み ん な の 伝 言 板 /ノー・ウォー美術家の集い横浜
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■みんなの伝言板(2015年)
2018年

[#16] 自衛隊わっしょ/jieitai war show 2018/09/07 (ぎ)
9月1日夜、TBSテレビ「ニュースキャスター」で、自衛隊の総合火力演習が富士山の麓で行われ た様子が4、5分間映された。ナレーションによると約2万4000人の観客が集まり、演習では4億円 相当の弾薬が使用され、ここ数年女性客が急増しており、美少女と「戦車」を組み合わせたアニ メやゲームなどの影響を受けた女性たちが大集結していた、と。そして今回の「2大スター」(10式 戦車と16式戦闘車、番組で選出?)を賛美する女性多数が画面に登場し、「ヒトマル式は停止時 に尻が上がるのがいい」などと愛玩動物、或いは花火かサーカスを観たような感想を言っている のを数多く放映していた。
 放送終了後に「フリー ジャーナリスト」のビートたけしが毒を含んだ言葉でも発するのかと期待 したが、無表情で無言だった。他の2人の出演者の顔は映さず、安住アナが話題を変えた。事前 の打ち合わせで、この映像には誰も「コメント無し」と決めてあったのか。それは現政権の意向を 忖度したからなのか。それにしても憲法で禁じられている武器を使うのを見て、無邪気にはしゃぐ 若老の女性たちだけを取り上げたディレクターの主旨がよく分らない。 続きはここ


[#15] 福竜丸その後/2018.6.25 島森 功
3月に私が福竜丸保存館の見学レポ( 1.000字超文の[#03])を書き、4月に事務局の企画で映画 「福竜丸」の上映会を行いました。後日そのチラシを見た人が「わたしの先輩で東京水産大OBで 福竜丸に乗って実習をした」 I さんと居酒屋で会って話しを聞きました。
 水産大の練習船になっていた第五福竜丸は、建造時は最新型の木造船で、南太平洋まで出 漁していたものの水産大に来た頃は、時代遅れの低性能船だったので大学のある品川と、研究 施設がある千葉館山を往復する程度で東京湾外には出なかったそうです。耕耘機のエンジンで 新潟あたりに脱出亡命してくる北朝鮮の船よりはマシですが。
その後、世界中の声に押されたとはいえ、福竜丸が保存館に保存されたのは、美濃部都知事だった からで、その後の知事だったらスクラップにされていたのではないか、と。
横浜市内では幾つか場所でその映画会が行われたと聞きました。


[#14] リーメンシュナイダーとドイツ・ルネサンス/18.6.19 藤井建男
ドイツ・ルネサンスの彫刻家リーメンシュナイダーはこの10年ほど気にしていたテーマでしたが、 拙文ですがまとめてみて、胸のつかえがとれた感じです。■ 1,000字超文
ドイツの現代美術は時代の転換期に敏感に反応してきたような気がしました、その気風をつくっ たのがドイツ・ルネサンスだった__の観を強くしました。それに比して日本の美術は特に1980年 代のバブル期以降、社会的連関が希薄になって、軽くなっているな〜という思いを強くしました。 歴史を見ると大きく時代が変わるとき美術界もその波に洗われています。今日の美術を見る上 でもドイツ・ルネサンスは色々な角度から私たちに問題を投げかけているのではないでしょうか。 時間のある時にでも目を通していただければ幸甚です。
なお、参考にした書籍はすべて翻訳本です。


[#13] OPY 触っていい?/18.5.7 加藤義郎
財務大臣の次にエライ次官 F氏が顔見知りの女性記者を酒場に呼び、質問に答える合間にそ んなこと言って、セクハラではないかと週刊S紙が報じた。OPY 触ったり吸ったり、恋人や許し 合った仲なら他人が何か言うことはないが、この場合 F次官の欲求を言葉ではっきり拒否した 女性記者は、以前から地位を利用した性的嫌がらせと感じていたことがその後報道された。
当の次官は証拠の録音の声がテレビで放送されても、自分の声ではないとシラを切った。上司 の財務相は当初「事実ならアウト」だと言ったが、他の場所では「(次官は)はめられた」と庇い、 その後「省内で調査する」と変えた。科学的に調べれば指紋のようにはっきりするのに、しない。 F次官の部下や省お抱えの弁護士が調査しても公正な結果が出るわけがない。そしてその財務 省内チームは被害女性に対し「調査のため名乗り出てほしい」と言い出した。大臣も官僚も、性 差別について余りにも世間に遅れているのに呆れ、被害者に気持ちを察しようとしないことに怒 りが湧いてきた…。続き があります。


[#12] 情勢の激動の中でノー・ウォー横浜展を成功させよう/018.5.2 藤井建男
朝鮮南北首脳会談には正直びっくりし、感動もしました。あれよあれよと言う感じで世紀の大事 件がTVで生中継されました。相当周到な準備がされていたのでしょう。それから連日、朝鮮半島 核兵器完全禁止をテーマにしたニュースが新聞、テレビに流れ続けています。
この間のメディアの報道で気になっていることですが、「完全な非核化」の具体的な日程表がな い、米朝トップ階段でどうなるか、トランプ大統領の中間選挙、ロシア疑惑などいわゆるトランプ 政権の事情などをあげ、それらが絡むトップ会談が今後の趨勢を決めるというものが多くみられ ます。私も全くそうだと思います。
それに異を唱えませんが、世界の核兵器禁止、核戦争反対、核の威嚇でなく対話による解決で 情勢の打開をーという世界の声が今日の情勢を作ってきたことにもっと注目しても良いように思 います。核兵器禁止の声が多数派になっている現実を無視できなくなっていることも大きな背景 にあったと思うのです。そうしなければ政権の基盤を維持できない状況が生まれているのだと思 います。
少なくないメディアは今日の歴史的情勢を作り出したこれらの動きと声を、「南北共同宣言」、「米 朝トップ会談」とどことなく切り離しているようにも思います。もちろん、非核化の問題は一足飛び に解決しないでしょうが、私たちの日本の九条守れの運動、世界の核兵器禁止の運動、そのほ か原発廃止、命・人権・を守れなどの様々な運動の奮闘がここまでの情勢をつくりあげた力であ ることも事実です。
情勢の激動に励まされながら、引き続いてノー・ウォーを合言葉に、憲法守れ、広げよう核兵器 禁止の輪を!―を掲げるノー・ウォー横浜展を成功させましょう。


[#11] 横浜桜木町周辺の画廊事情/018.4.25 島森 功
今日、みつい画廊で元・吉田町画廊オーナーの福原さんの個展を見て来ました。
今の吉田町通りは、関内の市民ギャラリーが無くなってしまった後は、桜木町→吉田町→市民 ギャラリーと流れる美術愛好家の通行が激減してしまった、と嘆いていました。市民ギャラリー の存在は大きかった。みつい画廊は早川画材店の赤字を画廊で補填していたのに、今は両方 赤字で補填もできないとか。
伊勢山の新市民ギャラリーについても大不評でね「絵を展示する環境、ギャラリーではない」と 言っていました。送迎車も市民を便利にするために運行しているのではなく、市が文句を言われ ない口実にするためだけに不便な送迎車を走らせている、と。同感です。


[#10] 映画と講話のお知らせ/018.4.18 小林はくどう
市民ビデオ研究会は、いろいろな角度から市民映像を考察していこうとする集まりです。
今までに例会を28回行いました。昨年は「佐藤均作品特集」を公開で>行いましたが,今回は NPO法人命のミュージアム代表の鈴木共子さんを招いて,講話と彼女がモデルとなったドラマ 映画“ゼロからの風”の上映を行います。
一人の主婦が全力で邁進する姿に感動します。
あなたの映像づくりや生き方に大きなきっかけになる筈です。お待ちしています。
よかったらお仲間もお誘い下さい。座席が60席ですので,予約くだされば幸いです。
・問い合わせ  市民ビデオ研究会 090-6344-4010 小林はくどう


[#09] オスプレイ陸揚げをさせてはならない/018.4.06 藤井建男
事故の頻度が異常に高い米空軍の輸送機オスプレイの配備が米政府の都合で突然繰り上げら れ、4日、5機が横浜港の米軍基地ノースドックに陸揚げされ、翌5日同基地から配備先の米軍横 田基地へ、神奈川、東京の住宅密集地に轟音を響かせて向かった。米軍からは3週間前に日本 に配備の前倒しが伝えられていたが、米軍から公表を差し控えるように言われていたという。突 然のオスプレイの配備に横田基地周辺の住民が不安と怒りの厳しい声をあげたのは当然。マス コミも一斉に問題を大きく扱っている。
ただ気になるのは、陸揚げされた米軍基地ノースドックと港湾管理者の横浜市にこの問題に関し て問題がないのかということ。新聞の記事では横浜港の米軍施設としているものもあるが、ノー ス・ドッグは日米安保条約によって米軍に提供された米軍基地。
オスプレイに関して日本平和委員会が3日発表した抗議声明で、@同機が米連邦航空局の耐空 証明を得ていない。A日本の航空法では飛行してはならない軍用機―と指摘している。そうだと すれば、港湾の管理者であり、市民の命と暮らしを守ることを最優先課題とする横浜市の対応が 当然問われるべきだろう。米軍は今後数年間で段階的に計10機と450人程度の要員を配備する としており、再び危険なオスプレイが陸揚げされる可能性は高い。安全が確かめられていない 軍用機が問答無用とばかりに市民の頭上を轟音を響かせて飛ぶことが許されてよいはずがな い。横浜市に新しい大きな課題が浮かび上がっている。


[#08] 映画「福竜丸」上映、文化の集いを開きます /018.4.02 藤井建男
あっという間に葉桜の季節になりました。友人のみなさん。ご無沙汰しています。
添付のような映画ポスターと文化の集いを開きます。日本政府に核兵器禁止条約の批准を 求め、憲法九条守ろうと言う有志が立ち上げた実行委員会が主催するものです。
昨年の今頃はアメリカと北朝鮮の核戦争の危機が喧伝され、世界が平和的な解決を求め声をあ げていました。一方、国連では核兵器禁止条約が採決され、世界は核兵器禁止に大きく踏み出 しました。しかし、日本は唯一の被爆国であるにもかかわらず核兵器禁止採決に反対、 条約批准を拒み続けています。
ここにきて韓国、北朝鮮、アメリカの間で戦争回避への新たな機運が広がっています。まさに、 被爆国日本が核兵器廃止へ力を発揮するべき時ですが、安倍政権はその好機に背を向け続け、 加えて”世界の宝”言われる憲法九条も破壊する野望に向かって暴走し続けています。
この映画と文化の集いは”この時期だからこそ、核兵器廃止、九条守れ!の声を広げよう!
の気持ちを持ち寄って企画したものです。一人でも多くの参加を期待して声をかけました。


[#04再] 既に 1.29日付で掲載したものですが、投稿者より美術関係の応募作品数が思わしくない のでご協力を、との要望がありましたので、ここに移動しました。(係より)
 「生命のメッセージ展in横浜」のお知らせ/2018.1.29 鈴木共子
    会期:6月12日〜17日/会場:神奈川県民ホールギャラリー
全室
身近な事件事故の犠牲者の等身大パネルと遺品の靴を展示して命の尊厳を伝える「生命の メッセージ展」と、「生命・愛・平和」をテーマにした作品を展示。
現在「アンネ・フランク展」 「フォトジャーナリスト 安田菜津紀写真展」 「東京・ビデオフェスティ バル」応募作品の中から、テーマに沿った作品上映等、様々な団体・個人とコラボしての開催を予定。 参加型をめざし、「生命・愛・平和」に沿った作品を募集している。
また改めて「生命・愛・平和」を日常の中で意識化するための様々なワークショップを実施する予定。 「ノー・ウォー横浜展」と共通なコンセプトでの開催となる。
◎作品募集中!←広告。 「いのち、愛、平和」をテーマにした作で、平面、立体、書など形式は 自由。サイズは平面の場合A3版まで。出品は無料。締切: 4月30日。詳細、又はご関心のある 方は、下記の主催者までご連絡乞う。
   NPO法人 いのちのミュージアム
   http://www.inochi-museum.or.jp/Email: office@inochi-muse.or.jp 又は 鈴木共子宛


