信管
信管は、起爆装置の一つである。
弾や爆弾、魚雷、爆雷、機雷、ミサイルなどに使用される。
- 着発信管
弾などが目標に接触した瞬間に発火、爆発するもの。
通常弾(着発信管)
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遅延信管
弾などが目標に接触した後に発火、爆発するもの。
徹甲弾など、外部装甲に接触した瞬間ではなく、それを貫通した頃に爆発するもの。
通常弾(弾底信管)
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徹甲弾(弾底信管)
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- 時限信管
弾などが目標に付近に到達した頃に発火、爆発するもの。
対空弾など、目標を直撃する確率が低いものを、接触せずとも、目標到達想定時に爆発するもの。
対空弾(時限信管)
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- VT信管 近接信管
弾などが目標に付近に到達した時に発火、爆発するもの。
時限信管の場合は、射撃時における目標到達想定にすぎず、目標を通過したり、手前で爆発する場合も多いが、近接信管は、目標の接近を感知し、爆発するもの。
対空弾(VT信管)
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- 信管作用の色々 解説
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- 魚雷の慣性起爆方式
目標に直撃、衝突する衝撃により起爆。
- 魚雷の近接起爆方式
目標付近で起爆。
目標が近くに存在することを検出して起爆。
近接起爆方式における艦底直下での爆発は危害効果大。
・音響を利用した近接センサ。
航跡(ウェーキ)を誤探知
波、うねりに弱い
・パッシブ磁気を利用した近接センサ。
目標物が発生する磁気による地磁気の歪み量を検出するため、目標艦艇の磁気量に依存する。
地磁気の影響を受ける
目標艦艇の磁気ステルス化が進むと検出できなくなる
・アクティブ磁気方式の近接センサ。
送信磁界により発生させた、誘導磁界を感知する。
目標艦艇の磁気量に依存しないため、磁気ステルス化に有効。
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- 磁気機雷の感応原理
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- 水圧機雷の感応原理
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参考
⇒ 艦載兵器あらかると
⇒ 砲煩兵器
⇒ 弾火薬のいろいろ
⇒ 対空戦
⇒ 魚雷
⇒ 爆雷
⇒ 機雷
⇒ 信管
新規作成日:2007年2月5日/最終更新日:2007年2月5日