生活しやすい状況であり、一月までは雪がほとんど降らず雨だけでしたが、二月に入っても雪が降らず、好天の日が続き田畑はだいぶ乾き、春を十分感じられるようになりました。

 新潟などのスキー場に雪がなく、早くから閉鎖したところも数カ所あることをニュースで聞きました。このような天候は私の知る限り、これまでになかったように思われます。世界各地で異常気象は起きており、これくらいは。まだ序の口なのかもしれませんが、このしわよせがどこが必ずくるのではと思うと心配なところであります。

 特に東北は十年に一度くらい冷害の被害も大きく出るところなので、そんなことがなければと思っています。

 水田については、作付け計画をしているところです。今年も3ヘクタールくらいの水田を借りたわけですが、転作面積も約31%と昨年より3%増えているために、稲の作付け面積も厳しいところがあります。なんとか前年並みの面積を作付け出来ますので、皆様にお届けする分は確保できますので、ほっとしているところです。
2007年2月1日

 今年の天候は、本当に暖冬で異常なほどです。昨年の12月は雪ではなく、雨が多く一月は、ほとんど雪が降らずに春をおもわせるような時もあのました。平年ならば朝は毎日のように数センチの降っているのですが、おかげで農作業のほうは支障が少なくてよいのですが、山に雪がないと、稲作期間の水不足が心配されます。

 私ごとでありますが、一月の下旬に友人とかねてより。一生に一度は経験してみたいと思っていた、地球の裏側の神秘の古代インカ文明の謎に迫る、南米ペルーの世界遺産巡りをしてきました。
2007年1月1日

昨年中は大変御世話様でした。本年もよろしくお願いします。

 昨年を振り返ると二月に娘の結婚式があり、六月にその子が生まれ、近くに嫁いだので時々家に来るのですが、くるたびに孫の成長している姿に驚かされている毎日です。家族五人も大きな病気等もなく、平凡に順調に過ごすことが出来ました。

 寒さは日増しに強くなっていますが、まだ大きな積雪はありません。いつ雪がふってもだいじょうぶなように、ビニールハウスなどつぶされないように対策を万全にしなければと思っています。

 息子は冬になれば、雪の降るのを楽しみにしています。休みになればスノーボードに夢中になっており、いろいろな大会に出っているようですが、けがなどしなければと心配しています。

 今年からは国の農業制度も大きく変わります。現場ではその変化に対して、どうしようもない方々がたくさんいますが、その変化の流れに負けず、その流れにうまく乗って、地域に根ざした農業経営者としてがんばっていきたいと思っています。
2006年11月1日

大豆コンバイン始まる

 今年の稲刈りは昨年と同時に始まり、途中台風などきて、大変なときもありましたが、作業は大きなトラブルもなく昨年と同じ頃、順調に完了してほっとしているところです。米の出来具合は収穫量は平年より10%くらい少なめでがっかりですが、虫や病気の被害も少なく、さいわい品質食味とも上々となっており、美味しいお米を今年もお届けできます。

 少しゆっくりしたかと思っているうちに、今度は大豆の刈り取りになりました。刈り取り(コンバイン狩り)は茎がぬれている時は豆が汚れがつくので出来ず、好天の続いた日中11時頃からしか始まることができません。そのため一日の刈り取り処理があまり出来ないのです。二品種を作付けしているため、刈り取りをずらして出来るので助かりますが、順調に進めば今月一杯で終わって欲しいと思います。

 それと平行して、これから2月いっぱいくらいまで、他の人の豆の乾燥・選別作業を頼まれて行います。冬期間の作業としてよいくらいの仕事量になっております。
2006年10月1日

 収穫最盛期!

 新米が出来上がりました。どうぞ、ご賞味ください。
収穫は昨年と同じく9月18日から始まり、最盛期を向かえております。作業場前の広場は収穫したモミの運搬トラックでにぎやかになっています。作業は好天に恵まれ、順調に進んでいます。あと二週間くらいは好天で合って欲しいと願っています。

 心配された米の出来具合は、7月の天候が悪かったため収穫量は平年より10%くらい少なめですが、8月に入ってから好天に恵まれたため、さいわい品質に関しては良く、食味も上々となっており、美味しいお米をお届けできることで、ほっとしています。

 木々の葉も日増しに冷えてきている気温のためか紅葉もまじかに感じられます。北海道の大雪山では初冠雪があり、まもなくこちらの栗駒山にも来ると思われます。仕事が一段落したら、友人達と毎年のいも煮会に行くのが楽しみのひとつになっております。
2006年8月1日

 今年の宮城県の梅雨は本格的でした。

 7月に入ってから雨や曇りが多く、日照不足で稲本体は弱々しく、稲にとって一番恐いイモチ病も発生しており、穂イモチ病に移行しなければ良いなと思っております。

 また、今年はカメ虫の発生が過去最大と言われており、年々発生量が多くなっており、米粒に虫の吸汁のあとの黒い斑点がつく被害が出、品質を下げます。数年前まで、このような虫の被害はほとんどなかったのですが、地球温暖化のためか、農薬も使わざるおえない状況です。

