艦艇探検(FSG25 KASTURI)
艦艇を探検してみよう。
ここでは、2002年に東京港外で行われた海上自衛隊国際観艦式に参加した、マレーシア海軍のフリゲート FSG25 KASTURI を例に取り、探検してみよう。
国際観艦式予行時の勇姿。
.
.
Kasturi級 (Type FS-1500)の1番艦。
ドイツの Howaldtswerke, Kiel で建造。
1983.2.31起工、1983.5.14進水、1984.8.15竣工
排水量: 1,690t (満載1,900t)、速力28 kt、97.30m × 11.30m × 3.50m
主要兵装 MM38 Exocet SSM 4-8発; 100mm 55口径砲; 57mm 70口径 Bofors式砲; 30mm 75口径連装砲 2基; 1 375mm Bofors対潜ロケット; AS.355MN Fennec helicopter
乗員: 士官13, 下士官、兵111
艦型は、中央船楼型。中央船楼型とは、船体の中央部に船楼を設けているもの。
⇒ 船の雑学
見学した当日は、こんな風に係留されていた。
2隻以上を並べて係留する形を、ロングサイド方式と呼ぶが、目刺しとも俗称される。
.
艦首 前甲板(ぜんかんぱん)
.
.
.
艦首には、錨甲板がある。錨は、停泊時に船をとどめておく為の重りで、長くて丈夫な鎖に繋がれている。この鎖を巻き取る機械をキャプスタンと言う。
また、軍艦である本艦の前甲板には、大砲と対潜ロケットが装備されている。
100mm砲
.
昔はメインの大砲を「主砲」と呼んでいたが、現代ではあまり呼ばれない。
ただ、本艦のように、何種類かの銃砲を混載している場合、その最大の物を「主砲」と呼んで区別する場合もある。
B/R 対潜ロケット
.
海上自衛隊で使用している、4連装ボフォース対潜ロケットランチャーと同じシリーズだが、こちらは新型の連装の物を装備している。
アスロックや対潜ヘリが幅を効かせる今日だが、沿海部に潜む潜水艦などには、まだまだ有効な兵器である。
なぜかと言うと、ホーミング魚雷は(エンジンを停止して)ひっそりと潜む潜水艦や、マスカーやデコイによるジャミングに対して弱いのだが、対潜ロケット弾は非誘導の為、相手の位地が正確に特定できていれば、何発か撃てば命中する事も可能だからである。
艦橋
.
.
.
艦橋は、操艦(船の操縦)する場所であると共に、戦闘の指揮をとる場所である。
中央の丸いわっかが舵輪で、船の舵である。
艦橋には、航海の為の、レーダー、機関制御の機器、通信機器、海図台などが並んでいる。
艦橋内の写真撮影は禁止されている場合が多いので注意しよう。
尚、最近の艦艇では、戦闘の指揮はCICで行う事が多い。
旗甲板
.
艦橋のすぐ後ろにあり、信号旗を格納する箱がある。
⇒ NATO信号旗
チャフ
.
フランスのチャフ。この上にマガジンを載せる。
前部マスト
.
本艦の場合、前部マストには、(上に)射撃指揮レーダーと、(下に)水上レーダーが装備されている。
SSM
.
フランスのMM38エクゾセ。写真では4基が実装されているが、最大8基搭載できる。
煙突付近
.
.
.
最近の艦艇の搭載艇は、ゴムボートの場合が多い。
後部マスト 艦尾構造物
.
.
後部マストには、対空レーダーが装備されている。
対空レーダーは、大きな網のようなものが多い。
30mm連装砲
.
ヘリ甲板
.
今回、搭載ヘリコプターは来ていないが、必要に応じて離着艦、繋止する事ができる。
57mm砲
.
.
これも、スウェーデンのボフォース社のもの。
艦尾
.
軍艦旗
.
マレーシアの国旗は、
だが、軍艦である本艦の艦尾には、軍艦旗
が掲げられる。
軍艦旗は、停泊時、一般に朝8時に掲揚され、日没に降納される。
士官帽子
.
乗員
.
.
帽子や制服も、各国海軍により異なるので面白い。
参考
艦艇探検
艦艇探検(DDG168 たちかぜ)
艦艇探検(DD102 はるさめ)
艦艇探検(中国人民解放軍海軍 167 深セン)
艦艇探検(インド海軍 D60 Mysore)
艦艇探検(インド海軍 P46 Kuthar)
艦艇探検(FSG25 KASTURI)
艦艇探検(SSN758 ASHEVILLE)
新規作成日:2003年4月8日/最終更新日:2003年4月9日