[#07]   俗 憲 法 談 /018.3.17 金槌流
安倍首相が言った。
「わが党の改憲案に反対ばかり言わないで、対案を出してください」…@
「もしも、北朝鮮が攻めて来たらどうするんですか?」…A
@、今の憲法が良いと考えている人に「対案」は必要ない(のは言うまでもない)。
A、米国が北朝鮮に対して「核放棄しなければ(イラクのように)武力で国を潰してしまうぞ」と脅し たので、「それなら先ず在日米軍基地を攻撃する」と米国に答えたもの。日本に対して「攻める」と 言った訳でもないのに、早まって勝手に「敵国」と名指しするのは礼を失していませんか。
…続きを読む


[#06]   写真報告 3・13 /018.3.16 藤田観龍


 ▲ 3・3納税者一揆 東京銀座デモ行進


 ▲ 3月13日午後6時、全国統一行動(首相官邸前)


[#05]   便利は寂しさも押し付ける/018.3.18 藤井建男
近所のスーパーに自動レジが導入された。店員と客が交す「お孫さん元気」、「野菜が高くて」 「もうすぐ暖かくなるわよ」など簡単な言葉のやり取りが年寄りには買い物が楽しい瞬間なのだ が、それが無くなった。買った品物が袋に入れられ「2番で」と支払う機械を指さされると買い物 は機械が相手になる。「現金支払」いを選ぶと、即座に「お金を入れてください」と女性の機械音 が流れる。モタモタしているとまた「お金を入れてください」と催促される。がま口から小銭を選ん でいるお婆さんに機械の声が何度も催促し、そのお婆さんが「ちょっと待ってよ」と言うのを見た とき、便利とは寂しい光景もつくる、と考えてしまった。


[#04]     感想「横浜から渋谷まで」/2018.1.30 島森 功
興味深く拝読しました。アメリカでの解雇は「突然」で、1ヶ月とか告知されてから実際の解雇までの 猶予期間が無いのか、気になりました。外国人女性の上司も彼女が「旅行中に解雇通告を させる」とは! 解雇とか、採用とか、そういった話は直接、対面で話し合って行うという暗黙の 了解が崩壊してしまったようです。
2004年、私の大学時代の写真担当の恩師が電話で解雇され、怒った同寮教師や教え子が抗議 集会的送別会を開き、その2次会でグループ「名称未設定」が結成されました。その11年後、 私は電話解雇よりひどい、メール解雇されました。周囲の教員仲間に聞くと最近ではメール解 雇は「よくあること」のようです。あの和光大学さえも!
解雇される6人の米国人と、それを伝えさせられる女性の気持ちを考えると、暗い気持ちになり ます。アメリカには失業保険があるのか。職安(のようなもの)があるのか、他人ごとながら心配 になりました。


[#03]  ショート・ショート あるいは 脚本のためのデッサン
   「横浜から渋谷まで」または「グッドバイ」/2018.1.29 作・百日紅
   東横線横浜駅〜渋谷駅間の車中での小さくて大きな話。和雄君から聞いた実話。
舞台は東横線横浜駅に停車中の渋谷方面行き電車の中。午後4時頃、満員でなく、子どもを乗 せた乳母車が安心していられる程度の状況。
和夫が乗ってくる。25歳、イギリスに語学留学していたと言う。英語は堪能だ。ドアから三つ離れ た席に座るとすぐに、アイフォンを食入るように見ながら乗ってきた品の良い外国人女性(キャリア らしい)が和雄の隣に座る。
電車が発車。外人の女性はアイフォンを打ち、ため息をつく。繰り返す。周囲の客は全く彼女を 気にしない。右も左も向かいの席の客も皆スマホを見ている。和雄は彼女の真剣な表情が気に なった。そして(英語で)声をかける。
「何か困りごとでも?」
英語が堪能だったせいか、和雄が学生っぽかったせいか、女性はちょっと驚いた様子だったが 小さな声で要点だけを話はじめた。電車は自由が丘駅を通過する。彼女はアメリカの中堅企業 のある部署のチーフだと言う。
今、休暇を使って日本にあそびに来ていた彼女に、本社から彼女の部署の6人を解雇するから 彼らにそれを伝えろ、と言うメールが来たと言う。彼女がアイフォンでやっていたのは6人に解雇 を知らせる前に、再就職先を探してあげたいと思って探していた、のだった。解雇される6人は 名前も明らかになっている。みんなと仲良く働いていた、と言う。
彼女は言う。「仕事はナッシングだ。今後どうしたらよいか分からない」と頭を掻く。電車は中目 黒駅を通過する。
和雄が言う。「僕があなただったとしても何ができるか分からない。ただ、僕だったら、まずみん なを集めて会社の指示を知らせる。そして自分が努力したことを伝える。その上で、仕事を探す ために、みんなの力を貸してほしい。素晴らしい仲間が路頭に迷わないために」と言うよ。
外国人女性はアイフォンを閉じる。「ありがとう。それしかない。そうします」
彼女は大きく息をつく。電車は間もなく渋谷駅に入る。
「サンキュー」 「グッバイ」
和雄も彼女も互いに自己紹介することもなく別れた。終わり


[#02]  その番組僕も見ました/2018.1.25 藤井建男
全く声も出せません。最近、涙もろくなってしまって泣いていました。昨今はテレビのドキュメント が頑張っていると言う印象があります。日本テレビはこの番組の前(10/9)に『放射能とトモダチ 作戦』を深夜に放映しました。空母『ドナルドレーガン』の放射能洗浄作業、被爆して発病した兵 士のドキュメントが含まれた衝撃的な番組でした。
NHKはBSで『戦慄のインパール作戦』(12/10)、『砂川事件60年後の真実/判決が覆された真 実』(12/16)、『沖縄と核』(12/17)などを放映しました。特に「砂川…」「沖縄…」はアメリカの新た に公開された政府資料をもとに関係者の証言、資料でドキュメンタリーにしたもので、自民党政 権の異常な売国的なアメリカ従属を暴露していました。『インパール作戦』は日本陸軍兵10万人 近失い白骨街道をつくっただけの無謀な作戦の責任を問うものです。


[#01]  戦争体験談/2018.1.23 加藤義郎
 去る20日(土)2;30pmより、4ch日本テレビで前の大戦末期や敗戦後に外地から生還した多数 の体験者に最近インタビューしてまとめた「記憶の澱(よどみ)」という番組を観た。
 体験者は今や80歳〜90歳代になり、20歳で皇軍兵士とて戦場に送られるまで人を殺した事な ど当然ない。しかし命令に背けば自分の命が危ないので恐ろしく、目をつむって銃剣で捕虜の 胸を突いて殺した。一人を殺した後は、別人になったようにその作業が平気になったが、今も毎 夜その夢を見る、と涙で語る。
 別の元兵士は、殺された現地人たちを地面に並べさせられ、踏みつけさせられた。人の肉の 潰れる音と足の裏の感触が今でも感じられると話す。また作戦によって住民の家や財産を奪 い、放火し、殺人、強姦…自分はしなかったが、戦友たちのそれは幾度も見たと話す。そして敗 戦間近になると今度は日本人に対する原住民たちの逆襲が始まった。開拓団として住んでいた 多くの民間の日本人が殺され、子どもたちは皆に頭を殴られ怪我をしたりした。
 ソ連軍が参入して来て日本兵を殺し始めると日本の軍隊はいなくなり、遺された老人子ども 達の前で、屋内、屋外を問わず女性を強姦(性暴力などとは言わず)するのが日常的になった。 無力な男たちは、何かすれば直ぐ殺されるので見ているだけ。ある開拓団では“性接待”として 敵の司令官に「子を持つ母親を助けて」と懇願して若い女子15名を差出した、と“挺身女子”の 妹が語った。放送ではすべて実名を公開。
 戦争は人間から人間性を奪うもの。殺された者、敗走中に餓死した者も多いと聞く。それぞれ の死者には言う言葉もないが、たとえ生き残ったとて加害者も被害者も後悔していたのを観た。 読売系の日テレが、見れば厭戦気分を誘うような番組をよく放送してくれたと思う。
 おっと忘れるところだった! 見ていて一つ救われたのは、怪我病気でソ連医師団に助けを求 めた日本人の若い女性教師に対し、国籍、性別、敵味方の区別なく治療に専念する医師とその スタッフだった。このエピソードを最後に持ってくるところもうまい。   生き地獄・戦争


2017年

  「ゴジラ」第一作のポリシーを大切にしたい/2017.11.27 藤井建男
小泉克弥さんの「映画『シンゴジラ』危険」を読み同感することが多くありました。僕自身の作品 にゴジラを登場させていることもあり一言述べさせていただきます。「シンゴジラ」は昨年7月末 公開され、テレビ・マスコミの宣伝もあって累計興行収入80億円を稼いだ大ヒット作品になり、 日本アカデミー賞を受賞しています。小泉さんのご指摘通りこの映画ではシン・ゴジラの破壊の 前で国民の生命・財産を軽視する国の危機管理体制、日米の軍事協力が無批判にしばしばク ローズアップされ、核兵器の使用まで言及されています。観客の反応はネットで見る範囲では 公開当時のベタホメは時間と共に薄れ、反面「下手するとプロパカンダ映画にもなるな」「ウソっ ぽい」など警戒、批判的声が増えました。
1954年の第一作で制作の田中友幸は明確に第五福竜丸事件も踏まえ「水爆に対する恐怖が 企画のテーマ」と述べ、最後のシーンで古生物学者・山根博士(志村喬)に「あのゴジラが最後 の一匹だと思えない。もし水爆実験が続けて行われるとしたら、あのゴジラの同類がまた世界 のどこかに現れてくるかもしれない」と語らせています。また、ゴジラによる破壊の中を逃げる群 衆、炎が迫る中で母親が「お父ちゃんの所に行くのよ」と空襲の惨劇を台詞でかぶせています。 第一作「ゴジラ」は反核・平和が筋に位置付けられてていることが分かります。そのことによっ て、延べ観客動員数961万人という驚異的数字を得て以来、「ゴジラ」は戦後を貫いて国民の 琴線に触れて愛され、制作されてきたということを忘れてはならないと僕は思っているのです。 「ゴジラ」シリーズは「シンゴジラ」で29作になり、ゴジラが“国際的に発言”する機会を持つよう になっているようにも思えます。だからこそ、作る側も見る側も「ゴジラ」第一作のポリシーを大切 にしたいと思うのが、僕の気持ちです。

 映画「シンゴジラ」危険/2017.11.22 小泉克弥
昨日テレビで、「シンゴジラ」を見た。ものすごい映画だ。この製作意図は何だったのだろう。
「こうなったら武力行使もやむを得ない」というセリフがあったが、武力行使容認をアピールする ために、早くもテレビ公開になったのか。憲法改悪案が自民党によって国会に上程されようとし ている時、「集団的自衛権」での武力行使も必要なのだという世論作りが目的なのではないか。 また、日米安保で日本は守られる実際のケースという設定も、隠れた意図だろう。「さすが米軍だ」 とか、「熱核兵器の使用だ」とか、戦争への心の準備を国民に植え付ける映画ではないか。 戦争は国民の命と財産を犠牲にするものだが、それはやむを得ないという心理誘導も、「命の 保障はできない。でも実行してほしい」という身勝手な台詞には込められていたのだろう。
それにしても、前半に出て来た地を這うゴジラの顔の可愛らしさ。後半の怪獣とは全く別もの。 これは何を意味しているのだろう。

