幻想水滸伝4 ネタバレプレイ日記
第7回 友(?)との海戦〜ミドルポート |
海賊島に行ったらカタリナが流れ着いてきていました。
ラズリルがクールークに占領されたから、ではなく、クールーク兵に拷問されたから逃げてきたらしい。
(何を聞き出すために拷問したのか未だ謎である)
驚いて駆け寄る主人公達にカタリナの態度はとてもいただけない。
団長が亡くなった後のネガティブな考え方は直っていないらしい。
しかも敵であったはずの海賊に助けられたせいか、とても卑屈になっている。
そして何よりも、ああいう形で主人公を裁いたことを未だに微塵も疑っていなかったらしい事に驚く。
とことん、こちらまで憂鬱にしてくれる副団長さんである。
まあ、スノウが騎士団ばかりかラズリルを無茶苦茶に引っかき回していたから、彼女なりに大変でそん
な余裕もなかったのかもしれないけど。
でもスノウがクールークにラズリルを売った時点で少しは物を考えろと声を大にして言いたいね。
やっぱり可哀想な自分しか見えていない人なのかな。
一方、クールークがラズリルまで制圧していることに驚く王様達。
どうやって対抗すれば、という話になってダリオの勧めで軍師エレノア・シルバーバーグを仲間に引き
入れることに。
しかし、何故ダリオなんだ。(笑)
案外ダリオってちゃんと物を見ているのかな。
エレノアさん迎えに行くときも強引についてきてやけに熱心だし。
ともかくもエレノアに話をするため船を出そうとすると、なんとスノウが海賊討伐にやってきた。
しかもクールークの旗印を掲げている船に乗って。(お前なぁ)
主人公達を見つけて「君たち海賊になったのか」と驚いてるが、売国奴よりはましな気がするよ。(実
際、海賊じゃないし)
しかもスノウ艦長、クールーク兵に完全に舐められてるみたい。
も・ち・ろ・ん、海戦では完全に叩きつぶしてやりましたとも。
そして「聞きたいことがあるんだ」と普段大人しいケネスが主張するので、逃げるスノウをガンガン追い
かける。
ところがラズリルの市民も黙っちゃいなかった。
戻ってきたスノウを陸に上げません。
とうとう反乱を起こしたのだ。(領主も追い出しちゃったらしい)
自分が守っているつもりのラズリル市民から火矢を放たれ石を投げられて、またもや「どうしてなんだ」
と泣き言を言っているスノウ。
まあねえ、スノウはスノウなりに正義を行おうとして頑張ってはいるんだけど、現状認識っていうか、臨
機応変な判断とか行動力とか、とにかくそういう能力に著しく欠けているよね。
火矢で船が燃えてるのに、「何故なんだ」って悩んでる場合じゃないでしょ。
まず最初に何をやらなきゃいけないのか、そこで指示を出せなきゃリーダーたる資格はないよね。
そもそもスノウってマニュアルに書いてあることしか理解できないみたいだし、彼の正義も絵に書いた
餅みたいなところがあるでしょ。
せめて経験を積んでいれば、いくらかは補うことも出来ただろうに、それを飛び越えて偉くなっちゃった
からね。
下積みの経験がないヤツが上に立っても何もできないっていうのは現実世界で嫌ってほど見ていたか
らスノウの下にいる人には本当に同情する。
例えそれがクールーク兵でも。(巻き添え食っちゃってるもんね)
一つだけ、スノウを弁護してあげられるとすれば、群島諸国の人々の中で唯一彼だけが例の紋章弾を
見ているということなんですよね。
それを考えると、彼のとった行動はあながち間違いではないと思うの。
けどね、それが人々に支持されないのは、結局その行動がスノウの臆病から来ているからだと思うの
ね。
誰にも相談せず独断専行でやったの見え見えだし。
普通は敵が凄い武器を持っていると知ったからって、いきなり降伏したり属国になったりはしないのよ、
民族の誇りとして。(今の主人公達がそうだし)
それが分かってないんだよね。
あれを撃ち込まれたら大変だ、と慌てふためいてクールークに追従する様が目に見えるようだわ。