 息子は地域の稲や大豆の防虫除ということで、無人ヘリコプターのオペレーターとしてグループ活動しております。朝は三時半ぐらいから起きているようです。年々防虫除を頼む農家が増えており、やりきれない状況になってきているようです。

 八月六日には、志波姫神社の祭りがあり、今年は私の地区が当番になっており、運営しなければならず、今週はその準備で忙しくなります。すごく大きな祭りではないのですが、地元民による神楽や舞踊、カラオケなどを行います。当日は好天気に恵まれて、たくさんの人が来てくれることを期待しているところです。
2006年7月1日

 いよいよ梅雨入り本番となり、青葉が雨に濡れ、緑がいっそう深く感じられます。梅雨も六月下旬には中休みといった感じで少し天気の良い日も続き、稲にとっては日照があり、丈夫に育つので、これからはカラ梅雨であって欲しいと願います。稲の生育は平年より五日遅れていますが、まだ心配するくらいではありません。

 東北地方(主に太平洋側の県で)一番心配されるのは、7月中下旬の低温(最高気温が17度以下)が花粉の育った大切なころなので、そのときをうまく過ごすことができれば、一安心で、その後は虫と病気の対策となります。

 今の主な作業は畦の草対策と大豆の中耕を行っております。
2006年6月1日

 田植えも平年通り19日に順調に終わりました。五月は大変日照時間少ないと言われていますが、活着して順調に生育しており、日増しに田んぼは青々としてきており、朝日に照らされている姿を見ると、気持ちの良いものがあります。

 農薬を使用していない水田に発生するといわれる、生きた化石、かぶとえび 2〜3センチくらいの大きさが、生育し、今はその状況を見るのが楽しみの一つになっております。 
2006年4月1日

 春とはいえ、こちらではときどき雪がちらほら降ったりしている中、昨年同様に本日より稲の播種を計画通りスタートいたしました。

 品種は昨年と同じく、ひとめぼれ70% ササニシキ20% コシヒカリ10%(当店まるしんんでは、ひとめぼれ・ササニシキを販売しています。)の割合で作付け予定でおります。昔のことわざに「苗半作」というように、それだけに苗づくりは大切なことなので、慎重に取り組まなければなりません。個人の経営規模では、志波姫町では一番でしたが、合併して栗原市になってからは、二番目くらいの面積ですが、内容もそれにみあうように、充実させた美味しい米作りにしたいと、日々努力しているところであります。
2006年3月1日

 先月の18日には娘の結婚式もあり、2月はあわただしく過ごしてまいりました。

 だいぶ雪も解けて、春らしく暖かくなってきたかと思えば、今日は朝から雪が降っております。雪があるうちは農作業のことも少しは忘れ気持ちものんびりとしていられますが、解けてくると春作業が気にかかります。

 今は、今年の稲の作付け準備に入っており、育苗土、種モミの準備と3月に入ると急に忙しさを感じさせられます。今年の作付けは調整中ですが、転作大豆の面積が増えそうで、その分、稲の作付けが減るのかな?と思われます。

 全体の経営規模としては、今年も10%程度の面積は増えそうで、限りない経営拡大に挑戦しております。規模ばかりではなく、内容の充実もなお一層はからなければと思います。
2006年2月1日

 正月がきたらと思っていたら、あっと言う間に一ヶ月が過ぎてしまいました。昨年12月に早々と雪が降りましたが、日本海側のように大雪にはなりませんでしたので、寒さはきびしいものがありました。こちら、太平洋側では、春先にかけて、大雪が時折ふることがありますので、まだ安心はできません。

 先日、昨年より検討してきましたトラクターの導入で後タイヤ部分がクロラータイプの大型機の導入を決めました。経営規模の拡大にともなって、農機具や施設の限りない投資が続いています。

 今月の18日には娘の結婚式をすることになりました。市内に嫁ぐ(旧若柳町)ことになり、それをひかえ、これからは、なにかとあわただしくなってくると思われます。長男も早くもらってほしいと願っております。
2006年1月1日

 今年の冬は、いつもなく寒さが強く感じられます。12月に入って早々に初雪が降り、大陸から寒波の影響で、このころ毎日のように雪が降っており、外で田んぼの農作業はむずかしい状況です。

 今は市内の大豆生産者より委託されて、乾燥調整出荷作業を毎日いそがしくて行っています。12月25日には、屋敷周りの大木の「いぐね」けやきと桜五本伐採いたしました。落葉処理が大変なことと、時々古くなった枝が屋根に落ちて瓦などがこわれてしまうことがあり、樹木100年くらいの木で、私には思い出のあるもので、大変しのびないのてすが、思い切って切りました。その変わり、今の時期、日ざしも長く自宅にあたるようになり屋敷が明るくなりました。

 今年は我が家では大きな変化もなく過ごすことが出来ました。良いことがなくても、健康で平凡が一番と思っております。新年も皆様ともども元気でありたいと思います。今後も宜しくお願いします。