 市民ギャラリーに行ってみて/2017.11.13 島森 功
今日は勤務先の大学に爆破脅迫電話があったとかで、隣時休校になりました。久し振りにハマ 展に行って来ました。問題の送迎車(#2015-43で本欄に掲載)は若干大型になりましたが、10人 は乗れそうも無く、不便なまま。ギャラリー近くの神社経営レストランの送迎車は24人乗りだとい うのに。展示開場は、パーテーションの壁がやたらと増えて迷路のよう。狭い展示空間に2段が けでびっしり展示。50号も2段! 天井も低いのに。
会の運営(経営)上、入選者を増やす必要があるからなのでしょうか。
日本画部と写真部は頑張っていました。洋画部はかなり質の低下を感じます。彫刻は昔(関内 のとき)からですが、地下に追いやられて気の毒。

 ニューヨーク便り/2017.10.30 小林利子
何時もお知らせありがとうございます。
先日、勤務していた精神病院の院長と、困った政治が底辺の我々に打撃を与えている現実に ついて話したところですが、トランプに追従する日本の現政権は困ったものです。院長も北朝鮮 との関係で日本の対応が気になると話していました。
今日報道関係の電話による聞き取り調査に答えたところですが、トランプ政権へのバッシングが 高まってきています。共和党内部の亀裂、11月のプライマリー選挙へ向けて活発な動きが出て きています。みんな疑心暗鬼です。
福島支援のプロジェクトで東京に戻りますが、11月後半から1月まで子・孫とゆっくり過ごそうと 考えています。日本の現状をしっかり見聞したいので、何か催しなどあったら教えてください。
よろしくお願いします。

 丸木美術館イベントのお知らせ/2017.10.8  田島和子
今年、50周年を迎えた丸木美術館の記念イベントが開かれます。
心穏やかならぬ今日この頃です、又お忙しい時でもあると思いますがご興味、関心をお持ちいただける方はお誘い合わせて是非ご参加 下さいますよう、ご案内させていただきます。
■詳細  どうぞよろしくお願い致します。

 藤田観龍の「写真リアリズム展」をぜひ/2017.10.2  藤井建男
 ノー・ウォー横浜展に毎回出品しているフォトジャーナリスト藤田観龍氏が10月10日(火)から 16日(月)の日程で「アートガーデン川崎」を会場に個展「写真リアリズムの軌跡」を開く。彼とは 同世代ということもあって60年代後半から今日まで様々な形で顔を合わせてきた。ドキュメンタ リーな仕事をする写真家の中で出来事の中から真実に厳しく接近するフォトジャーナリストはそ う多くない。藤田観龍はその数少ないフォトジャーナリストの一人だと私は思っている。60年代半 ば沖縄返還闘争の最中、沖縄と本土を隔てる海の国境・北緯27度線を挟んだ海上交流集会で 船上で涙を流して手を振る沖縄の女学生の顔を下から仰ぐように写し取った藤田の一枚は今も 脳裏に焼き付いている。1982年2月の日航旅客機羽田空港墜落事故では漁師の船で海から現 場に入り、1985年日航ジャンボ機御巣鷹山墜落事故では生存者が運ばれるショットをとらえ、 1891年6月の雲仙普賢岳噴火の生々しい火砕流の流れる現場をとらえたスクープ報道写真 等々、写真はその都度注目されてきた。いずれも命がけの撮影だったことがわかる写真であ り、その後の人々の生活にも目を向けるなど社会的・政治的フォローも忘れていない。さらに続 く東日本大震災と福島第一原発の事故、熊本地震等々日本列島に襲いかかった惨事…。藤田 観龍のカメラを通した時代の証言者としての作業は今日も休みなく続いている。
今回の個展は2014年10月に60年代から70年代にかけた作品を並べた「パートT」から3年ぶ り。今回は熊本地震、沖縄辺野古米軍基地建設反対闘争、ヘイトスピーチに反対する市民運 動、さらにかつて新聞などに掲載されたポートレイト、題して「あの人この人」など懐かしい写真 も展示される。JR川崎のすぐそばなのでぜひ。

 米朝ことば戦争・日本政府・マスコミ/2017.9.27  小泉克弥
国連というのは、第2次世界大戦の膨大な戦死者、物的損害の反省に立って、2度と戦争が起ら ないようにするために作られた国際機関です。その平和の国際機関の総会で、北朝鮮を完全 に破壊すると戦争宣言をするなど、全く本末転倒。気ちがい沙汰です。それを、そうだそうだと 煽りたてる安倍晋三の無分別は、世界の笑い者でしょう。ドイツのメルケル首相も、フランスのマ クロん大統領も、話し合いでの解決をいっているのは、当然のことです。
北朝鮮の弾道弾が800km上空を飛んでいるのに、空襲警報発令!でサイレンを鳴らすなど、 まったくばかげている。800km上空の弾道弾を射程30kmのパック3で撃ち落とすなんて、B29を 竹やりで落とすのと、全く変わらない。危機を煽って、サーアズ等軍拡の口実に使うなど、全く 悪質である。
北朝鮮の市民の様子をテレビ報道で見る限り、戦前の日本とそっくり。アメリカなんて怖くない。 来るなら来てみろ、コテンパンにやっつけてやると「意気軒昂」。国民全体が、軍国の父、軍国 の母、軍国少年少女で、空恐ろしい。しかし北朝鮮は、安定的にアメリカ本土に到達するミサイ ル布陣を確立するまで、ミサイル発射を止めないだろう。核兵器を本気で使う気になっている小 国の気狂いと、大国の狂人、口汚ない言葉のやり取りで、売り言葉に買い言葉、いつ何が起る か分からない。恐ろしい状況だ。
マスコミは、多くの国民の願う戦争やめろの立場からの切り口がない。どうなるかどうなるかで、 政府に対する指摘が全くないのは嘆かわしい。おりしも総選挙が始まる。核兵器禁止条約に参 加する政府をつくって、危機の解消を図りたいものだ。

 米朝問題と日本/2017.9.15  山内良雄
トランプ大統領は、歴代米政権が手を焼いてきた北朝鮮の核開発問題を解決しようと、北朝鮮 に対して国連に経済制裁させ続ける一方、ブッシュ・パパがイラクで実行したような「斬首作戦」 や「あらゆる手段」などと、電波を使って脅迫し続けている。
しかし「北」はすでに水爆まで手にしてしまい、米国の「核をやめれば対話に応じる」という要求 には応じるはずもなく、「やるなら来い」とファイティング・ポーズをとり続ける。
戦争で(スポーツで)も「敵の弱点を狙う」のは常識、米国のそれは地理的にも非核という点でも 同盟国日本であることは誰にも分る。「たとえ自国が壊滅させられようとも日本人100万人ぐら いは殺す」とでもいう様に、日本の上空にミサイルを飛ばしている。
口では激しいことを言うトランプだが、実行すれば味方にも少なからず犠牲者が出るし、それに 世界中が危惧している核兵器の使用には至らないだろう、と多くの人が思っているのではない か。しかしそれは根拠が或る事ではない。これまで米国政府は、ベトナム、朝鮮、アフガン、イラ ク等、国民や軍幹部の反対を押し切って強行してきたし、味方の将兵の死傷者も決して少なく なかった。その犠牲者が日本に多く出ると推定されるからと言って中止する強い理由にはなら ない。自国の利になれば同盟国だからといって日本を守るとは言えまい。“戦争に負けた事が 無い”米国は、北朝鮮の核を認めるのは「敗北」と考えているのが救いがたい。
安倍首相は、米朝問題の原因である米国の武力による脅迫をやめさせようとはせず、自国民に 対して70年前の戦中のようにサイレンを鳴らし、「頭を抱えて地面に伏せ」とは、北朝鮮にも笑わ れるような訓練だが、これも憲法九条を変えるために国民を慣らそうとしているのだろう。

北海道より、NHKでの映画放送のお知らせ/2017.9.5 小林はくどう
今年ノー・ウォー横浜展の「ゲルニカシアター」で上映された、「留萌沖の戦慄 in 1945」(終戦直 後、樺太からの引き揚げ船3隻が留萌沖でソ連軍潜水艦の襲撃を受けて撃沈された。それを 記憶で描き上げた墨絵とは…)が、NHKデレクターさんより、素晴らしい映像だと取材協力を求 められ、8月「北海道クロ−ズアップ、執念の三船遭難事件から72年」(25分番組)で全道に放映 されました。これが好評のようで、さらにNHK総合「目撃!にっぽん」という番組で、
9月17日(日)午前6時15分〜の35分番組で全国放映が決まりました。是非ご覧下さい。
…以上、北海道の有沢準一(79歳)さんから連絡がありました。

映画(大林宣彦監督)のお勧め/2017.8.31 小林はくどう
タイトルは“青春は戦争の消耗品ではない 映画作家 大林宣彦の遺言”です。
NHK Eテレで9月2日夜11時から60分間放映されます。大林監督自身のガンの闘病生活と併せ て次世代に遺したいメッセージだと推察します。是非ご覧ください。
ここ数年、“長岡花火”以後の何作かを通して、大林さんの戦争に対する怒りと警告は凄まじく、 12月に封切り予定の新作“花筐”(はなかたみ)は、若者たちが青春を戦争で失う話です。試写で 観ましたが、大変興味深い作品です。彼の壮絶な気力が病魔を吹き飛ばして元気になられて いるようです。頑張れ、大林宣彦!そして僕たち。
(再放送は9月7日正午からの予定だそうです)
私ごとですが、1月に「映像ゲルニカ」の季刊誌を発行します。おたのしみに!

写真個展のお知らせ/2017.8.29 小山貴和夫
私は今年6月に古稀を向かえ、また1967年に東京綜合写真専門学校に入学しましたので写真 家人生50年になります。両方を記念して、10月3日から写真展を開催します。 ■詳細
1969年から80年代前半に撮影したものが主となっています。多くはマイナーな雑誌に掲載した ものです。東大紛争など未発表のものも加えています。
1947年生まれの私は『団塊の世代』のトップランナーです。高校生時代は、ベトナム戦争が激化 していた時でした。ライフ誌などが報じるベトナム戦争の写真を見て、「何万語を費やしても一枚 の写真に叶わないことがある。」ということを知り写真家を志しました。十歳年上の桑原史成氏・ 英伸三氏・樋口健二氏など先輩が活躍されていたので、なかなかメジャーな写真家には なれませんでした。1960年代後半から70年代の社会状況は激変の時代でした。写真表現も方法論の 曲がり角でした。つまり『写真とは大量複製芸術』から『オリジナルプリント』への過渡期。また 『報道写真』から『プライベート・フォト』への過渡期でもありました。写真表現をどの立場でする のかが大きな問題でした。
今度の写真展は社会派の写真になります。残して後世に伝えなければならない内容になってい ます。テーマが大きすぎるので展示できるプリントは各テーマから数点で、残りはファイルを見 ていただくようになります。内容は、つぎのようになります。
1)『学園紛争』1968年秋からの東大紛争。69年1月18日の安田講堂攻防戦。/2)『復帰前の沖縄』 @1970年1月の全軍労の48時間ストライキ A喜屋武岬、方面の農道脇にあった壕の内部(人骨の一部と手榴弾) / 3)靖国神社/ 4)原爆ドーム/ 5)肖像のある軍人墓地: 名古屋市千種区月ヶ岡。現在は愛知県 南知多町の寺院『中之院』に移されている。/6)『差別戒名』撮影地:長野県上田市付近/7)金大中氏を救え  …など。
写真展を準備しながら気が付いたのは『死』のイメージが強いことでした。 『死』は永遠のテーマかもしれません。