そんなこんなでこんなヤツはどうなっても良いのだけど(ていうか、うっかり首を切りそうになった)一応
お約束だからしょうがないので捕まえたスノウに「仲間になってみる?」と聞いてみたら、変なところでプ
ライドの高い彼はそれを断って自ら小舟で流されていきました。
ま、こっちとしてもその方が良かったんだけど。(ひでぇ←心にもないことを/笑)
それよりも!スノウを嘲笑っていた兵士達を窘めたクールークの将校のことが気になります。
いい男系なので彼が仲間になるのかどうか、ちょっとドキドキです。
さてと、いつまでもお馬鹿さんには付き合ってられないので初期の目的に戻ります。
軍師様を迎えに行くぞー。
エレノアがいるのは庵の小島。
以前立ち寄ったときには鍵がかかって入れなかったお家が、どうやらエレノアさんのお住まいのよう。
パーティにはキカの子分3人衆が名乗りを上げてくれるのですが、初対面の人間ばかりが行ってもしょ
うがないだろう。
しかも、役立たずだし。(笑)
ホントにまさかシグルトがあの程度とは思わなかったぞ。
彼の位置はもうちょっと思慮深い系だと思ったんだけどな。
薬をもられて喋ることも一番どうでも良いことだったし。
逆に一番きちんと話していたのがダリオだというのは、ちょっとどうなんだろう。(苦笑)
しかも、クレイ商会というエレノアのウィークポイントを見事に突いていた。
エレノアの事を言いだしたのもダリオだし、もしかしたらナレオが尊敬するだけのことはあるのかもしれ
ないぞ。(ないない)
そのエレノアさんはかなり酒浸りな隠遁生活を送っているよう。
とことん戦争に嫌気がさしているらしい。
ていうか、このシルバーバーグ一族は「戦争して厭世的になって」を子々孫々繰り返している一族みた
いですね。
戦争というのがどんなに無益な物か肌身で解っている一族なのに、その血筋ゆえ戦争から逃れられな
くて代々同じ苦しみを味わってしまうのかなぁ。(なのに弟子がいる不思議)
もちろん家として続いている以上、名声と栄誉を手に入れて人生を全うした人もいるんでしょうが、マッ
シュやエレノアはそういうタイプではなかったようですね。
そういえば、同じような事件を契機に軍師を止めているのもなんだか似ているし、思いっきり洋風な名
前の割りにアジアンなお住まいが好きなところも似ているかも。
さて、一服もられてダウンしてしまった3人はほっといて主人公一人が居間に通され「覚悟のほどを見
せろ」と試練を与えられます。
んが、相手弱すぎて試練にも経験値にもならなかったですが。(苦笑)
エレノアさん、ホントは現役復帰したかったとか?(そんな事言ったらアグネスに怒られそうだ)
ともかく約束通りエレノアと弟子のアグネス(1のアップルを彷彿とさせる子)が仲間に。
その後、誰がリーダーなのかはっきりさせた方が良いというエレノアの提案で(というか、リノの猿芝居
って言うか/笑)リノと主人公が一騎打ち。
楽勝で打ち破り、これで晴れてリーダーとなり王様から金印まで貰っちゃったよ。
もうオベルの海軍じゃないということで船と軍に名前を付け、とトントン拍子に進むんだけど……。
しかし、ねえ……。
ゲームをやっているときは流れに乗っているし、何となくスーッとここも通り過ぎてしまったのだけど、後
からこうやって文章を書いているとどうにもスッキリしない。
何故、主人公がわざわざ王様と一騎打ちしてまでリーダーに祭り上げられなければいけないの?
それが解らない。
別に王様でもいいじゃない。
確かにエレノアが言っているように、オベル王がこの船に乗っていることはあまり公にしない方が良いと
いうのは分かる。
だけど、主人公を影武者にして実質上のリーダーはリノってことにしても問題ないわけでしょ?
主人公は元々王様に雇われて人集めをしていたわけだし。
ね、主人公がリーダーじゃなくても良いじゃない。
なのに何故?
