第十話 「夢へ挑戦・其の三」


前回組み合わせたクランク・ミッションがきちんと動くことを確認したら


ケース同士を組み合わせる。


二箇所にノックピンを差し、液状ガスケットを薄く塗り


もう片方のベアリングもケース側を熱すれば問題無く収まる・・・。
(ちなみにライト側はベアリングは圧入しなくてもシャフトに入った。)


上手く組めたと思ったが、ケースをボルトで締めるとクランクの動きが悪くなってしまう。


仕方が無いので、もう一回ケースをばらし、丁寧に組み上げた。


この時、ちょっとだけクランクシャフトに衝撃を与えてしまった。


でも見なかったことにする。(笑)





やっとエンジンっぽい形になってきた。


ここまで組むのに五時間くらいかかってしまった。


始めてなのでしょうがないけどやっぱ不器用は隠せない。(笑)





キックシャフトのスプリングは実はここの穴に収まっている。





キック付きのジェベルはキックギアのためにドライブシャフトがここまで伸びている。


サービスマニュアルをお持ちの方はキック無しのジェベルがどうなっているかわかると思う。


この部分がキック無しでもあっても伸びており、


更にキックシャフトのスプリングを外側からかけられるように


しておけば簡単にキックを取りつけられるのだが・・・。





スプロケットのスぺーサー。


良い機会なので新品のOリングを入れてみた。


その後にボルトでスぺーサーリテーナーを固定して作業完了。





次にプライマリーギアの組みたて。


ここからクラッチに動力を伝えたり、オイルポンプを動かしたりする。





プライマリードライブギアを差しこむ。





キーを組む。





このキーも上下に向きがある。


(上側がちょっと幅が狭い。)





オイルポンプドライブギアを組みこむのだが、

この組み方は間違い。





正しいのはこっち側。





そして回り止めワッシャーを入れ、規定トルクでナットを締めつける。

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