完全ネタバレ! 幻水3へっぽこプレイ日記



トーマス編 第1章
湖の城には面白い城主がいるという噂。
「ふーん、ヒューゴに現地に向かわせる前に取り合えずその城主とやらの人となりを見ておこうか」
そう思ったのが全ての間違いの元でした。
 
まだほんの少年で何やら事情ありげな新城主トーマスがビュッデヒュッケ城にやってくるところから始ま ります。
もっとも事情がありそうなのはトーマスだけではありません。
何かお城全体がやばい感じ。
いえ、怪しい感じにやばいのではなく物理的にやばそうなのです。
あちこち派手に壊れてるし思いっきり人手不足だし。
要するにゼクセンの評議会にとって厄介者に(どうやらトーマスは評議員の私生児らしい)厄介な物を 押しつけたということらしいのです。
前途多難なトーマスですが残っている人はみんないい人っぽい。
よかったね、と思う私は既にトーマス贔屓。
だってね、とても丁寧な言葉遣いで育ちが良さそうな真っ直ぐな気性で、でもひょろひょろ弱っちい所が 可愛いのです。
顔も好みです。(おいおい)
守備隊長と言い張るセシルも首を傾げる仕草が可愛くて、お気に入りのコンビです。
一人で散々苦労してお城の中を見た後(船の中とか狭い部屋にはいるとグルングルン画面が振れて 一気に気分が…)セシルと結局城の中を歩くことになり無駄なことをした気になりましたが、お陰様で部 屋の配置などはバッチリ。
見ればみるほど本拠地向きのお城です。(湖の畔だし)
ってことは何?
ここにみんな集まるのね?
何か私的にはヒューゴよりクリスよりゲドより誰よりもトーマスが天魁星って感じがするんだけど、それ は気のせい?(クリス編やゲド編やってから言えや)
 
さて、この二人で新城主着任の書類を騎士団に持っていかなければなりません。
レベル1でスキルもメチャメチャ低い上に武器も装備もろくなもんじゃなくてお金もない二人の旅路です から、ここはセーブしなければいけないでしょう。
 
これこそが、唯一のセーブデータに上書きしちゃったのが悲劇の始まりなのでした。
 
トーマスとセシルは一生懸命旅をします。
何しろトーマスはひいらぎこぞうにタックル食らうだけで派手なリアクションで1pずつHPが減っていって しいます。
たかが1pといってもHPが15pしかないから必死です。(笑)
カットバニーやカズラーが出てこよう物なら大変です。
二人の協力攻撃「せいいっぱい攻撃」で相手をたこ殴り。
戦うと言うより、子供がメチャメチャに腕を振り回してるのに近い。
そして時々勢い余って剣を地面に突き刺してしまい必死で抜こうとしているトーマス。
可愛い。(はあと)
 
ブラス城(だっけ?騎士団がいるところ)で誉れ高き六騎士さん達の日常をかいま見て「ああ、これって やっぱり本筋じゃなくて傍系の話だなあ」と思い、ここから帰ったら1章終わりだろうからとっととヒューゴ 編を始めようと思ったのに…。(T.T)
何故、終わらない?トーマス編(笑)
私の心の叫びなどどこ吹く風で「城主って何をするんだろう」とか言ってるのよ、トーマスったら。
あの時、どうして別のセーブデータを作らなかったのだろうとこの後何度も後悔する。
 
結局、仲間集めに奔走するトーマス。
仕方ないので仲間を集める。
やけになって集める。(笑)
いや、仲間集め好きですけどね。
でも私が今やらなければならない事はこれだろうか、という思いが気持ちを焦らせる。
だってヒューゴはまだしもクリスにもゲドにも手を出してないのにトーマス。(笑)
歴史の激動に差し掛かったところで暢気に仲間集め。(苦笑)
でもトーマスは良いです。
これまで登場した中では一番可愛い子かもしれない。
とってもノーマルで、せっかく行き倒れを見つけても怯えるだけで手を出せないところも可愛いし(くそ っ、ヒューゴだったらなあ。勿体ない、とはもちろん思いますが)梯子も上れないし。(でもクラウスだって 梯子くらい上れると思うぞ)←比較する相手がどうなんでしょう。
 
とにかく先が見えなかったのが辛かったです。(他の話をある程度終わらせていたら違ったんでしょうけ ど)
どういうフラグが立てばトーマス編が終わるか分からないんだもの。
地図上に記されたところ全部に行ってみないとダメなのかしらとか(ダメだったみたい)何人っていう枠 があるのかと数えてみたり。(人数に関してはどうなのかな?)
とにかく仲間を集めるくらいしか手掛かりがないので宝くじ買って他の街に行ってを繰り返して、お陰様 でトーマスもそこそこ戦えるようになったし宝くじも結構当たって懐も暖かくなったけど20人以上も仲間 を集めちゃいましたよ。
でもこれって、本当はヒューゴが集めるべき人たちじゃなかったの?
すっごく不安なんですけど。
 
収穫は戦闘システムがようやく分かってきたことかな。
一番嬉しいというか羨ましいのがサポートの人がパーティに入れること。
どういう風に使うかがまだよく分からないんだけど、戦闘メンバーじゃなくてもパーティに入れるっていう のが凄く嬉しい。
2の時にこのシステムがあったらクラウスを連れ回していたの確実。
クラウスのスキルとかレベルとかどうだったんだろうと考えたのって、私だけじゃないですよね。
あとはデュナン統一戦争が歴史の本になってるんだなあと感慨深かったり、結局マルロはネクロードの こと本に書いたのね、とか。
ついでにマルロにも名字があるんだな、とか。
 
が、やり続けるうちに意識が朦朧としてくる。
そこまでしなくても、とは思うのだけど今日中にトーマス編を終わらせたい一心。(笑)
戦闘もね、万が一スタリオンが出てきたら困るから逃げて(逃がして)おかなきゃ、という名目で逃げる 逃げる。
要するにもう、面倒臭いの。
とにかく残り少ない仲間になりそうな武器屋の親父を連れてくるかと城を出ようとしてハッと気付く。
そういえばアダリーの弟子シズさん(どうやってあんな可愛い弟子を見つけてきたんだろう、アダリーっ たら)が直しているエレベータはどうなったんだろう。
慌てて行って見ると、まだ「一晩で直ります」みたいなことを言っている。
そうかあ、城の中で一泊しないといけなかったのね。
そうしてやっと、物語が進み始める。
これだったのねっ!と思わず涙が出そうに。
 
結局、ヒューゴ編を遙かに越える10数時間をかけてトーマス編1章を終えたのでした。

                                                  (2002.08.18)