ハイライン

ハイラインとは、元来は索につけられた名称であるが、転じて、作業を指している。
洋上で、艦同士が航行中に人員、物資の移送を行う作業を指している。
物資移送の場合、一般に補給艦と受給艦との間で行われるが、戦闘艦艇間でも行われる。
当初は索は人員が引いていたが、現在では機力がこれを行っている。


ただ、併走する場合、接触の危険も伴い、操艦には高度の技量が要求される。


洋上移送の例(人力ハイライン方式)
右図の艦は、ハイラインを固定し、左図の艦は、ハイラインを人員が引いている。
ハイラインを両側の艦が固定してしまうと、航行する艦の索の間隔が固定され、接近すると緩んでしまい、離れすぎると切れてしまうため、これを人員が引いて常に張力を保つ。
アウトホールラインは両側の艦で人員が引いており、受ける側が引き、その分を送る側が送り出すことにより、ボースンチェアが移動する。
Pict_0762. Pict_0760. Pict_0761.

拘束具
Dcim3326/DSC_7438. Dcim3326/DSC_7440.

Dcim4193/DSC_6017.

洋上移送の例(機力ハイライン方式)
補給艦より受給艦に、トラベリングサーフが渡され、キングポストのスライディングパッドアイに接続される。
Pict_0731.

ハイラインポスト
Dcim3291/DSC_1217.

ハイラインポスト(USN)
Dcim3441/DSC_0422.

参考
洋上補給
ハイライン
流体力学
船の動き方




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新規作成日:2007年1月3日/最終更新日:2007年1月3日