強い存在感が持つ孤独―ジャコメッティ展を見て/2017.8.29 藤井建男
国立新美術館で開かれているジャコメッティ展に足を運んだ。ジャコメッティは本格的に絵を描き 始めたころ(1960年代前半)強く惹かれた彫刻家だった。彼の人体のあらゆる無駄を削り取った ような、細くゴボウを切り込んだようなブロンズの人体、硬い鉛筆で描きこんだデッサン、やせ 細った犬(ブロンズ)が放つ何とも言えない力に引き寄せられたことを今でも覚えている。例えば 今回も展示されている「歩く男1」(1960作)は箸(はし)のように細く背の高い男が右足に体重を 受け大股で歩く高さ185センチのブロンズのだが、その存在感に強い意志を感じさせる。
ジャコメッティが日本に紹介されたころ、若かった私たちは“無駄をなくすことが作品の神髄だ” などと論議をし、細身の人体デッサンに挑戦するものも少なくなかった。およそ50年ぶりにジャ コメッティ展で、懐かしく彫刻、デッサンに再会して驚いたのは、彼の極限まで細く作られた彫刻 の全てが、肩に乗る頭部、腰と背骨、足と膝、アキレス腱にいたる人体の必要な部分、機能を 確認できるほどの正確さを備えていたことだった。
「3人の歩く男たち」「ヴェネツィアの女」のシリーズも同じだった。
ジャコメッティのデッサンが厳しかったことには様々な逸話があり、そのタッチをなぞるようなデッ サンをしたこともある。この展覧会を見てごくうわべしか見ていなかったことに気づかされた。
針金のように細く作られた人物像がなぜこれほど存在感を漂わせているのか、その秘密はあく までも対象へのリアリズムな接近があったことを知らされ、一人納得した。そうでなければ、強 烈なほどに漂う孤独感も生まれないだろう、と。
写真撮影が許された展示場もあった。ただ、いかんせん入場料金1600円は高い。シルバー料 金が無いのもおかしなこと、と付け加えたい。国立新美術館で9月4日まで。続いて10月14日〜 12月24日の日程で豊田市美術館で開催されます。

「写真家チェ・ゲバラ」展を観て/2017.8.22 島森 功
 「写真家チェ・ゲバラの見た世界」を見て来ました。二百数十点の写真は大部分がモノクロでし たがカラーも少しありました。「写真家チェ・ゲバラ」というだけあって構図や題材の選び方はプ ロ級でした。原付バイクで南米各地を旅した学生時代に撮ったものや、革命後、政治家になっ て訪れた国々で撮ったものもありました。沢田恭一さんや石川文洋さんのような戦場写真を想 像していたのですが戦争ものは無く、風景や働く人々が撮られていました。南米に多い遺跡や 史跡も多く、歴史や文化に造詣が深かったことがうかがえました。
 革命後の写真では学校などが建設されていく様子が写され、国作りの記録にもなっています。 日本を訪れた際は広島にも足を伸ばし、平和記念館のほか、原爆病院や原爆資料館にも訪れ たそうです。こんな悲惨な事態を二度と起こさぬよう平和な世界をつくらねば、そのためにアメリ カと闘わなくては、と記されていました。広島だけで二百数十枚を写したそうですが会場に展示 されていた写真は数点で残念。
 会場がせまく、額がびっしり並べられた展示には少しがっかり。絵画とちがい、写真の周囲に は台紙があるものの、窮屈感はぬぐえません。
 日本の侵略を直接受けていない南米や中東、アフリカの国々には日本はアメリカに原爆を落 とされた被害者と映っているのでしょうか、親日的な国や人が多いようです。ゲバラも親日家 だったそうで経済制裁で砂糖の輸入を止めてしまったアメリカに代わり、日本の輸入を強く望ん でいたとか(アメリカの圧力で実現せず)。
 ゲバラ愛用のカメラはニコンS2で f1.1レンズの着いた高級品でした。
8月27日まで/10:30am〜8pm(入場7:30pmまで)*最終日は3pmまで/ 会場:恵比寿ガーデンルーム(目黒区三田1-13-2)JR恵比寿駅徒歩5分/入場:1000円 (前売り800円 ローソンでネット予約)

疑わしい作品/2017.8.21 加藤義郎
8月1日から 6日まで川崎市民ギャラリーで開催された「ノー・ウォー横浜展」で、わたしが一日会 場当番をしていると、来場者から「共謀罪」を疑われそうだと言われたのが写真の「神明裁判」と 題する立体作品で、作者が「名称未設定」というのも怪しい、とおっしゃる。
…詳しくは長くなるので、 ここをクリックしてお読みください。

「都民=ファースト」直ぐやめた小池都知事/2017.7.21 島森 功
夕方のニュースを見ていたら小池都知事が「豊洲の無害化」宣言は撤回と報じられていました。
地上の安全には万全を尽すが地下水に関しては「できる範囲」でとか。つまり「やらない」。
選挙で圧倒的多数票をだまし取り、多数派形成後に公約撤回とも等しい発言をするとは、嘘つ きも甚だしい。「築地を活かし、豊洲も」発言も信用できたものではありません。
築地関係者や心ある都民が団結して小池の化けの皮をはがし(皮が厚いので剥がすのが大変 そうですが)、猪瀬、舛添と同じく政界から引きずり降ろさなくては、と思います。
東京五輪がビナード氏の「予言」のように「返上」になれば私にとって幸いですが、開催となって しまったとしても、そのとき嘘つきの安倍や小池が首相や都知事でない事を切に願います。

●/2017.6.21 小泉克弥
時宜を失せず発表された「共謀罪」法への抗議声明、全く同感です。 横浜詩人会議でも、添付の抗議声明を発表しましたので、お知らせします。拡散頂けたら幸いです。
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「共謀罪」法の強行採決に抗議する/2017年6月22日 横浜詩人会議
―憲法9条の平和な日本を護ろう―
自民・公明・維新の「共謀3党」は6月15日、「中間報告」という異常手段を使って「共謀罪」法案を 参議院本会議で採決を強行し、成立させました。議員の審議権を奪うこのような異常な国会運 営は、議会運営における民主主義の破壊です。「共謀罪」法同様、異常な議会手続きにも強く 抗議するものです。
「共謀罪」法は一般市民には関係ありませんと、安倍晋三総理大臣は繰り返し言明しました。 「官邸の最高レベルの声」として、運用にあたる捜査当局に、そのことを十分忖度させ、運用実 態に監視の目を注ぎましょう。
強権的な「共謀罪」法成立を前に、「自民党を選んだのも自分たちだ。だから自民党を選ばない のも自分たちだ」の声が起っているのは、自然な成り行きです。鹿児島市では、「おら、もうこん な党やだ!」と、自民党を離党した現職の自民党市議が二人も出ました。
国民の自由・平和・民主主義の思いが、内心の自由の危機の前で、一段と強まっています。「特 定秘密保護法」「集団的自衛権行使容認」「共謀罪」そして「憲法9条改悪」と、戦争のできる国に 日本を導いていこうとする自公政権を退場させましょう。憲法9条の平和の日本を護るために、 国民は「立憲野党と市民の共闘」をさらに発展させ、新しい日本の実現に向かって行くであろう と、わたしたちは確信しています。


新・雨ニモ負ケズ/2017.6.21 官沢賢二
アベニモバケズ(カゼ鼻づまりのため濁音ご容赦)
国民ノ声ニモ負ケズ、
国連ノ「人権侵害ノ恐レ」トノ忠告ニモマケズ、
憲法学者の99%ガ「違憲」ト言ッテモ、ソレヲ無視スル傲慢ナ精神ヲ持チ、
野党議員ノ質問ニハ決シテ真面目ニ答エズ、ハグラカシ
訊カレテモイナイ自説ヲ長々ト述ベテ質問者ノ時間ヲ奪ウ、
真実ヲ隠シテ戦争法、秘密法、共謀罪法ナドヲ、
違憲の小選挙区制選挙デエタ多数議席に驕って強行採決シテシマウ。
ミンナニ「嘘ツキ」「国会軽視」「民主主義ノ破壊者」ナドト呼バレ、苦ニモセズ、
反省モセズ、高村副総裁ニ、野党とマスコミハ「ゲスの勘ぐり」ト
下品ナ言葉デ攻撃サセ、恥ヲ知ラズ。
寒サノ夏ハ、北朝鮮ガ攻メテ来ルト米軍基地ト日本ノ軍事強化ヲ叫ビ、
西ニ教育勅語ヲ教エル森友アレバ、妻ニ金ヲ持タセテ名誉園長ニ据エ、
国会証人デ我ガ身ニ不利トナレバ、サギ容疑者ニシテ切ッテ捨テル。
又ソノ西ニ「金ト土地ヲ求メル親友加計ガ…」ト独リゴチレバ、
官房副長官「総理のご意向」トテ文科省ヲ急カセ、
メモニ書キ足シテ友ヲ超優遇スル。
「税金ヲ権力者ガ私的ニ分配スルナ!」ト国民ヲ怒ラセ、
マスコミヤ野党ノ指摘二対シテハ、
「印象操作だ」ト権力ヲカサニ着テ脅シ文句ヲ吐ク。
サウイフ者ニナリタカッタノカナ、安倍首相ハ。


共謀罪反対・詩のパンフ発行/2017.4.30. 横浜詩人会議(小泉)
横浜詩人会議では昨日4月29日、小詩集『平和と立憲主義のために 2――共謀罪を許すな  さよならアベ政治』を2000部作成しました。 この詩のパンフには、加藤義郎さんの戯画も利用させていただきました。
ニュースコメンテーターの反対意見もテレビで明確に語られるようになっています。
横浜詩人会議のわたしたちは、この詩のパンフの普及をしながら、 「共謀罪」反対の運動の一端を担って行きます。みんなの力を集めて、廃案に追い込みましょう。


緊急声明に全く同感/2017.4.18. 小泉克弥
「アサドは悪い。悪い奴はやっつける」的な勧善懲悪を利用したシリア攻撃を是とするマスコミ論 調が目立つように思います。暗黙に戦争を煽るこのような論調にも、反対の声をあげることが重 要だとおもいます。今回の事態に対しての私の詩を紹介します。
  おいらはドラマー
「おいらはドラマー ヤクザなドラマ―」
トランプが歌い出した
マイクをスタンドごと口元に引き寄せ
ドラムをたたきながら叫ぶ
「国連がなんだ ロシアがなんだ
おいらが怒れば嵐を呼ぶぜ!」
アサド政権の毒ガス攻撃の報復に
トランプはシリアにトマホークを59発ぶち込 んだ

サダム・フセインは大量破壊兵器のギワク
だけで国を潰された
北朝鮮は現実に 核兵器を持っている
ボコボコにして抹殺する理由は十分だ↑→
今までそうしなかったのは
イラクには石油があったが
北朝鮮には貧困しかなかったからだ
貧困はアメリカにも十分ある
輸入するまでもない
しかし 人気が出ない今
人気挽回の最良の方法は戦争だ
北朝鮮より トランプ王国が大切なのだ
行け!

