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/* 今日もファイルを読み込みモードで開き、各行に行番号を付けて標準出力に出力します。まず最初にこのファイルを開いて下さい。このページのソースプログラムをコンパイルしてできたexeファイルと、このファイルを同じディレクトリにおいて実行して下さい。その際、このファイルの名前を必ず、”LTest.c”にして下さい。また、このファイルをコピーアンドペーストするときは、必ず最後のリターンコードまでコピーして下さい。そうしないと、正常に動作しません。読者の方、ご指摘ありがとうございました。
前回は、ファイルから１文字読み込むライブラリ関数、getc( ) と、標準出力に１文字出力する関数、putchar( ) を、使いました。今回は、行単位で文字列を読み込む関数と、書き込む関数、fgets( ) と puts( ) を使い、同様に表示させます。
#include <stdio.h>
char *fgets(char *s, int n, FILE *fp);
例：s1 = fgets(s2, n, fp);
戻り値
成功した場合 読み込んだ文字列へのポインタ
失敗した場合 NULL
fgets( ) は、ファイルから、n-1 の文字を読み込み、文字列の末に NULL 文字（ '\0' ) を追加します。もし、途中で改行コード（ '\n' ) を読み込むと、改行コードの後に、 NULL 文字（ '\0' ) を書き込みます。
#include <stdio.h>
int puts(const char *s);
puts (s);
戻り値
成功した場合 0
失敗した場合 EOF
puts( ) は、NULL 文字（ '\0' )に出会うと、改行コード（ '\n' ) に変換します。従って、fgets( ) と puts( ) を使うと、fgets( ) が、改行コードの後に、 NULL 文字を書き込み、 puts() が、NULL 文字を改行コードに変換するので、ひとつ余計な改行コードが書き込まれます。このままでは、ソースプログラムがダブルスペースで表示されてしまいます。これを防ぐために、一工夫します。
ファイルの途中で、fgets( ) が改行コードに出会うと、改行コードの後に NULL 文字を書き込みます。
strlen( ) は文字列の長さを返しますが、NULL 文字を数えません。fgets( ) で文字列 string[ ] に読み込んだとします。strlen(string) の戻り値を n とすると、配列の添え字はゼロから始まるので、string[n - 1] はNULL 文字の前にある改行コードになります。そこで、下記のコードで余分な改行コードを取り除くことができます。
string[n - 1] = '\0';
strlen( ) の簡単な説明を下記に示しました。
#include <string.h>
size_t strlen(const char *s);
例：n = strlen(s);
戻り値 文字列 s の長さ
LTest.html を"LTest.c"に変更し、同じホルダーに置いてから、実行して下さい。 */
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h> /* exit( ) で必要 */
#include <string.h> /* strlen( ) で必要 */
#define MAX_LEN 256 /* １行の最大文字数 -1 */
void main(void);
void main(void)
{
FILE *fp;
char string[MAX_LEN]; /* 文字列を読み込む配列 */
int n = 1; /*行番号用カウンタ */
/* ファイルを開けなかったら */
if ((fp = fopen("LTest.c", "r")) == NULL) {
fprintf(stderr, "ファイルを開けません!\n");
exit (2); /* メッセージを表示して終了 */
}
/* ファイルから失敗するまで行単位で文字を読み込み */
while ((fgets(string, MAX_LEN - 1, fp)) != NULL) {
string[strlen(string) - 1] = '\0'; /* 余分な改行コードを削除 */
printf("%d:", n++); /*行番号を表示し */
puts(string); /*読み込んだ行を表示 */
}
fclose(fp); /* ファイルを閉じる */
}
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