第九話 「夢へ挑戦・其の二」
クランクシャフトおよびミッションの組み立てに移る。
脱脂剤で吹いた後に布で塵などをきれいに拭き取る
髪の毛一本でも入ると上手く組めない。
潤滑剤をベアリング外周に吹き付ける。
ベアリングの穴をバーナーで熱する。
目玉焼きが焼ける温度くらいになったら、
あとは入れるだけ、あっけないくらいにストンと入ってくれた。
フロントスプロケットを差しこむシャフトなどにオイルシールを打ち込んだ。
ドライブシャフト、カウンタシャフトをセットで組み付ける。
シフトフォークは品番は同じなのだが、「P」の部分にバーが入っているものがある
組み付け順の記号なのだろうか?
このように組み差す。
ギアーシフトカムはピンとワッシャーが入る。
このギアーシフトカムが回ることによって
溝に沿ってシフトフォークが上下し、かみ合うギアを変えて変速する。
シフトフォークにシャフトを組み立てる。
SX125は中空シャフト、手にもっているのはジェベル125のシャフトである。
これでケース内の組み立ては終わり。
文章に書くとあっけないくらい簡単に終わるが
実際は組みつけ方を忘れてミッションと二時間くらい格闘していた。