ヤクザなドラマ―の第二幕が開こうとしている
裕次郎だって言うだろう
いくら腕力が強くても
ドラムに合わせて平和の合唱で取り囲まれたら
ノックアウトだ



教育勅語なぜ悪い/2017.4.6. 今 八十男
「親に孝行し、夫婦仲良く、友を信じ、博く人を愛し、よく勉強し、徳を修め、憲法や法律を守る… これのどこが悪いのですか」
悪くはないよ。当たり前のことだから、偉い人に言われても有難くもないけど。しかし何のために そう教育するかと言えば、いざ国に何か起こった時に“民は命を捨ててでも天皇国家を守れ!” と書いてある。
「それ、むろん駄目です。説明するのもバカバカしい」
それに初めの“チンオモフニ”もトンデモナイ。昭和天皇はもとより、今上天皇も迷惑してるだろう な。天皇は政治発言をしてはいけないことになっているから。
「教育は政治ですか」
省・庁と付くものはすべて政治の一部だよ。しかし、今どき子どもにこれを暗唱させる学校経営 者はタチが悪い。それを利用する政治家はもっと悪い、最悪とはこの事だね。


安倍首相式マッチ・ポンプ /2017.3.20. 今 八十男
(1) 大阪の或る私立小学校が校舎を建てるために国有地を購入したが、8億円(約8割)も値引き されていた。首相夫人が名誉園長に就任していたのが、どうかかわっているのかと国会で問題 となった。首相の答弁は大意つぎのごとし。「わたしは首相ですが妻は“私人”なんですから、 彼女がどこかの校長をやっていたからと言っ て、“黄門さまの印籠”のように恐れ入りましたと言う 訳がないじゃあ りませんか」。
  ▲“黄門さまの印籠”とは野党が言ったのではなく、首相が持ち出した言葉である。
(2)今年1月まで韓国の慰安婦像が日本で騒がれていた。この問題は戦後の政権が責任を認め ず長引かせたが、1993年8月の河野談話で韓国人民も納得していたものを、安倍首相の「河野 談話見直し」発言によって韓国国民の反感を買い、「平和の少女像」が「慰安婦少女像」と呼ば れる様になった。安倍首相は“慰安婦像の父”と言っても良い。首相は慰安婦問題を未解決にし ておく方が都合がいい、と思っているように私には見えるが。
(3) 昨年安倍首相は中東からの原油輸送経路の“ホルムズ海峡に機雷が敷設された場合”を 想定し、掃海活動に自衛隊が出兵ができるようにと安保法制の必要な例とした。しかしそこを 支配している国も困るような機雷封鎖はしない、と言うことが分かり、その話は消えた。


web 更新のお知らせ /2017.3.10. 島森 功
「安倍晋三記念小学校」になるはずだった森友学園の小学校、次々に悪事が見つかりはじめま した。今日は東京大空襲72周年。明日は原発事故6周年。いまだに大きな余震が発生し、放射 能の影響が消えず、帰宅できない方、仮設住宅暮らしの方も多いというのに、五輪に浮かれ、 原発推進の政府。原発の宣伝CMに恥もなく出演する俳優、困ったもの。
●「ノー・ウォー美術家の集い」のサーバーを変更しました。
 新URL: http://www1.cts.ne.jp/~no-war-tsudoi/index.htm
 ブックマーク等の変更をお願いします。


[04]「追悼水木しげる・ゲゲゲの人生展」 /2017.3.10. 藤井建男
「追悼水木しげる・ゲゲゲの人生展」(朝日新聞社主宰)を見てきた。
私の中学時代は貸本屋が全盛期、白土三平の「忍者武芸帳」のと並んで水木しげるの漫画は 「愛読書」の一でした。「墓場の鬼太郎」「悪魔くん」「ゲゲゲの鬼太郎」は残酷漫画、グロ漫画の レッテルが付けられた当時の貸本屋劇画漫画の代表格だった。悪書と言われると見たくなるも ので、家で開けず貸本屋にしゃがみ込んで見た懐かしい思い出がある。その後テレビに押され て貸本屋時代は終わるが、テレビで妖怪漫画が何本か復活し「ゲゲゲの鬼太郎」がまた人気を 得て新たな脚光を浴び、数奇な水木しげるの人生が遂にNHK「ゲゲゲの女房」という朝のドラマ (2010放映開始)になって万人知る漫画の大家になった。2015年、自転車で転倒、手術をするも 93歳で帰らぬ人となりました。
この「水木しげる・ゲゲゲの人生展」は新聞社の企画ということもあり、資料も豊富で展示もよく 考えられたものになっていた。私が懐かしい思い以上にひかれたのは、子供時代から絵の才に あふれ、少年時代から青年時代(兵隊にとられる直前まで)洋画研究所に通いデッサン、油絵で 身に着けた確かな画力。さらに、招集され南方・ラバウルで体験した戦争の実相を伝える「戦場 漫画」に込められた反戦・厭戦、軍隊嫌悪・揶揄、そして圧倒されるのは戦場で左腕を失っても なお絵を描いて生計を立て続けた人生に対する執念だった。(挿入カット漫画は水木しげるが最 も愛着ある作品と言う「総員玉砕せよ!」より)


[03]森友学園の裏に何が? /2017.3.10. 百日紅
国民の80%以上、すべてのメディアが強く求める森友学園の籠池理事長はじめ関係する省庁 幹部の証人喚問要求をかたくなに拒否する安倍政権。国民の多くがこの問題には、単に森友 学園問題だけでなく、何かもっと大きな問題が背景にあるのではないかと思い始めてるようで す。籠池理事長はぽろぽろと政界との接触を洩らし、政権を脅し始めています。森友学園が学 校建設が遅れた場合推薦入学を持ちかけた愛知県の中高一貫全寮制私学はトヨタ、JR東海、 中部電力など中部地方の有力企業が設立した学校で、私学協議会にも加入していない「日本 の伝統と文化を尊ぶ人材を育成する」ことを掲げています。今回の推薦入学問題では森友学園 からの推薦の依頼を拒否したと述べていたが、相談を受けていたと述べています。このように 次々と浮かび上がるアナクロ国家主義を夢見る靖国派の地下水脈の暴露は巨大な広がりを見 せる気配です。安倍政権はこの事件のもみ消しに森友学園の学校建設不認可、関係者の口封 じに必死ですが、それで幕引きは許せません。それを打ち破って安倍政権打倒まで運動を広げ ましょう。


[02]金正男殺害事件に /2017.2.24. 加藤義郎
北朝鮮独立の立役者金日成の直系の孫である金正男氏が、北朝鮮の友好国マレーシアの空 港で若い女性2人組に毒物によって殺された事件は、被害者個人の命や家族の心情を吹っ飛 ばして、国の主権・面子もあり、国際問題となってきた。続きを見る


[02]トランプ大統領とクリントン候補 /2017.1.25. 百日紅
私の好きな映画監督オリバー・ストーンのトランプ大統領批評(1月24日付け「朝日新聞」インタ ビュー記事)を読んだ。彼は、大統領選挙を争ったクリントンを「彼女は本来の意味でのリベラル ではない。米国による新世界秩序を欲し、そのために世界の体制を変えることを望んでいる」と のべ、彼女が大統領になったら世界はさらに戦争を拡大させる危険があった、と分析。トランプ 大統領がアメリカ第一主義で軍事に頼る覇権主義から脱却するように仕向けたいーと述べてい る。なるほど…。
アーサー・ビナードも同じようなことを言っていたが、こういう見方がクリントン嫌い、サンダース 支持の底流にあるのだな、と思った。アメリカの反トランプの動きばかりに眼を取られていただけ にはっとさせられた。彼はインタビューの最後に、アメリカの映画界がトランプ政権の圧力で萎 縮することもありうるとしながら「私はハリウッドの政治とは一線を画しています。時に嫌われる こともありますが、これまで同様、私は発言し続けます」と述べていた。


[01]コント「初春三人男」 /2017.1.4. 金槌流
  出演人物=エブ首相、長官、プッチン大統領、トランぺ大統領
[第一場] 昨年末、首相官邸の来賓室。壁に長官が「北方領土取り戻す」の紙を貼っている。
 上手より首相登場。
首相「プッチン大統領はまだか?」
長官「はぁ、未だお見えになりません。総理」
 首相、時計を見る。歩きまわったり、座ったり。
首相「まだか、プッチンは?」
長官「未だ連絡はありません。総理」
 首相、ゴルフのスイングを真似てから時計を見る。
首相「わざと遅刻するなんて、無作法なお人や」
長官「総理。ただ今、東京の上空を旋回しているとの連絡が…」……続きを見る


2016年
[# 26] 笹木繁男の「藤田嗣治の戦争画」検証 /2016.12.5. 金山明子
皆様、師走に入り御多忙の事と存じます。
突然失礼致します。
今回美術ドキュメンタリストの笹木繁男さんをお招きして「藤田の戦争画」を軍部資料を中心に 検証する講義を開催します。南スーダンへの派兵を許し,戦争前夜というよりさらに進んだ段階に 突入した現在、先の戦争で軍部と芸術が結託し,文化の面から好戦性を醸造して来た事実を周知し、 新たな戦争へ阻止への道を文化の面から探りたいと思います。
どうかご参加を頂きたくお願い致します。
 --------------------------●HOWS文化講座 ------------------------------
 藤田嗣治の戦争画を検証する/講師=笹木繁男(美術ドキュメンタリスト)
 極秘扱い『昭和18年度及び昭和19年度・戦争記録画制作の為画家現地派遣計画書』による
 日時: 12月10日(土) 13時〜16時30分
 会場:本郷文化フォーラムホール(文京区本郷3-38-10 さかえビル2階 小川町企画内/.03-5804-1656)
  *地下鉄 丸の内・大江戸線「本郷三丁目駅」(ABD出口) 春日通り御徒町方面徒歩3分/

 参加費:1500円(学生1000円)/問い:.042-343-8096(金山明子)


[# 25] トランプ大統領誕生に思う /2016.11.14. 百日紅
世はトランプショックで大騒ぎですね。私は大阪のノック知事、小泉純一郎、石原都知事、橋本 大阪市長、小池都知事などの劇場型選挙を見てきたので、トランプが勝つかも、と思っていまし た。前の大統領にも次々失望させられましたし。日本の劇場型選挙はトランプ選挙のリハーサ ルだったにもかかわらず、そこから学ばずメディアやコメンテーターは根拠もなくクリントンに期 待していたので、ショックは大きいようです。クリントンの「ガラスの天井を破りたい」って何でしょ う?あまりにもディズニー的じゃないですか。それをぶち壊してプロレス団体のオーナでもあるい かがわしい男が世界の”資本主義の盟主”アメリカの大統領になりました。”アメリカの資本主 義”の行き詰まりとシステムの劣化がはっきり浮かび上がったのですからショックは大きいと思 います。が、それにみんなが気付いたとすればある意味で良かった。劇薬です、二度と飲んで はいけない劇薬ですが。実際トランプは世界最大のプロレス団体WWE(オーナー、ビンス・マク ホマン)に自分の抱えるレスラーを送り込み試合をプロモートしています。07年には自分のレ スラーが勝ったらオーナーを丸坊主にする(負けたら自分が)試合を組み、オーナーを丸坊主に しています(観客8万人超)。ただ、プロレスは観客を酔わせるショウです。ショウマンシップが得 意のトランプに複雑で危険な政治・外交を演出させてはなりません。アメリカ国民は気がつくで しょう。観衆から見放されればトランプは終わりです。早く終わらせたいのに安倍首相はトランプ 詣でだそうです。とんでもないことです。彼もいっしょに終わらせましょう。これは日本の私たちの 仕事。ともかく、世界はアメリカに続いて新しい局面に入るでしょう。それに、私たちは向き合わ なければなりません。今回の大統領選挙で視聴率が上がればそれにつれて広告収入が上が る。それに従うメディアの姿勢も問題として浮上しました。日本も同じです。


