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家庭犬のためのしつけ教室 |
人と犬とが仲良く落ち着いて暮らせる社会を目指して ☎ 03-37795755 |
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>レッスンの特色 ▼学習の方法 >コンセプト |
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飼い主様にはあまり知られていない事実なのですが、トレーニングやしつけと言っても方法は様々です。愛犬と暮らすためにしつけを・・・と考えていらっしゃる飼い主様ですから、その方法がどんなものなのか?にとても興味をお持ちの方もいらっしゃると思います。そこでこんなページを作ってみました。興味をお持ちの方はどうぞじっくりお読みいただきたいと思います。
手短に・・・と思われた飼い主様へ
家庭犬は人との信頼関係が必須です、つまり『人は自分に害をなさない』と思ってもらわなくてはなりません。家庭犬のためのしつけではそのような関係を害する 痛い事・苦しい事・怖い事 を前提にしたトレーニング方法はいたしません。ですから、飼い主様は愛犬から今よりさらに好きになってもらう事ができます。また、仔犬でも安心してレッスンを受けていただく事が可能です。体も心も繊細な愛玩犬には最も適した方法です。
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動物はいかにして学習するのか?(行動が増えたり減ったりする理由) |
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あ |
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おすわりも伏せも自発行動ですが、吠える・噛む・走り回る・引っ張るなどの飼い主様を困らせる愛犬の行動はおおむね自発行動なので、自発行動について説明しています。
1・何かのきっかけに反応して、自発的に何かの行動を起こした直後に、何かメリットがあると(関連性の有無を問わず)その行動の起きる頻度が上がります。同じセットが何度も繰り返されると、そのきっかけに出会ったときには同じ行動を起こすようになります。
2・自発的に何かの行動を起こした直後に何かデメリットがあると、その行動の起きる頻度が下がります。同じ事が何度も繰り返されると、だんだんその行動をしなくなります。
3・きっかけに対してその行動を毎回するようになった後、期待していた良い結果が起こらなくなるとその行動を段々しなくなります。でも、時々良い結果が起きると行動は定着します。
何かのきっかけに対してどんな行動を起こすのかは、最初は決まっていませんが、このような学習が行われた結果、その子がある決まった行動を起こすようになるわけです。ところで「良い結果」というと良い事がおきるのかと思われるかも知れませんが「良い結果が起きる」のと「良い事が起きる」のは、実は同じではない事にご注意いただきたいのです。それを下に示します。
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良い結果には2種類ある! |
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良い結果(メリット)には 1・良い事の出現 と 2・嫌な事の消失 とがあります。
良い事の出現というのはわかりやすいと思いますので、2の嫌な事の消失について説明してみます。例えば、私は、トゲがささって痛い時にトゲヌキでトゲを抜きます。
抜く瞬間はその前よりも痛い思いをするのになぜ抜くのか?といえば抜いた後に痛みが無くなることを以前の経験から学習しているからです。
犬のトレーニングの世界でいえばチョークチェーンやスリップカラーなどがこれにあたります。ところでトゲも膿んだりしなければやがて慣れてしまうかも知れませんね。生き物はずっと続く痛みには慣れやすいのです。痛くないならトゲは抜こうと思わないかも知れません。つまり慣れてしまうと学習した行動も起こさない可能性がある・・・ということです。また、私個人的には、最初から痛いことやとても苦しいこと怖いことに合わせるのが前提のトレーニング方法には、何年経ってもなじめないでいます。同じ結果なら良い事が起こる嬉しい方を選びたいので、私のレッスンではチョークチェーンやスリップカラーなどはご利用いただけません。
嫌な事の消失には痛みなどを伴わないものもあります。例としては外に出たい時に閉まっているドアですね。このようなものは痛くもかゆくもありませんし、生活の中にはいくらでも存在しますからレッスンにも利用しています。
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嫌な結果も2種類ある! |
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同様に嫌な結果(デメリット)には 1・嫌な事の出現 と 2・良い事の消失 とがあります。
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嫌な結果のことを行動分析学で以前は「罰」と呼んでいることもありましたが、罰と言うと語弊や誤解を生みやすいので、現在は弱化と言う事の方が多いです。
初めて見る食べ物が提供された・・・食べた・・・不味かった
これが繰り返されたら、見慣れない食べ物を食べる気が薄れます。
学食に行く度に嫌いな人に会ったら、学食に行きたくなくなるはずです。
これが1
ところが不味いと思って食べていたらなんだか慣れたら美味しく感じるようになってしまったり、学食のメニューが自分の大好物でそれがサービスメニューでお得だったりすると、嫌いな人がいても学食で食べたくなってしまいます。つまり1はなかなか確実に継続できる方法とは言い難いわけです。
吠えたら大好きなお母さんが部屋から出て行ってしまった
これが2です。
「おすわり」と言われて「ふせ」したら、もらえると思っていたチーズを飼い主さんが食べてしまった
これも2です。
こういう場合、犬だって「ガーーーン」と衝撃を受けた様子を見せたり「しょぼーん」と消沈したりします。次同じ状況になったらちょっと迷いを見せたりします。繰り返せば行動は減ります。
もちろん静かについて歩けばお母さんは声をかけたり撫でてくれたりするし、おすわりすればチーズが貰えます。どうすれば良いのかを呈示してあげればこの方法は容易です。
もちろん、身体的・精神的にダメージを与えるような方法には賛成できません。罰というとこちらをイメージされることが多いので現在は弱化という言い方が主流になっている・・・というわけです。
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動物取扱業登録表示:番号11東京都訓・保第000431号/名称 遠藤動物病院/所在地 東京都品川区大崎5-4-11/種別 訓練
責任者氏名 遠藤いづみ/有効期間末日:平成28年10月9日 |
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