艦艇探検(SSN758 ASHEVILLE)

SSN758 ASHEVILLE

2000.5.9 アメリカ海軍のロサンゼルス級原子力潜水艦SSN758 ASHEVILLEの乗艦取材の機会があったので、艦内を紹介してみよう。


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艦首

本艦は、ロサンゼルス級原子力潜水艦の中でも、後期型に属しており、潜舵はセイルではなく、艦首水面下に装備されているほか、艦首ソナーと艦内耐圧隔壁の間に、トマホークSLCMの発射筒が12本装備されている。
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セイル

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舷門

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TASS格納倉

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士官サロン 艦長、司令官

写真正面は艦長、右手は第七艦隊潜水艦隊司令官。
海上自衛隊の潜水艦の場合、士官室での最上席は、上級指揮官だが、アメリカ海軍の場合は、艦長である。
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発令所

潜水艦の中枢部。
潜望鏡
発令所の中心部に2基の潜望鏡(攻撃用・捜索用の2種類)が横並びに配置されている。
攻撃用潜望鏡(2型)が右側、探索用潜望鏡(18型)が左側で、通常は探索用潜望鏡(18型)を使用している。
攻撃用潜望鏡(2型)は基本的な光学潜望鏡で、昼間用の光学機能しかなく、先進的な光学特性などは備えていなが、その分だけ先端部が細くできており、敵に探知されにくい。
探索用潜望鏡(18型)は現在、米海軍の潜水艦装備されている最も先進的な潜望鏡であり、大部分の任務は探索用潜望鏡(18型)を使用する。
潜望鏡の映像は艦のあちこちに置かれた複数のテレビモニターに映し出すこともでき、ビデオに録画することもできる。
潜望鏡の映像を記録する70mmカメラや18型のマストの先端部分に搭載された対電子支援装置(ESM)受信機の読み取り装置も付属しているほか潜望鏡の先端部分にはGPS受信機のアンテナも取り付けられている。
2つの潜望鏡は、セイルを貫通して上昇する。
レーダー波を吸収する素材(RAM)でコーティングされているため、レーダーに映りにくい状態が保たれている。
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制御卓
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水測室
ソナー室とも呼ばれる。
発令所に隣接している。
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昇降口

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トイレ

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廊下

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艦長室

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乗員室

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防護マスク

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左舷魚雷発射管

魚雷発射管は、左右に各2本、上下2段に装備されている。
魚雷はこの手前の棚に置かれているが、搭載数量、種類等は明確にしないほうがよろしかろう。
ものの本によれば、各3、5、3本並べられる棚が通路を挟んで3つあり、それぞれ、2,3段あるとすれば、27本前後搭載可能という計算が成り立つ。
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参考
艦艇探検
艦艇探検(DDG168 たちかぜ)
艦艇探検(DD102 はるさめ)
艦艇探検(中国人民解放軍海軍 167 深セン)
艦艇探検(インド海軍 D60 Mysore)
艦艇探検(インド海軍 P46 Kuthar)
艦艇探検(FSG25 KASTURI)
艦艇探検(SSN758 ASHEVILLE)
SSN688 LOS ANGELES 型


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新規作成日:2004年3月8日/最終更新日:2004年3月8日