知らない方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。 椎名誠原作、本木雅弘主演の「中国の鳥人」です。 何故この映画を見たかというと、黒い家BONE COLLECTERに誘ってきた迷惑な友人がこの映画も見ようと言うので見ました。 一応お断りをしておくと、「中国の鳥人」はホラーとはまったく違います。 椎名誠原作なので当然おわかりかと思いますが。 友人は先頃中国の雲南省に行ったらしく、この映画の舞台が同じ地域なので見てみたかったらしいです。 って言うか、ホラーなんか誘うな!って感じです。

映画自体はそれほど面白い感じではないです。 「へー、こういうとこだったんだ」とか「あんなとこあるの?落ちたら即死じゃん!!」とかそんな感じでした。 淡々と描いているのはいいのですが、逆にテンポが遅すぎるシーンもありました。

舞台は中国の少数民族の村です。 理由は忘れましたが、日本人の主人公と日本人やくざと中国人通訳の三人がハプニングの連続でそこにたどり着いてしまいます。 この村では羽根を着けて飛べると信じられていました。 はじめはそんな滑稽なこと、と思っていた彼らですが、村に滞在するうちに...。 と言う感じです。

全てが淡々としていて、盛り上がりに欠けるのは事実ですが(もしかすると私が眠かっただけかもしれない)、背景となっている風景はなかなか素晴らしいです。 友人によると、本当にこの映画のような風景が今でも残っていて、人々の生活もあまり変わらないと言うことです。 ただ、少数民族役の村人は現地の人じゃなくて漢民族の人じゃないかな、と言うことでした。 まあ、そんな映画です。