[# 番外]なぜ TPP は“売国条約”なの?
孫崎亨(うける、元外務省国際情報局長)氏は語る。
政府の言う「関税撤廃→貿易促進→経済活性化」と違い、この条約の実現を望む勢力(多国籍 企業など)の真の狙いは ISDS条項という毒薬!←詳しくは、ここをクリックしてお聴きください。
実例として、ドイツが原発を廃止した時その企業の株を持つ投資家が、被害を受けたとドイツ (国)を裁判に訴え賠償金を得た。つまり、或る企業が国の法を守ったために投資家が損害を 被った場合、原因となった法律を持つ「国」が被告となる。米国も例外でないことが分かって反 対者が増えている。(11/7)


[# 24] 松岡眞さんの作品に思うこと /2016.11.7. 藤井建男
9月15(月)〜17(土)、表参道の始弘画廊で開かれたが松岡眞個展はサブタイトルに「画集発行 記念」がついていた。後日届いた画集は松岡さんの初期から現在まで油絵132点、水彩画6点 が全て大小カラーで刷り込またハードカバー。その扉に挟まれた簡単なあいさつに「介護の隙 間に後始末をやっている次第」と書かれている。松岡眞さんは2004年の第一回ノー・ウォー展か ら5年間出品している。また、横浜市営地下鉄ホームでの展覧会(作品展示)実現を求める地下 鉄との交渉にも参加している(このホームでの展覧会は実現しませんでした)。松浦さんと言えば 白いひげを生やし口数少なく凛としている姿が浮かぶ。画集にある経歴によると松岡さんは 1930年長崎市で誕生。長崎市立大在学中に野口弥太郎に師事。卒業後上京、現代美術研究 所などで学び、独立美術展入選後画家として歩み始めまる。
 ノー・ウォー展に出品した作品は、どれも端正 に描かれた風景、室内であるがそのリアルな 画面にプランクトンの様なあるいは黴菌の様な 生命体が無数に浮遊するもので、それらの絵 は今も強く印象に残っている。出来上がった絵 を食べて増殖する「アメーバ―」の様な「生命体」、 松岡さんはそれを「バイキン」と言ってい る。それが新しい画面を作り出す。「バイキン」 は1980年に画面に登場し繁殖する。松岡さんはその「バイキン」について一切語っていない。執 拗と言えるほど丁寧に描きこまれて完成した「具象」をバイキンに蝕ませてつくられる不思議な 絵。バイキンは画面いっぱいに広がっているものあり、数の少ないものもある。何とも不可解。 私はそこに松岡さんの心の奥深くに長崎で体験した原爆の恐ろしさが消し去れないものとして ある―と思えてならない。松岡さんには見える平和な日常の真実の姿として描いているとすれ ば現代への強烈な警鐘ともいえる。「夏・3.5km記憶U」(長崎市)という作品は縦162.1×横 112.1cmの原爆のキノコ雲を扱った大作である。松岡さん頑張ってください。
 *写真の作品は「 帽子のトルソ」縦162×横321cm(F100号 3点を繋いだ)


[# 23] web 更新のお知らせ /2016.11.6. 島森 功
首相が「結党以来考えたことが無い」という強行採決、またまた行われました。
食の安全を脅かし、数々の国内産業を危機に追い込む可能性が高いTPP、審議も無し に自公維で採決。暴言大臣を辞めさせない首相も本音は大臣と同じか。
農相だけでなく、嘘つき首相も一刻も早く退陣させたいものです。
国民に敵対する政治家は辞めさせる、辞めさせようとする韓国は正常だと思います。
 ★ Web更新しました。南スーダン問題・みんなの伝言板等。


[# 22] 旧ユーゴスロビア旅行 /2016.10.17 小山貴和夫
今年の『ノー・ウォー横浜展』に私の旅行の日程が重なり、参加できず申し訳ありませんでした。
主にクロアチアを中心とした旧ユーゴスロビアの祖国の世界遺産を巡る旅行でした。結局はキリ スト教の教会めぐりが主でした。車窓からや外観だけというものも多かったです。何箇所は教会 堂内部にも入れました。
 ローマ建築・ビザンツ様式・ロマネスク様式・ゴシック様式・ルネッサンス様式・バロック様式と 美術史の学びのたびでもありました。もっと美術史を学んでおけば良かった反省しています。
 ところで『憲法九条にノーベル賞を』の件ですが、千葉の女性が作った『憲法九条にノーベル平 和賞を』というピンクの幟を持って集会に参加しています。憲法が危うい時代に考えられる手段 を考え行動したいと思います。


[# 22] 最近のビデオ女性作家の作品を観て /2016.10.17 藤井建男
新潟知事選良かった。野党共闘に自信がなかった人にも良い結果。それはさて置き…
16日(日)、蒲田映画祭で小林はくどうさんが主宰している「東京ビデオフェスティバル・アーカイブ ス」の一企画、女性作家の作品「ガールズワンダーワールド」に足を運び、若い女性作家たちの 作品を見ました。以下、感想です。
風邪をひき個展の作品が気に入らず、凹み気味でしたが、映像作家の原石の作った素晴らしい 作品に感動。皆さんの作品は自分の身の丈で、それにそれぞれメッセージがあってその誠実な 姿勢に感心しました。美術の若い世代とは大分違うような気がしました。
内田セイコの『Plays the air』は面白かった、大木智恵子の「つぶつぶのひび」は社会派の芽のよ うなものを感じました。「足元の再確認」は次の作品ではもっと強いものになるのでしょうか。「豚 と軍艦」のラストのように。川満佐和子の『きっと世界は素晴らしい』は僕の心をつかみました。ス トーリーがあるようで無いようでいながら引っ張りました。ラストの屋上の絶叫で泣けました。なん だろうね? まだ僕にも15歳の感性が少し残っていたのでしょうか。あのラストシーンを100人、 1000人でする作品を見たい。『ネジとネコ』はとても絵が良かった、『キャベツと骨折叔母さん』は ほのぼの。とりあえずの感想、ありがとうです。


[# 21]  75年も生きてきて… /2016.10.7 府川きよし
今世紀の初めあった多くの楽観論に反して、21世紀も大変な世紀になっていますね。
私個人としては、21世紀は暗い見通しを友人にお話していました。その方はその時、明るい世紀 になると信じていたのでしょう。気分を害したようですが、私の偽りのない心情でした。
まだまだ人類は、発達途上で、狭い利害関係で動いていますね。

認識や意識、価値観が追いついていないのですね。まだ金の力、資本のなせる力が大変強いで すね。いまの力関係が支配する世の中が大きく変わるには、50年や100年では変わらないでしょ うね。もちろん運動の発展や進歩は、それなりに進むことは間違いありませんが、しかし、劇的な 変革を遂げるには、50年や100年ではなくて、200年、300年位(?)掛かるのでしょうね。
過去に社会体制が変革された時代も、数世紀の長いスパーンで変革していたそうです。

若いときは単純で、すぐにでも世の中が変わるような気分になっていましたが、75年も生きて、い ろいろ知ってしまうと、これは簡単には行かないなあ。というのが実感です。到達点です。世代で 言えば数十世代に引き継がれていく中で、変わっていくものだと思っています。人間の意識や価 値観、生き方の変革には、時代の進歩、状況の変化で培われるう長い時間が必要です。

今は、自分のできることを、みんなと力を合わせ、やっていくことが一番大事なことです。
少しでも歴史の進歩、発展に貢献できれば、私の人生も無駄ではなかったと考えています。


[# 20]  ちゃかほい展 特別講演会のお知らせ /2016.10.5 小林はくどう
第7回ちゃかほい展が10月22日から26日まで渋谷区のギャラリー大和田で開催されます。 特別企画として ●特別講演会「斎藤義重を問う」を行います。
没後15年、未発表の日記体小説、斉藤義重著『無十』の出版を記念して,戦後現代美術の巨匠、 元多摩美大教授・斎藤義重の芸術世界を独自の視点で考察します。
 10月24日(月)14:00〜16:00/同センター講座室にて
 講師:千石英世さん(文芸評論家、現代美術研究 立教大学名誉教授。『無十』の編者)
 協賛:斉藤義重教室卒業生有志会、TSA教員一同。/入場無料
 予約 会員の方も申し込みは 小林はくどうまで 携帯090-6344-4010
     定員になり次第締切らせて頂きます。
※書籍「無十」(水声社)希望の方は出版社の協力で特別価格¥4,000(定価4500+消費税のところ) 予約受付し、会場でお渡しします。
※講演後,別会場で有志による出版記念パーティ(有料¥3,000)を予定しています。


[# 19]  半世紀むかし懐かし /2016.9.20 昔イクメン父さん
共産党の調査に始まった築地・豊洲疑惑、東京オリンピックにも影響を与えそうな雲行き。思え ば1965年都議会で自民党の汚職が発覚、議会議長が贈賄容疑で逮捕、11議員が起訴され、 「都政刷新市民委員会」が動き出し野党共同で都議会解散が実現。いわゆる「タヌキ御殿解散」 で自民党が大敗、共産党が第一党に。2年後、革新都政が誕生。これによって都民の要求が数 多く実現。ポストの数ほど保育園を」の大運動が全国に広がり、革新自治体運動実現の波が全 国の大都市を包みました。やがて川崎も革新市政になり私の2人のこどもも乳児から幼児まで市 立保育園で育ったことを思い出します。築地・豊洲疑惑、「伏魔殿」を暴き、住民本位の地方自治 体づくりの大波を起こしたい。


[# 18]  豊洲市場問題 /2016.9.15 百日紅
やっぱり出てきた。専門家会議が決めていた建屋の下の盛り土をコンクリートブロック(箱)にす る対案を08年、当時の石原知事が記者会見で堂々と述べる姿を15日、メディアが一斉に流した。 「知事の考えが空洞に影響を与えたのでは…」の記者の質問を遮るように「私は素人ですよ、た だこういう声もあるといっただけだ」と。しかし、記者会見で自分の考えを述べたことは事実。まし て知事は東京都の頂点に座る公人。「私は素人」は通用しない。
さらに豊洲問題は盛り土の脇で巨額な不正入札・利権問題が浮上してきた。そしてこの問題を知 事の影で処理してきたのが猪瀬元副知事。彼が全部知っているからだろう、メディアに追及され 始めた。弁解すればするほどボロが出てくるかつての猪瀬知事を辞職に追い込んだ金券疑惑 の続きの始まりだ。目が離せない。早くも「来年の都議選挙は都政の大掃除にしなくては」と言う 声さえも。
15日夕、緊急に開かれた石原元知事の記者会見の去り際、元知事は「都政は伏魔殿だ」と一 言。今回の築地・豊洲のゴタゴタを見せつけられているた都民もそう思っている。が、その伏魔殿 のトップに座っていたのは誰あろう、石原慎太郎知事であったことを忘れていない。


[# 17]  豊洲市場問題 /2016.9.15 島森 功
有毒物質が堆積していたガス工場跡地に、食品を扱う施設を作ろうとした事に問題があると思う のですが。表面の土をはがして盛り土をしても、必ず起きる首都圏大地震で液状化噴砂現象が 発生し、有害物質が出てくるという環境学者の指摘もありました。5年前の3.11でも噴砂現象が 豊洲内で百ヶ所以上あったとか。
豊洲に移転を決めた石原元知事、それを推進した猪瀬、舛添各知事も「辞めているから」と責任 をあいまいにせず、都職員への監督責任も追求してほしいものです。


