完全ネタバレ! 幻水3へっぽこプレイ日記



ヒューゴ編 第4章−1
一堂に集まった主人公達。
トリニティサイトでは4章の主人公をそれぞれ選べるようになっているけど、結局同じ展開で進んでいく らしい。
そしてそして……ああ、やっぱり炎の英雄の姿はありませんでした。
すっかり笑いを取っていると思っていたのに炎の英雄はお亡くなりになられていたのでした。
合掌。
って、拝んでる場合ではありません。
いきなり炎の英雄の継承者を決めなくてはならなくて、ある程度予想していたとは言え、いざそうなって みると迷う迷う。
3人それぞれに結構愛着が湧いているから、帯に短し襷に長し、じゃなくて(何言ってるんだ)誰を選ん でも他の人を選んだときの展開が気になってしまうのですよ。
散々考えたあげく、取り合えず3人ともやってみることにした。(笑)
それぞれ1時間くらい、ちょうどブラス城に撤退する辺りまで。
その結果はね、本当ならゲドにしたいなと思いました。
やっぱり親友の遺志を継ぐっていうのもあるし、それはイコール自分がやり残したことでもあるし、最初 っから真の紋章持ちなんだから真の紋章を継承することの意味を正確に把握してるし覚悟だって出来 ているだろうと。
しかも、ゲドが継承者になると真の雷の紋章がヒューゴに移るでしょう?
もう、それなら全然OKじゃん、とか思ったし、クィーンもいわくありげだったしね……。
クリスの親子2代の真の紋章持ちというのも捨てがたかったし、リリィとの会話で結構普通の女の子な 一面も見えて可愛かったんで、それでもいいかと思ったんだけど……。
結局ヒューゴにしました。
理由は色々あるんだけど、ヒューゴがルルのことをどうやって乗り越えてみんなをまとめていくのか、と いうのに興味があったんで。
っていうか、自分でも意外で多分この日記を書いていなかったら気が付かなかったかもしれないんだけ ど、私って結構ずっとルルのことを引きずっているんですよね。(武器も鍛えてあげなかったくせに)
だからヒューゴがどう変化していくのか見たかったのかもしれない。
 
なのでここからはヒューゴが炎の英雄でございます。
けどね、真の紋章の化身(?)のドラゴンを倒さないといけないじゃないですか。
あれはゲドが一人で倒したようなもんでした。(笑)
やっぱり真の雷の紋章は強力だし、まだ少ーしゲドに未練がある。
その心の隙をつくように現れる破壊者ご一行様。
基本的に破壊者一行ってユーバー以外はHPがそんなに多くなさそうで魔獣とか出てきても本体を叩く と結構呆気ないんだけど、この時は強かった。
ドラゴン戦で消耗してるのと、多分ヒューゴを選んだんで道具がヒューゴの持ち物になってたんだと思う んだけど、こいつがろくなもん持ってないんだな。(笑)
私はいきなりヒューゴで3章までいっちゃったもんだから、実は装備とかスキルシステムとか全然分から ないでやっていて、武器も鍛えてなければ装備もボロボロでスキルなんて全然上げてなかったのね、ヒ ューゴって。(いや、それでもモンスター相手には楽勝だったから……)
なので、ここは成り行きに任せて元祖炎の英雄に助けていただく。(笑)
ああ、でも何かルック(仮面の男だけど決定でいいですよね)がとても口惜しそうで、かなり切ない。
本当に、何がどうなってこんなになってしまったんだろう。
だって、少なくとも15年前は何だかんだ言ってもそれなりに楽しそうだったじゃない?(と思っていたの は私の錯覚?)
つーかさ、ここでの会話だったかどうか時間が経ってるんで覚えてないんだけど、レックナートってばル ックに何を教えてたのよ。
「師匠の技」とかって魔獣をジャンジャン出してくれるけど、あんた本当にろくでもないことばっかり教え て。
さすがウィンディの妹っていう気が最近すごくヒシヒシとしてきたわ。
 