なーんて疑問が出てくる一番の理由は、やっぱり主人公が何のために戦ってるかがよく分からないか
らなんですよね。
これをこの段階で書いてしまって良いのか分からないんだけど、現時点ではまだゲームをクリアしてな
いんで(遅)間違ってるかもしれないけど、書いてしまおう。
まずね、主人公が真の紋章を背負ってしまったから、というのはあまり理由にならないと思うんですよ。
2主や炎の英雄のように罰の紋章がその国や地域の人たちにとって決定的な意味を持つ紋章ってわ
けじゃないでしょ。
少なくとも群島諸国の中で罰の紋章のことを知っていたのはオベル王家の人だけなんだから「真の紋
章を持っているからリーダー」って言われたって「なにそれ」ってなもんですよ。
また、罰の紋章を背負わせてしまった事について王様が負い目を持っていて、かつ主人公の資質を見
抜いて抜擢したにしても、王様は納得の上だろうけど肝心の主人公が納得できないですよね。
何で僕がリーダーなの?って絶対思うと思う。
主人公が「お前がリーダーだ」って言われて納得して引き受けるとしたら、彼自身に戦う理由がないとお
かしいですよね。
おそらくゲームを作っている人たちは、主人公のラズリルに対する思いを戦いの理由にしたかったんだ
と思うのね。
「ラズリルに帰りたい」「ラズリルを守りたい」っていう主人公の気持ちがクールークと戦う唯一最大の理
由なわけでしょう?
実際、どこかの選択肢に「ガイエン海上騎士団に戻りたい」っていうのがあったし。
で、その気持ちが高じて「ラズリルだけじゃダメなんだ。みんなが平和に暮らせるように群島諸国の
人々を守って戦わなければ」となるわけでしょ?
ところがね、プレイしているこちらはそんな事を全然感じないわけ。
私のように「ラズリルなんてどうでもいいや」と思ってしまうと、もうその時点でアウトなんですよ。
騎士団にも、副団長があれじゃスノウがいなくても未練はないし。
そうなると(私にとっては)主人公に戦う理由がないんですね。
少なくとも群島諸国の人々をまとめてリーダーとなってクールークと戦うっていう理由はどこにもない。
これはねぇ、主人公のラズリルに対する思いをきちんと描けていなかったことが最大の原因じゃないか
と思いますね。
実はスノウの首を切ったバージョンも見ているのですが(^^ゞ)そこでスノウが火入れの儀式の時のこと
を懐かしそうに語るのですが、そんな話を聞かされても私は別に何とも思わなかったですしね。
そもそも主人公にとってスノウが言うほど楽しい思い出だったとは認識してないし。(ハッ、もしかして主
人公のとても晴れがましい思い出って事になってるのかしら。少なくともスタッフとスノウの中では…
…!)
イベントを増やせというんじゃないんです。
例えば幻水2ではスタッフロールが流れる中、2主とジョウイとナナミの思い出がセピアトーンのムービ
ーで流れていたでしょ。
ああいう感じの思い出でも良かったと思うんですよ。
実際、あれがあるとないとじゃ2のゲームは全然違った物になっていたかもしれない。
ジョウイとの別れにあんなに衝撃を受けなかったかもしれないし、それくらい3人の結びつきを感じさせ
た素晴らしい物だったと思うんですよ。
そういう風に主人公がどうしてもラズリルに帰りたい理由、守りたい理由がプレイヤーに実感できるよう
な決定的な人物やエピソードがあれば、主人公の戦いにももうちょっと違った思い入れを感じられたん
じゃなかろうか、と。
主人公が無口なだけに、そういうところをきちんと描いて欲しかったなと思うのです。
私の勝手な主観に基づく物で、クリアしてみたら大笑いな話をしているかもしれませんが、とにかく現時
点ではそう思いました。
ま、主人公っていうだけで戦う理由にはなるんですけどね、ハハ……。
ふぅ、取り合えず戦う理由とリーダーについては棚上げしておきましょう。
ともかくリーダーとなった主人公にエレノアがミドルポートと手を結ぶことを勧めます。
そこで以前も取引をしたことがあるラマダが同行することになり、その際「モンスターが……」と言うので
す。
モンスター?
ま、現在のレベルなら大丈夫だろうと気にせずズンズンとミドルポートに向かうと出ました、グロテスクな
野郎が!