[# 16]  画材店から版画材料が消えた /2016.9.14 島森 功
私は学生時代にシルクスクリーンにはまっていて、年賀状も10年くらい前まではシルクで刷って いました。日本にシルクを紹介した植田氏の孫弟子です。ところが画材店から版画材料が消え てしまいました。当初は銀座の伊東屋に行けば入手できましたが今は無し。私の師(多分小林は くどうさんの同級生? 東海大の同僚とは別人)はシルク画材を買いだめしていて3年くらい前ま でシルクの年賀状をいただいていましたが、ストックも底をついたとのことで手書きの絵になって しまいました。
パソコンやWAVEのような格安ネット印刷が普及して版画家人口が減り、版画材料が駆逐されて しまったためと思います。
これからも伝統的な表現手法が消えて行くのでしょうね。残念です。フィルム写真も。コダックの フィルムはもう日本では現像できず、ハワイに送って現像、日本に返送しているとか。
日大の建築研究室では「青焼き」の図面ができなくなるという話をしていました。
私はPC、CG時代でも手仕事が重要と考えていて、昨年まで勤務していた蒲田の工科大では烏口 (からすぐち)や溝引きの実演を学生に見せていました。はじめて見る学生が大半で驚きです。


[# 15] ノー・ウォー横浜展で拾った話 “今どき巷の美術状況”/2016.9.13 藤井建男
ノー・ウォー横浜展では色々な話が飛び交う。
「まったく、どーんどん画材屋が店を閉めているよ。画廊がこれもビルの上の階に上がって、飲み 屋じゃないけれど知り合いでもいなけりゃ入りにくい」
という話をベテラン出品者S氏から聞いた。S氏の話が気になって“今どき巷の美術状況”を調べ たくなった。
住んでいる横浜・鶴見の画材屋も無くなった。思い出せば30年ほど前までは、高校のそばには 文房具と一緒に画材を売っている店があった気がする。大分減ったらしい。学校の美術クラブが 減ったのか?
県の教育課程調査グループに聞いたところ「県立高校142校中141校に美術部があり、部員も 1523人と共に減っていません」という。しかし画材店が減っている。画廊の方も減り方は激しい。
銀座周辺のいわゆる老舗の画廊のほとんどが姿を消している。画廊を閉じた理由は地価の高騰 で採算が合わないから―が、主な理由だが銀座周辺の画廊めぐりにマメなY氏は老舗の画廊の オーナーや番頭さんから「最近の美術状況に失望している」と言った嘆きを聞くことが多いと言 う。
高校の美術部も減っていない、部員も減ってない。ではなぜ画材が売れないのか。Y氏は言う。
「確かに油絵具は使いやすいアクリル絵の具よりはるかに値が高い。キャンバスの木枠も安いも のが出ている。画材屋にしてみれば利幅が少なく、場所もとる。画材販売だけではやっていけない。 それも理由だが、対象を見つめてその実態を知ろうとする作業が必要とされない状況が強 まっている。スマホでするコミニュケーションもある種マニュアル化されている交流だ」

なるほど、主婦の手芸・工芸材料、絵画材料を扱う工芸材料の大手に行ってみた。10年前まで は店舗ビルのワンフロアを占めていた画材は半分以下になっていた。品数、点数も少ない。 一方、組み立てれば何かができそうな素材やすでに形になっている発泡スチロールのデコレー ションなどが増え、足を運んだ日は高校生が楽しそうに品定めをしていた。
そういえば森林公園や官庁街の並木道周辺には秋になるとイーゼルを立ててスケッチをする年 配者の姿が並んだりして町にゆとりと季節感を醸し出していたがずいぶんと減った。
それでいて日本画の「若冲展」は2〜3時間待ちの長蛇の列ができる。いわゆるメディアのカル チャー情報の刺激は、愛好家の狭くなった選択肢に強く迫っているようにも見える。
手元の新聞に「大企業を減税して内部留保を史上最高に膨らませる一方、年収200万円以下の 世帯が24%、3割の世帯が金融資産ゼロという貧困日本」という記事がある。日本の貧富の差の 拡大を示しているのであるが、日本の文化状況では貧富の二極化はどのように進んでいるのだ ろうか、ふと考えてしまった。
もしかしたら、画材屋が立ちいかなくなっている問題も、様々な理由はあるだろうが画廊の減少 も、この貧富の拡大、急速に進む二極化の波に洗われている現象ではないのか、そこから生ま れてくる「考えなくても分かればいい」「いま役に立つことだけ考えろ」―的な、短絡的コミニュケー ションが老舗画廊経営者を失望させ、大きくは美術の土台を侵食しているのではないだろうか。
ノー・ウォー横浜展で何人かの作家と話したことをきっかけに考えた。


[# 14] 9月に入り… /2016.9.1 島森 功
9月に入りましたが猛暑です。東北と北海道は台風被害。防衛予算は防災に回した方が「国を 守る」ことになるのでは。
小池都知事の豊洲移転延期問題がニュース番組を賑わせていますが、元々庶民目線ではない 方、今後の推移を凝視したいと思います。石原・舛添・小池の各知事、カタカナことばの乱発が 鼻につきます。政権維持のポーズであったとしても情報公開の必要性など「正論」もあるようで すが。築地視察時の態度からは「都民ファースト」は微塵も感じられず。


[# 13] 素晴らしかったRio五輪 /2016.8.23 山川静香
選手たちが心技体を鍛え、ルールに則って作戦も練って力を競いあい、勝敗にかかわらず両者 が互いに敬い、称え合う姿は美しい。しかし、金メダルを逸して、「ごめんなさい」と泣いて謝る有 名な選手もいた。大衆やマスコミが勝手に期待したのだから、謝らなくてもいいのに。
 人気者に掛かる重圧は大変なものだと思う。レスリングや柔道に限らず、「僅差」で勝ち負けが 分れる場合も多いが、運も含めて勝った者は当然称えられる。今回はメダルの獲得数が多いと 国中が喜んでいるように見えるが、強豪ロシアの陸上選手(80名?) が居ないのが寂しい。「国ぐ るみのドーピンク」と大統領が認めたらしいが、リオ大会の直前にWADA(世界アンチ・ドーピング 機関)が発表したのは政治臭が強い。以前からドーピングで失格となった選手はロシア以外にも いた。そしてパラリンピックではロシア選手は全員失格だという。
 また、開催中にIOC(国際五輪委員会)の理事の一人がカネの不正使用の疑いで逮捕された。 又か、がっかり。カネの集まる組織のトップは潔癖な人でないと。
 力と力の闘いと言っても、平和でなければできない。同じ闘いでも、戦争やテロは敵を憎悪し、 敵の命を奪い財産を破壊するもの、醜悪の極み。それを望むのは誰だ?
 閉会式も楽しく素晴らしかったが、東京から地下道を掘ってリオの会場に、赤い鳥打帽をか ぶった安倍・マリオ日本国首相が現れたのを見て、嫌な気分になったのは私だけではあるまい。 福島原発事故は抑えた、と世界に嘘をついて五輪を招致した彼は、その後も「戦争法=安保法」 をはぐらかしと嘘答弁で時間を浪費し、強行採決で成立させた。政治を持ち込まないのがオリン ピックの慣習で、しゅしょうが出てきてスピーチするとは!
 五輪が無くてもテレビ局は自主規制しているのか、政治のニュースが少ない。


[# 12] 「憲法守ろう!」ではなく「憲法守れ!」では? (2016年ノー・ウォー横浜展の標語)
チラシを見たという川崎市のM.Hさんから、「気になったのは、主権者・国民が権力者に対して 『憲法守れ!』というのが正しいのではないでしょうか?」というご意見をいただきました(7/18)。
--------------[事務局より返信] 7月19日--------------
M.H様、ご意見ありがとうございます。
おっしゃる通り、国民が権力者に対してなら「憲法守れ!」が正しいと思います。 前回の展覧会ではそう書きました。2015展←クリック願います。
現政権が「安保関連法」を違憲ではないと言い張っている状況の今年は、権力に向かって「戦争法廃止!」を言うだけでなく、国民自らも憲法を守ろうと強く自覚してもらいたい、 と実行委員会で議論し、「……守ろう!」に決めました。
● M.Hさんと同様な疑問を持たれる方も少なくないと氏名の掲載をお願いしましたが、 許可されませんでした。(係)


[# 11] アーサー・ビナード氏のラジオ談「下北半島 恐山にて」
7月28日、ラジオ文化放送/聞き書き 島森 功 
青森で縄文遺跡の取材をした後、下北半島の恐山に行き、イタコさんに私の祖母の霊を呼んで もらった。祖母は日本語、まして下北弁が判らないから心配だったけど、恐山では国境も言語 の違いもない世界だった。イタコさんは祖母になりきって私の健康を気遣ってくれた。
下北半島と言えば六ヶ所村再処理工場、東通原発、建設中の大間原発と原子力集中地域。 六ヶ所村は一番危険な MOX燃料を取り出す施設。政府は川内原発以外はすべてMOX燃料で 再稼働させる予定。六ヶ所村の再処理工場の実体は原爆製造工場だ。日本政府が原爆の材 料を持つのを正当化するための施設。
東通原発にはPR館があり、時間の関係で入れなかったが看板に東北電力と東京電力ホール ディングスと書かれていた。東電はいつ名前を変えたのか。でもピッタリの名前。ホールディング ス、福島第一原発は穴だらけ*。自分たちで開けた大穴を認めて社名にした。
 * holdを hole と、もじったのでしょうか?(web係)

[# 10] アーサー・ビナード氏のラジオ談「戦争をしない文化」
7月21日、ラジオ文化放送(電話出演)/聞き書き 島森 功 
私は今、縄文遺跡の宝庫、青森に来ている。私は日本国民に謝りたい。オバマが広島で誤った 演説をしたから。
オバマは「人類の歴史は古代から戦争の歴史で、戦いが絶えなかった。その延長上に広島・長 崎がある」と言った。
日本の縄文時代は1万年続いたが、どこの縄文遺跡からも武器は見つかっていないし、武器で 傷つけられた人骨も無い。日本人は1万年も戦争の無い時代をすごせたのだ。オバマはそれを 知らない無知か、知っていて事実を歪曲する悪人。日本人に失礼な演説をした。
戦争をしない日本文化に対する畏敬の念がなく、そこから学ぼうとする気もない。
戦争は人類の必然のように言う者がいるが日本には 1万年も戦争をしない縄文文化と歴史が あったのだ。
みなさん、青森で五能線に乗ったら、ぜひ木造駅で降りて駅舎を見て!
駅舎が遮光器(縄文)土偶のかたちをしているから。

[# 08] 映像ビデオトーク、重慶爆撃の被害者たち鈴木賢士  (2016.7.12)
ノーウオー展では、お世話になります。その前に、8月2日夕方、東京港区で掲題の催しがあり、 重慶爆撃の被害者を取り上げた映像をご覧いただき、合わせて「韓国のヒロシマ」の問題を提起 します。資料代 500円。できるだけ多くの方に視聴してもらいたいと思います。 ●詳細

[# 09] アーサー・ビナード氏のラジオ談「参議院選挙」
7月14日、ラジオ文化放送/聞き書き 島森 功 
私は「クモの巣選挙」と言いたい。
与党は改憲を隠し、知らずに与党に投票した国民はクモの巣にかかった虫のように憲法を失っ て苦しむ。クモは巣が見えないよう、虫がかかりやすいよう巧妙に巣を張る。私は選挙権が無 いため、冷静に見られるので透明な巣も、朝露で光っていたりするのが良く見える。
野党連合が11議席を取れた意義は大きい。特に東北。農民が多い地方では悪政を肌で感じて 「巣」が見えた。
沖縄も典型。野党の圧勝。沖縄では与党が悪巧みでヤンバル世界遺産化を画策。月曜日から 工事を開始した。選挙で大敗したのに民意と逆な事をする。
ヤンバル世界遺産は米軍が使っていない北部の森を返還してもらい、世界自然遺産にする計 画。南部はオスプレイ訓練場だから返さず、基地機能強化。でも南部を開発されると北部の 自然は破壊される。