ともかくルックの魔の手(T.T)から真の火の紋章を守りきったヒューゴ達。
気が付くとチシャ村で寝かされています。
いきなり真の紋章の力を使ったんで体力を消耗したらしい……。
そうなんだ。
今まで(坊ちゃんとか)そんなのなかった気がするけど、そうなのか。ふーん。
ま、紋章によっても個性がありそうだからな。(と納得してみる)
さて、外ではゼクセン騎士団とシックスクランの主だった人たちが揉めているらしい。
となると、ここはヒューゴの出番よね、と激論している輪に入っていく。
ほらほら、新しい炎の英雄のお出ましよ、などと思っているのは海棠だけでヒューゴはもっと謙虚でし た。
「皆さん、聞いてください」
ちょちょちょっと、ヒューゴったら可愛いすぎ。
なんていうか若いっていうか青臭いっていうか見てる方が恥ずかしいっていうか(笑)片手を上げて宣言 しているのがいっそ清々しくて新鮮。
いいなあ、いいなあ、若いって。
あれがヒューゴの精一杯の意思表明なのよね。
なのに、ハルモニアが攻めてきたってなったら、あっさり無視されちゃう。
ふふ、実はヒューゴを選んだのはこのシーンがあったからなんですよ。
自分は炎の英雄の遺志を継いで真の火の紋章の継承者になった。
だから今の状況を何とかしたいと思っている。
だけど周りからは子供扱いしかされてないんですよね。
「真の火の紋章はカラヤクランの族長ルシアの息子、ヒューゴに受け継がれた」
とかって、駆け引きの材料として引き合いに出されはするものの、誰もヒューゴに期待なんかしてない の。
いざ戦争となったら「はいはい、大人は戦争で忙しいからね。子供はそっちで待ってなさい」といわんば かりでしょ。
最初っから人望のあるクリスや炎の運び手としての実績のあるゲドとは全然違うわけ。
だからヒューゴがどういう風に成長していくか見たかったんですよ。
 
さて、ここでの戦争イベントはハルモニアが強すぎてもう全然歯が立たない。
ストーリー上勝てないと分かっていても、リザードクランのみんなっ、ちょっと情けなさ過ぎ。
その図体は見かけ倒しか?ってなくらいよわよわ。
仕方ないんでダッククランまで逃げる。
この小さい村によくこれだけ収容できるもんだというくらい怪我人で溢れかえっているというのに、まだ もめている騎士団とクランの上層部達。
相変わらずヒューゴは話に入れてもらえないので、というより話に入ってしまうとまた戦争イベントが始 まってしまうので、会話に加わらないようソロソロと避けてダッククランを脱出。
だってブラス城まで行っちゃうとしばらくこっちに戻ってこられないから、今のうちに回れるところを回っ ておかないとね。
仲間の取りこぼしがあるといけないし武器も鍛えて装備も買い揃えてスキルもアップさせないと。
……交易品も持ってるし。(^^ゞ
チシャに行ってラウラ一族とおぼしきなんとか4世だか5世だか6世に嘘を教えてめでたく仲間にし、何 の気なしに行ってみたらアルマ・キナンにも入れてびっくり。
あら?結界はどうしたのかしら。
まあ、その辺は深く考えるのを止めて村をぐるっと回っていると見覚えのない子がいる。
あなた、それはもしかして箒に跨ってるの?
「もう少しで飛べそうなのに」
なに、お間抜けなことを、と思いつつあまりの可愛さにクラクラする。
な、なんなの、この子、可愛い過ぎだわ、どうしよう、と狼狽える私。(笑)
なんか、デュナンのクラウスみたいじゃない。(違)
そ、そう、ロディっていうのね。
魔法使いの弟子なわけね。
もう全然OKよ。←だから何が(笑)
というわけで、いきなりアイドルの誕生でございます。
以後ロディにメロメロになったヒューゴは意味もなく医務室を彷徨くようになるのでございました。
(そして「地面から竹筒が出ていても塞がないでくださいね。僕死んじゃいますから絶対塞がないでくだ さいね」という懇願に悩殺される)
 
みんなが辛い戦いをしている最中にアイドルを見つけてしまったヒューゴですが、あまり浮かれてもいら れないので一旦ダッククランに戻ってストーリーを進めます。(って、エステラは無視かよ/笑)
が、ここでも敗退に継ぐ敗退でございます。
すっかり打ちひしがれてブラス城に入る面々。
と、そこへ現れるシーザーとアップル。
シーザーったらサロメに対してまで「あんたも甘いよ」とか言っちゃって、なんか自信満々。
思うにシルバーバーグ一族って、単に戦に勝つための策を練るだけじゃなくて、それ以上に大局を見る 目に優れているという所が凄いんじゃないでしょうか。
一戦一戦の勝ち負けじゃなくて、もっと大きな見方って言うか……。
例えばシュウだって都市同盟とハイランドの二国を統一しないとこの争いは永遠に終わらないって最初 っから見越していたでしょう。
レオンみたいに歴史を動かそうとするところまで行くと行き過ぎなんでしょうけど(マッシュやシュウから 見るとね)でも、そういう大きな物の見方ができるっていうのが軍師として凄いんだろうなあと思いまし た。
シーザーの言葉を聞いて。
だから、サロメも何も言い返せなかったんじゃないかと思います。
サロメなんて思いっきりゼクセンしか見てないですからね。
さて、ルシアは物の道理の分かる人なのでシーザーの言葉の正しさを理解しつつ、それでもそれを上 回る問題があることもちゃんと分かってます。(この辺、イメージがアナベルと重なったのは私だけ?)
その問題点を打開したのがヒューゴでした。
実はあの演説(?)もゲドのが私は一番しっくりきたというか、共感できたし私の考えに一番近かったの ですが、それはおいときます。(素直にゲドでやればいいものを)
ヒューゴで良かったのは、やっぱりルシアの反応ですね。
「うちの息子は立派になっただろう」って誇らしそうに。
凄いわ、ヒューゴったらなんて親孝行なのかしら。(大笑)
でもマジ、あのシーンだけでヒューゴを選んで良かったなんて思ったくらいです。
 
