艦船写真の写し方(日の出・夕景)

日の出

日の出は、太陽と周辺の朝焼けがポイントだろう。
が、太陽は明るく、周りは暗い。
露出をどのようにあわせるかがポイントだ。
ここで、フイルムとデジカメでは事情が異なる。
フイルムでは、暗くつぶれないように(暗い部分を加味した)ある程度の露出が必要だが、デジカメでは明るい部分が白とびしないようにしなければならない。


太陽光の明るさ任せで写した場合、地上は暗くなるものの、太陽はきっちり押さえられる。
Dcim1495/DSC_2455. Dcim1502/DSC_2979.

全景の露出を優先すると、太陽周辺は追従できないほど明るいため、完全に白飛びしてしまう。
Dcim1495/DSC_2487.

日没

日没も、日の出同様、太陽と周辺の夕焼けがポイントだろう。
が、太陽は明るく、周りは暗いものの、朝よりも明るい。
日没直後の夕景には、ホワイトバランスを蛍光灯にすると、トワイライトな雰囲気を強調できる。


2004.2.27 横浜港 ロイヤルウイング ディナークルーズ
17:30頃の撮影。
ASA400, Aモード, f5.6, 1/350, +0.7
Dcim0773/DSC_5592. Dcim0773/DSC_5593.

夕景

夕日に照らされた夕焼けや、日没直後の青さ、都市の明かりなどの調和がポイントだろう。
ここで、情景として写す場合は、赤さがポイントである。
逆に、本来の色を追求する場合は、フィルターやホワイトバランスなどの調整により、赤さを取り除くことが必要になる。
風景としての夕景を撮るには、ホワイトバランスを曇りにすると、赤みが増してよいらしい。


2004.2.27 横浜港 DEUTSCHLAND 入港
Dcim0773/DSC_5640. Dcim0773/DSC_5641.

2004.2.27 横浜港 ロイヤルウイング ディナークルーズ
17:55-18:00頃の撮影。
ASA400, Mモード, f4, 1/20, +0.0
既に夜景を示す方向もあるが、日没方向では明るさが残っているものの、急激に暗くなってゆく。
Dcim0773/DSC_5679. Dcim0773/DSC_5699. Dcim0773/DSC_5680.

東京タワー 夕景
僅か5分程度で急激に暗くなってゆく。
Dcim1471/DSC_1798. Dcim1471/DSC_1799. Dcim1471/DSC_1800. Dcim1471/DSC_1801. Dcim1471/DSC_1802.

2005/3/31 17:30 横浜港
多分割測光方式はバランスよく明るく映し出してくれるわけだが、こと、夕景に関して言えば、トワイライトの趣を無視して明るくしてしまう。
この場合、適度に補正するか、マニュアル設定することになる。
ASA400 f8 1/60,1/125
Dcim1626/DSC_9375. Dcim1626/DSC_9378.

参考
艦船写真の写し方(夜景撮影)
艦船写真の写し方(日の出・夕景)
艦船写真の写し方(雪景色)
艦船写真の写し方(天候と時刻)
艦船写真の写し方(フィルター)
艦船写真の写し方(画像処理)
艦船写真の写し方(ホワイトバランス)
デジカメ(D100)試行結果




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新規作成日:2005年1月15日/最終更新日:2005年1月15日