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絵のない絵本式乗馬教室

第15鞍:馬刺をつまみに

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「先生、昨日は馬刺をつまみにミルク酒を飲んだんですか?」

「いや、ダチョウのたたきを肴に、美少年をやりました。」

「え、ダチョウって、動物園にいる鳥でしょう。それに、美少年をやったなんて。」

「”美少年”は日本酒の銘柄のひとつです。熊本の酒です。やや、辛口です。それから、馬刺をよく食べるのは伊那の地方と熊本です。つまり、富士には月見草がよく似合うのと同様、馬刺に美少年は良く合います。」

「美少年て馬刺に合うんでしょう。ダチョウのたたきにも合うんですか。鳥なら、白身の肉で、赤身の強い馬肉とは違うでしょう。」

「合います。ばっちり、合います。ダチョウの肉は意外にも赤身の肉です。それも、牛肉から脂を抜いたようなあっさりとした、柔らかい赤身で、とてもヘルシーな感じがします。もしかすると、あの形から言って、恐竜に近いとすると、恐竜の肉もあんな風で、刺身で食べるとおいしいかも知れません。」

「それはわかりましたけど、先生のお友達に動物園関係の人がいるんですか?」

「ははあ、ダチョウの肉を動物園から分けてもらっていると、誤解してますね。現在では、ダチョウは盛んに養殖されていて、スーパーマーケットへ行けば売ってます。国産のダチョウ肉は1kgで卸値で、4,000円くらいです。ところで、ダチョウって結構凶暴なので、山形県では条例で猛獣に指定されていました。養殖でもダチョウはダチョウなので、その辺をうろうろされたら危険でしょうがないですよね。でも、2,000年11月に、猛獣の指定が解除されました。

「わかりました。でも、ダチョウってゲテ物かと思ってしまうけれどそうでもないんですね。」

「ダチョウのほかにもどんな肉がありますか?」

「私は、ゲテ物は食べない。でも、おいしければどんな肉にも偏見は持たない。例えば、鹿の肉もさっぱりとしておいしいですよ。馬刺と鹿刺を一つの皿に盛りつけることもあります。ステーキにしてもいい鹿肉を煮込んでもいいみたいです。焼き肉やハンバーグでもいいようです。鹿肉も最近は入手がしやすくなっているんじゃないかな。」

「それから、あと、好きなのはワニの唐揚げかな。ワニも皮と肉のために、最近、盛んに養殖されているようですよ。ワニの肉は鶏肉に似ているけれど、もっと、あっさりしています。食用蛙の肉にとってもよく似ています。唐揚げもいいけれど、バナナの葉っぱで包み焼きにしてもいいかも知れません。」

「先生、ワニ肉はどうにか手に入れるとして、バナナの葉っぱはスーパーマーケットでは売っていないでしょう。植物園のお友達にでも分けてもらうんですか?」

「良く聞いてくれた。実は、バナナの葉っぱも売ってます。東京でいえば、アフリカや、南太平洋の国々の大使館の多い地帯にあるスーパーを丹念に探せば、見つかります。南麻布のナショナル麻布で、見かけたことがあります。」

「それから、肉としては狩猟の季節になると野ウサギが手に入りますが、 ウサギは後足の肉を使います。非常に発達した筋肉なので、かなり、固いです。ですから、シチュウにして、充分煮込むのが良いでしょう。」

「同じく、狩猟の季節にはカモも食べられます。青首を、鍋で食べるのがいいですね。長ネギを入れて。でも、どちらかというと、カモよりコジュケイの方が好きです。」

「猪鍋もいいですね。豚肉よりあっさりしてて、うまみがあって。冬に、猪の捕れるところ、東京付近では奥多摩や丹沢に行けば食べられます。青梅線終点の奥多摩駅の近くにある大衆食堂寿々喜屋なら、安い値段で食べられます。」

「焼き鳥用の雀やフランス料理に使うハトも冷凍なら売っていますが、雀はともかく、ハトはちょっとねえ。」

「もっと変わった肉ってありますか。」

「私は、ゲテものはすかん。でも、ラクダのベーコンはおいしいと思う。どんな味かって。私はあまり表現力がないので、深みのある味くらいしか言えないな。」

「動物園で作っているんですか。もし、輸入品ならワシントン条約に引っかかるんじゃないですか。」

「いや、ラクダは家畜なので大丈夫です。ただ、輸入には検疫証明書が必要です。」

「ヤギ肉を焼いたのもおいしいな。マトンよりにおいはきついが、慣れると病みつきになる。そういえば、君はヤギのミルクを飲んだことがありますか?」

「えー、そんなのあるんですか?」

「あります。だいたい、チーズだって牛乳から作ったのと、ヤギ乳から作ったのがあるでしょう。ミルクだって同じです。」

「私のような1948年生まれの世代では、子供の頃は東京でも、そこここにヤギを飼っていて、乳を絞ってやかんでわかして飲んでました。牛乳はお金がかかるけれど、ヤギなら空き地の雑草を刈ってきて食べさせれば、ただで飼えたのです。少し、青臭いにおいがしますが、慣れればおいしいです。給食のララ物資の脱脂粉乳に比べたら雲泥の差で、ヤギ乳の方がおいしかったです。脂肪球が牛乳より小さいので、ヤギ乳の方が消化が良いし、ミネラルも多いです。ヤギ乳は牛乳を飲むと下痢をするので、牛乳を飲めない人でも飲めるので、近年、生産量が増えています。」

「私が子供の頃はみんな貧しかったな。子供たちはみんなつぎだらけの服を着ていて、栄養不良のせいかみんな青いハナを垂らしていて、頭はシラクモだらけだった。そして、いつも腹を空かせていた。そういえば、この乗馬教室のスポンサーをやっている人なんか、食べられるものなら取ってきて食べていたそうだ。例えば、ヘビなんか取ってきて、自分で皮をむいてたき火で焼いて食べてたらしいぞ。

「ひえー」

「私もそれを聞いた時、”ひえー”だったなあ。私なんかせいぜいザリガニをとってきて、バケツで塩ゆでにして食べたことがあるくらいです。それから、マッチと醤油を持って釣りに行って、釣れた魚をたき火で焼いて食べたくらいかなあ。あの人はすごかったらしいですね。そういえば、目がいっちゃてるものねえ。」

「そうそう、ザリガニといえば、君はザリガニ釣りをしたことがありますか?」

「ないんです。先生、東京ではどこでザリガニ釣りができますか?」

「お台場です。」

「え、あの放送局のあるお台場海浜公園で!」

「そう、あそこに”ばいだおさま”という山姥が住みついている池があって、暖かい季節なら、スルメを糸の先に結びつけて釣ります。あの池は春先に行くとオタマジャクシが泳いでますよ。まあ、ばいだおさまは嘘ですが。」

「ほかに釣れる場所はありますか?」

「城南地区なら大井埠頭中央海浜公園もあります。でも、ここまで行くなら、ハゼ釣りか潮干狩りの方がいいですね。城北なら水元公園がいいでしょう。」

「いづれ機会があれば、ザリガニをとってきて、煮て、七冠馬を飲みながら食べましょう。あ、ずいぶん話が長くなってしまいましたね。では、練習を始めましょう。」

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