さあ、後は一致団結してハルモニア軍を追い返します。
せっかくグラスランドを突っ切ってここまで追いつめたのに、撤退するとなったら思いっきり全ての兵を 退いてしまうハルモニアの潔さにもびっくりですが、アルベルトとシーザーが兄弟だっていうのには驚愕 でした。
しかも、なんですって?レオンの孫?
なんてこったい………。
そりゃあ、レオンが妻帯してたっておかしくないけど、もしかしたら若い頃はアルベルトみたいな顔をして たのかもしれないけど、なんていうか、あの人ってそういう生活感がないじゃない。
1の時だってずっとカレッカに住んでたみたいだし、そもそもあんな陰気くさい男に家族がいることにもう びっくり。(ちょっと酷すぎるかしら、私(^^ゞ)
そ、それでレオンの影響をもろに受けているのがアルで、マッシュの影響を受けてるのがシーザーなの ね?
っていうか、あの兄弟の確執って何?
単に考え方の違いじゃない何かが潜んでそうだけど、それは何?
やおいが書けそうな物なのかしら………。(やめなさいって)
 
ハルモニアが全軍を引いたのはグラスランド・ゼクセン連合軍に各地から続々と援軍が到着したから でもありました。
遅れてやってきたお久しぶりのリリィお嬢さんも可愛いのですが、それより海棠の心をときめかせたの はトーマス率いるビュッデヒュッケ軍がやってきたこと。
ああ、本当にトーマスって「義を見てせざるは勇なきなり」って感じですよねぇ。
自分だって弱っちいくせにほっとけないのよね。
トーマスって事あるごとに「普通」を強調されてるけど、こんなに出来た普通の子なんていないって。
以後、ちゃんとビュッデヒュッケ城主として作戦会議にも関わるようになります。
っていうか、自己主張の激しい人たちの中に入るとあまりにも普通(自分で言ってちゃ世話ないな)なん で、みんなに存在を忘れられていたらしい。(笑)
本拠地にビュッデヒュッケ城を、と申し出たときの周りの反応がそれを物語っています。
でもこれでようやくビュッデヒュッケ城が本拠地となったのでした。
めでたしめでたし。(って終わっちゃダメじゃん)
さて、ようやく本拠地に入れることになったのですが、ここでもう一つ行けるところが増えました。
そう、約束の石版の地です。
唐突なんでびっくりですが、とにかく本拠地に入る前に行ってみました。
見慣れた石版とは違うんで少し目が泳いでしまいましたが「あっ、トーマスの名前がある!」と喜んでみ たら、なんとそれは天魁星!
嬉しさのあまり思わず万歳してしまった海棠です。
そうか、今回は3人が真の紋章の継承者になる可能性があるわけだから、炎の英雄=天魁星というわ けではないのですね。
リーダー=天魁星って思いこんでいた所があるので、認識を新たにさせられました。
と、そんなこんなで眺めているうちに気が付いたんですけど、もう80人くらい集めているわけですよ。
いつの間に、って自分でも驚くんだけど、4人でちょこまかと集めているうちにこうなったらしい。
4人の主人公に付随して元から仲間の人も多いしね。
だけど、問題が……。
うちのヒューゴってほとんど仲間集めをしていないので9割方が知らない人。(笑)
アップルは「貴方がリーダーなんだから誰とでもパーティを組めるわよ」みたいなことを言ってくれました が、マジでヒューゴの知らない人ばっかりだよ。
こんなんで大丈夫なのか?ヒューゴ。
 
一抹の不安を抱えつつ、ヒューゴはビュッデヒュッケ城に入ったのでした。

                                           この項続く(2002.10.14)