港の施設(工業埠頭編)
工業埠頭の色々
港には、大量のエネルギー資源や工業原材料が運ばれています。
しかし、このように大量の輸入品を内陸部まで運んでから加工していては、どうしても時間やコス卜がかかってしまいます。
そこで、わが国では陸揚げされた輸入品をすぐに加工することができる「臨海工業地帯」が古くから発達してきました。
港の近くに林立するこれらの工場では、鉱石から工業原料が生産されたり、原油を加工して石油化学工業品の原料が作られ、全国各地へと運ばれていきます。
また、電気、ガスなどのエネルギーもこうした臨海工業地帯で生産され、付近の工場や各家庭に送られます。
このように、港は日本の工業やエネルギー供給も支えているのです。
- 製鉄所
広大な敷地面積を有する製鉄所では、輸入された鉄鉱石や石炭などを使い、鋼管やコイルなど、さまざまな鉄鋼製品が作られています。
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- 火力発電所
輸入された石油やLNG(液化天然ガス)などから作られる電気は、港近くの火力発電所から各家庭や工場に送られていきます。
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- オイル夕ーミナル
原油、ガソリン、石油などの貯蔵・供給を行なう場所です。
これらのオイルはパイブラインを通して、あるいは石油タン力ーなどを使って各地に供給されます。
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- シーバース
沖合に設置された、石油荷役設備です。
大型の石油タンカーは、水深が深い為、岸壁に接岸させる為には、水深を深く確保する必要が有ります。
そこで、石油コンビナートの沖合の、水深が十分ある位地にシーバースを設置して、パイプラインにより、送ります。
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- ガスターミナル
家庭用のブロバンガスなどでおなじみのLPG(液化石油ガス)を貯蔵する場所です。
家庭用から業務用まで幅広く使われています。
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- 石油化学コンビナー卜
輸入された原油を使い、さまざまな石油化学工業品の原料を生産する場所で、たくさんの化学工場が集まっています。
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セメント工場
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港の業務(入港編)
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新規作成日:2003年2月6日/最終更新日:2003年2月6日