[# 07] アーサー・ビナードの「71年目の沖縄慰霊の日に想うこと」/ 6月23日
 翁長知事は「日本国憲法が国民に保証する諸権利が沖縄でも適用されているのか」と問いか けた。沖縄は戦後しばらく米軍統治下に置かれ、諸権利は認められていなかった。日本へ戻る 運動の中で「なぜ日本になるのか」の理由、それは東京や本土への憧れではない。日本には 「基本的人権を保障し、平和を保証するとうたった日本国憲法」があったから、米軍統治下では 保証されていなかった自由・平等・人権・民主主義のある日本に加わろうとした。しかし、いま本 土の人間は、翁長知事の言う諸権利が保証されているのか、自らに問いかけるべき。
 先日、米大使館は在日米国人に「19日の県民大会は危険なので近寄るな」と発信した。
どうしてそういう発想が出てくるのか私は理解できない。6.5万人は奪われた命の追悼に集まっ たのに、なぜそれが「危険」なのか。私は大使館に従わず、追悼集会に行った。集会の後、殺人 が起きた現場に行って思った。米軍人は沖縄の人より沖縄の地理に詳しい。 地元民は入れない場所(基地)の地理は未知だが軍人は沖縄全土を把握している。
 刑務所の有刺鉄線は囚人の側に向いている。(囚人を出さないよう)
 沖縄基地の有刺鉄線は市民の側に向いている。(沖縄の人を入れないよう)
 屏の中に閉じこめられているのは沖縄市民だ。
*感想(島森 功)/参院選の候補者は、日米地位協定についての考えも語ってほしいものです。
「日本は立派な国」と選挙カーで怒鳴っていた候補者がいましたが、国民の命も守れないのは 立派な国ではありません。不平等な地位協定にも沈黙。後藤健二さんも見殺しにした最低の国。 救出した人質の人たちに航空運賃を請求するような、最低の国。

[# 06] アーサー・ビナードの「オバマ広島訪問評(長崎編)」/ 6月9日
 私は広島の方々から多くを聴き、長崎の方々からも多くを聴いた。学んだ事と全く違う。
原爆投下後の広島と長崎、それぞれの歩み、扱われ方、語られ方、地形も。プルトニウムとウラ ンほど違う。
 長崎の被爆者、谷口さん(郵便配達中に被曝。被団協活動家)は「オバマは何をしに来たの か、判らない」と言う。これが最も的確なオバマ評だと思う。プラハ演説から具体的な進展は何 も無い。むしろ後ずさり。
 オバマのノーベル賞受賞時、谷口さんは複雑な思い。「何もしていないヤツがノーベル賞と は!」。谷口さんは核軍縮の会議で発言するためニューヨークに行ったが、彼は背中のやけど のため、飛行機の座席にもたれることができない。ニューヨークまでの長時間、往復。「演説を する」にしても、オバマなんかとは覚悟が違うのだ。被曝被害を無くすため自分にむち打って出 かけている。だから長崎以降原爆は都市で使われていない。
 長崎で市民に聞くとオバマに「期待している人」は一人もいなかった。「岩国から近いのだか ら、ちょっと寄ってくれればいいのに」という人は少しいた。長崎は広島に比べるといつも小さく扱 われる。原爆投下は戦争終結に必要だった、というのは長崎には通用しない。8月9日以前に ポツダム宣言受諾は決まっていたから。*
 広島ではごまかせるが、長崎ではアメリカの論理は成り立たなくなる。オバマはほんとうは長 崎でこそ核廃絶を語るべきなのだが、絶対に長崎には行かないだろう。

 映画「ローマの休日」は実話。グレゴリー・ペックが演じたモデルの新聞記者が長崎に来て、 谷口さんと語り、本を出している。私はその本を復活させることも計画中だ。
*[web係・注] 「8月9日以前にポツダム宣言受諾は決まっていたから」とは?  初耳。
史実、ポツダム宣言(7/26)→広島原爆(8/7))→長崎原爆(8/9)→玉音放送(8/15)では、長崎原爆も 日本の降伏をダメ押しした形になり、米国がルール違反したとは言えないが、日本の降伏は喫緊と 察した米国は急ぎ広島にウラン235原爆を投下、続いて長崎にプルトニウム239の核出力を増した原爆 も“成功させた”。他方日本側はポツダム宣言に対し、「もう少し戦果を挙げてから」と受諾を 延ばしたため、アメリカに原爆投下の理由を与えたと、戦後は昭和天皇の責任を問う声も少なくない。 冒頭の文は「8月9日以前にポツダム宣言受諾は間近いと推測できたのに」(死ななくてよい筈の 多数の犠牲者を出した)という意味か。


[# 05] ビナード氏のオバマ広島訪問評島森 功  (2016.6.5)
 2日木曜日夕方、ラジオ文化放送にアーサー・ビナードさんが出演し、「ことばで闘う詩人」と紹介 されていた。題目はオバマの広島訪問。以下は要約(島森):
 「空から降ってきた」と言っていたが原爆は雨・雪・あられ等とは違う。
オバマの前の前の…前の大統領が落とさせたもの。自然現象のように言うな。
広島弁では「原爆は落とさんか落ちて来ん」(=落とさなければ落ちてこない)という。
原爆資料館の中にいたのは10分以下。トイレ休憩くらいの時間だ。あれでは何も見られず、感じ られない。17分のスピーチは前もって用意されていたもので広島で見たり感じたりしたことが何 も含まれていない。原稿はワシントンでつくったのか。
核ボタンを持って平和公園を訪れるとは言行矛盾。
オバマは責任を棚上げする象徴大統領になってしまった。
17分間の言葉の中に責任ある言葉が何も無い。

[# 04] 笑ってらんない加藤義郎  (2016.6.1)
・舛添、お前もか! 公金公用車を私的に使ったのが暴露され、趣味の美術品購入や公僕として は贅沢きわまる海外視察は大名行列と揶揄され、「都民の信頼を失った」と認めながらも「その 全部が正しいとは言えない」と“厳しい第三者”の「法的には無罪」との助け船を待つ。
・安倍首相は国内向けにはアベノミクス成功と言いながら、先進国首脳会議(伊勢志摩)ては「世 界経済はリーマンショックに似た状態」と繰り返し、ウッソー、何言ってんの!と笑われた。経済 政策の失敗の責任を架空のモノに擦り付けようとしても、欧米世界はそんなに甘くない。
・甘利元TPP大臣は業者から現金を受け取ったのを認め、「矜持」と言って辞任したが、国会で追 求されるのを恐れて病院に隠れた。「後で説明する」と言ったのに、まったく音沙汰なし。国会終 了日に「検察は不起訴」のニュースを聞いたが、検察の自主規制に違いない。駄目だこりゃ。

[# 03] 日米地位協定=優米劣日の悪藤井建男  (2016.5.19)
5月26日に行われた深夜に及ぶオバマ、アベ日米両首脳会談と共同記者会見の内容は、沖縄で 元米海兵隊が起した女性殺害遺棄事件を主要テーマにしたものでしたが、悲しみ、怒り、再発防 止を願う沖縄の心に正対しないひどい内容でした。沖縄全島に怒りが燃え上がらざるをえないで しょう。1977年9月27日の横浜市緑区の米軍ジェット機墜落事故の記憶がりよみがえります。この 事故でも米軍優先の日米地位協定(日米安保条約第6条による日本国における合衆国軍隊の 地位に関する協定)が被害者救済、自己責任究明の前に立ちはだかりました。事故発生時、全 身やけどを負った被害者の林和枝さん(事故当時27歳)よりも無傷の米軍パイロットを横浜市の 救急車が病院に運び、和枝さんと三歳と一歳の子どもは付近住民の車で病院に運ばれました。 子供は翌日に亡くなりましたが、和枝さんは子供の死を知らされないまま耐えがたい痛みを伴う 皮膚移植手術が続けられました。そして事故から4年4ヶ月後の1982年1月26日無念の内に亡く なります。二人の愛児の死を知らされたのは事故から一年三ヶ月後でした。しかも、日本は無傷 で救出されたパイロットの事情聴取さえできず、事故原因の重要なカギを握るジェット機のエンジ ンその他は全て米軍が持ち去りました。米軍優先の日米地位協定に日本中が怒り悲しんだ事件 です。この悲劇的事件からすでに40年が過ぎようとしていますが、米軍の起こす犯罪、事故は続 きます。特に、米軍の海兵隊(最も攻撃的殴り込み部隊)を押し付けられた沖縄の悲劇は後を絶 ちません。アベ首相は「実効性ある再発防止策」を求めたと報道されていますが、その中身には まったく触れていません。沖縄県民の誰もがあげる「米軍基地があるから」「米軍優先の日米地 位協定があるから」と言う声をオバマ大統領に伝える気配さえ見せませんでした。オバマ大統領 も「事件に対して哀悼、遺憾の気持ちを表明」したものの、地位協定について「日本の法体系の もとで完全な捜査や司法に必要な措置を何ら妨げてはいないと指摘しておきたい。」とまで言い ました。オバマ大統領の任期はあと6カ月なのですから、最後の仕事として沖縄県民の悲しみの 涙と声を汲み上げ、世界でも例のない米軍地位協定の改定、基地のない沖縄と言う大きな仕事 に足を踏み出してもらいたかった、と言うのが率直な気持ちです。オバマ大統領、アベ首相会談 の内容は、国民の失望と怒りを大きくしたことは間違いないと思っています。


[# 02] 自著発刊のごあいさつ首藤教之  (2016.5.19)
少年時代の戦争体験、社会進歩と美術の今後を考える…30編
 伝言ノート首藤教之
 FREEDOM FUTURE ART
 A5版 168ページ/頒価 1000円
 [申込]Tel& Fax 046-33-2577(首藤)
さまざまな美術展に作品を出品して半世紀を超えます。人の生活・生涯、心の深部に影響を与え る芸術・美術の在り方を考え、新たな試みの可能性を探求し、前進しようとしてきました。また、そ れにかかわる文章も機会があれば書いてきましたが、今回はその中から選び、また新たなもの も加えて一冊にまとめました。
私は理論家でもなく、文筆の世界の住人というわけでもありませんので、果たして皆さんがどのように 受け止めてくださるか、心許ないところもあるのですが、激しい動きを見せる時代の中、民主 主義の精神と美術創造・文化との関わりについて皆さんと考える時に、いくらかでも参考になれば うれしいと思っています。ご感想をいただければたいへん幸せです。


[# 01] 集まれ!映像作家たち!小林はくどう  (2016.2.12)
立春とは名ばかりの寒さが続いております。いかがお過ごしでしょうか。
私が代表理事を務めますNPO邦人:市民がつくるTVFでは1年前運営基金が行き詰まり、広く社 会に寄付を募るインターネットでのクラウドファンディングを公募いたしました。その結果大勢の 人たちのご支援で運営が続けられることになりました。本当に有難うございました。また私個人に 対するご声援にも感謝しております。
この度、お陰さまで東京ビデオフェスティバル(略称TVF) 2016フォーラム*を開催致します。授賞 式中心ではなく、映像作家たちが集合し、何を伝えたいのか共に大いに語り合う場にしたいと考 えています。昨年試みたやり方の発展ですが、どうなるか主催者である私も楽しみです。
授賞作品については当日配布致します。或いはインターネットで作品動画がご覧になれます。
是非会場へおいで下さり、映像作家たちと交流・激励して下されば幸いです。
   〜〜〜〜〜〜TVF 2016フォーラムのお知らせ〜〜〜〜〜〜
 2月27日(土)・28日(日)/9:30amより/法政大学 市ヶ谷キャンパス外濠校舎4F405教室にて
 参加費:1,000円(前売り)当日2,000円/ ●詳細はここをクリックしてご覧ください。