早速攻撃するぜ、と思ったら、なんと直接攻撃できないじゃん。
ちなみにこの時のメンバーが主人公、キカ、シグルト、ハーヴェイ。
どれくらい苦戦したか解っていただけましょうか。(笑)
主人公には紋章があるしキカは協力攻撃があるので、キカが動けるときは双剣攻撃を使いキカが眠ら
されちゃったら主人公が魔法で攻撃。
シグルトは問題ないんですね、攻撃できるし魔法の威力もそこそこあるし。
ところが、役に立たないのがお前だっ、ハーヴェイッ。
せめてもの慰めが火の紋章を宿していたことなんだけど、なんたってあの方は致命的に魔法レベルが
高くない。
それでもレベル2が2回でレベル1も5回くらいは使えたのですが、しょぼい。(苦笑)
しまいにはお薬係になってましたね。
それでも何とか倒し、フラフラになって戦闘終了。
エレノアに上陸を促され、その際シグルトには「自分は行かない方が」と言われ、そうなんだ、と思った
物の回復しようと船内に戻るつもりでボタンを押したらそのまま上陸してしまいました。あらら。
すると、またもや出たー!(笑)
こ、こんな所に隠れていたとわっ、金髪巻き毛に羽帽子のドハデなお貴族、ナルシーだっ。
しかもあのモンスターはナルシーの父上のペットだったらしい。(あれを見て癒されるなんて凄い父親
だ)
このナルシー、名前をラインバッハといって幻水名物のかの名前の人らしい。
なに、もしかしてこの戦争で名を挙げて歴史に残るようになったのか?
それだとちょっと楽しいかも〜。
しかも見てくれとは逆にとても良識人らしくて、美しくないデイジーちゃん(モンスターの名前)を倒した主
人公達にとても好意的でなのです。(デイジーちゃんが美しいモンスターだったらどうなってたんだろう)
いや、でも本当に今までのナルシーの中で一番まともな人かも。(笑)
ラインバッハが領主である父親に取り次いでくれるというので、のこのこと町中へ。
彼のあまりのインパクトの強さにメンバーチェンジのことなどどこかへ吹っ飛んでしまいました。
それでいつものように街の人に話しかけてたら、シグルトとは因縁のあるキーンにまで話しかけちゃっ
た。
うーん、だから自分は上陸しない方が良いと言ってたのか。
それにしても今のメンツだと海賊ばかりなので、領主に会うにはまずいかな、と再び思ったにもかかわ
らず、交易で売り買いを繰り返しているうちにすっかり忘れてしまうなんて。(^^ゞ←交易の鬼と呼んで。
街の人たちは変わってないねー、と思っていたらインテリアの巨匠がいなくなっていた。
主婦の人気は今やハーブ栽培らしい。
ナオを連れてきてやろうか?(笑)
ちんちろりんのおじさんはいたけど、今回この人強いですよね?
挑戦する気もなく声もかけずに通り過ぎる。
宿屋に入ったら、まだお茶をしている二人が。
また相手にされないんだろうな、と思っていたら今度はデボラちゃんが「面白い相ね」とあっと言う間に
仲間に。
オスカルちゃんが怒るまいことか。(笑)
だったら一緒に来れば、と何度も話しかけるのに、恨みがましい目で見られるだけ。
困ったなと思いつつ放置して、領主との会見に臨みました。
ここでの会見は不調というか何というか……。
要するにお互いに干渉するのは止めましょうと言うことで手を打つことになる。
が、これに納得できなかったのは主人公じゃなくて我が麗しの巻き毛殿だった。
悪に手を貸す父親と決別し主人公の仲間になると言い出して、それは全然構わないのですが、さすが
ナルシー。
一筋縄でいかないことに、主人公にも証を見せろとか言うのです。
勝手についてくるくせに、バラの胸飾りを持ってこいってどういうこっちゃ。
しかも、その彫刻家ってどこにいるのよ。
しかたない、これから行く道々探すしかないな。
取り合えず新メンバーのデボラちゃんが船内のどこにいるのか探すと、ちゃんと個室がある模様。
いたいた、と部屋に入るとオスカルちゃんもいた。(笑)
ちゃっかり乗り込んでいたんだね。
ちなみにデボラちゃんは今までの探偵役。
主人公がこれから会う人を透視できるらしい。(以降、この人には本当にお世話になる)
さてどこに行こうかな。
ミドルポートの交易所のおじさんがネイ島で銀鉱石がどうのって言ってたから交易の鬼としてはネイ島
かな?
と言うところで、次回へ。(仲間:38人)
(2004.9.18)
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