砲煩兵器

砲煩兵器

大砲、機関銃など。
射撃指揮装置や、誘導弾を含めることもある。
昔は大艦巨砲と言って、戦艦大和の46センチ砲など、大きな大砲が最大の武器であった。
現在では、防空が主任務で、艦艇への射撃も可能と言うものである。
アメリカではMk. ロシアではAK- という型番がついている。
5インチ54口径などと言う場合、弾の直径が5インチで、砲身長はその54倍あると言うもの。より太く、長いほうがより威力が大きい。
国によって、インチやmmなどの表示がある。
大砲は、3インチから5インチが現代の主流である。
また、1門の砲の信頼性も上がった為、単装砲がほとんどである。
機関銃や機関砲は、多銃身により、瞬間的発射速度を稼ぐ形式のものもある。
CIWSというのは、単独で射撃管制から撃破確認までを自動的に処理できる、ミサイルからの最終防御兵器である。
また、ゲリラなどに備えて12.7mm程度の機関銃の装備も増えている。


砲戦距離によっても、弾道が異なり、近接戦では平射でも、遠距離においては大落角となる。
そのため、日露戦争頃までは舷側の垂直防御が重視されていたが、第一次大戦以降は甲板の水平防御も重視されるようになった。
Pict_0498. Pict_0499.

射程距離を言う場合、一般に、平面上での到達距離を言う。
が、下図のように、その円筒状にはならない。
Pict_0957.

単純に言えば、一定の半径の半球となる。
Pict_0958.

実際は引力の影響などにより、垂直方向には伸び悩むことになる。
Pict_0959.

仰角/俯角

砲身を、水平を挟んで、仰角/俯角という。
仰角が大きいほど、高射砲としての能力を持つ。
俯角は、船体の動揺(横揺れ)に対するスタビライズよりも、浸水などにより船体が傾斜した場合でも、目標に指向することが可能とするもの。
Pict_1345. Pict_1346.

射界

舷側固定砲
Pict_1331a. Dcim3659/DSC_5518.

ケースメイト砲
Pict_1331b. Pict_1068.

旋回砲
Pict_1331c. Dcim0368/Dsc_1589.

砲塔
Pict_1331d. Dcim0368/Dsc_1600.

艦砲射撃

艦砲射撃は、文字どうり、艦載砲による射撃である。
一般に、対地射撃を言う場合が多いようでもある。

砲側射撃と指揮所射撃
砲側射撃は、各砲が個々に照準して射撃するもの。
指揮所射撃は、指揮所で集中して射撃管制するもの。

独立射撃と一斉射撃。
独立射撃は、各砲が個々に照準して射撃するもの。
一斉射撃は、指揮所で集中して射撃管制するもの。
「一斉射撃」の号令の元、バンバン撃つのは地上戦であって、このような撃ちかたは艦砲射撃の場合は、実は独立射撃の開始命令に過ぎない。
「一斉射撃」の号令の後には、時を揃えて全砲が「ドン」となる。

射撃方法
距離が近い場合は、個々に目標を定めて撃って、外れたら修正して射撃をする。
これが、距離が大きくなると、システムも大掛かりを要する。
すなわち、測距儀等により距離を計測し、敵針、敵速を勘案して未来位置を予測し、射撃する。
射撃後、着弾までには時間を要し、観測員が着弾を確認し、外れたら修正して射撃をする。
この場合、ばらばら撃つと、着弾観測が困難となり、射撃精度が悪くなる。
砲戦距離が拡大するにつれて、測距儀の装備位置も高いところが求められ、戦艦のマストも高く丈夫なものが求められる。
また、着弾観測も同様に高い位置が求められるが、マストの上部や、艦橋を高くするなどのほか、飛行船、航空機による、上空からの着弾観測も行われる。

マストには、射撃観測のため、見晴らしの良い位置に射撃観測所が設置され、また、測距儀などが装備される。
Pict_0712.

射撃に当たっては、まず、旗艦が想定位置に対して射撃する。
この際、例えば目標位置が6000mならば、距離6000と6100をもって、各二門射撃する。
着弾においては、これらの着弾位置関係を確認し、射撃諸元を算定して各艦に伝達し、射撃する。

Pict_0691.
Pict_0692. Pict_0693. Pict_0694. Pict_0695. Pict_0696.
例えば上図の場合、次の指定距離はそれぞれ、6150, 6100, 6050, 6000, 5950, となる。


艦隊の射撃において、個別目標射撃と、一艦集中射撃があるが、一艦集中射撃の場合、着弾観測が困難となり、射撃精度は悪くなる。

Pict_0689. Pict_0690.

着弾観測は、すなわち、水柱の上がる位置を確認するわけで、複数の管理下の砲がバラバラに撃つと、見分けがつかなくなるわけである。 また、相手側も、この着弾観測を困難とするため、煙幕を張ったりして、視認性を低下させたりする。

この後、レーダーが発達すると、レーダー射撃として、距離をレーダーで測って射撃する方法が現れる。


参考
艦載兵器あらかると
大砲のいろいろ
弾火薬のいろいろ
火薬
信管
銃のいろいろ
実弾と訓練用弾
電子兵器
レーダーとECM
レーダー
砲煩兵器
艦艇の変遷
艦隊陣形
艦艇の構造(断面)
艦艇の種類(時代と変遷)
大日本帝国海軍艦艇の種類
日本海軍艦艇類別
現代艦艇の種類
前攻艦と側攻艦
戦艦の変遷
対空戦
帆船時代の艦載兵器
20世紀初頭の艦載兵器




戻る TOPに戻る

新規作成日:2006年11月29日/最終更新日:2006年11月29日