艦艇の種類(時代と変遷)
艦艇とは、まず「戦闘艦艇」をさす。
しかし、その生い立ちは、武装商船であり、大航海時代は商船と艦艇との区別は所属による以外明確ではないとも言える。
日本海軍においては、主要艦艇を「軍艦」といい、国家威信をかけた艦艇であった。
帆装時代
17世紀 (1650年代イギリス共和国)
- 一級艦 備砲90門以上
- 二級艦 備砲80門〜90門
- 三級艦 備砲50門〜80門
- 四級艦 備砲38門〜50門
- 五級艦 備砲18門〜38門
- 六級艦 備砲(6門〜)18門以下
- 戦列艦は 一級艦〜三(四)級艦を指す
- フリゲートは 五(四)級艦〜六級艦を指す
60門を境にしている説もある。
- スループ、ブリッグ、カッター、スクーナーは、等級外
18世紀 (イギリス海軍 ナポレオン戦争時)
- 一級艦 備砲100門以上
- 二級艦 備砲80門〜98門
- 三級艦 備砲64門〜78門
- 四級艦 備砲50門〜60門
- 五級艦 備砲30門〜48門
- 六級艦 備砲20門〜28門
- 戦列艦は 一級艦〜四級艦を指す
- フリゲートは 五級艦〜六級艦を指す
- スループ、ブリッグ、カッター、スクーナーは、等級外
近世
19世紀前半
- (主力艦 CapitalShips)
- 戦列艦 Ship of the Line (1827)
- (航洋艦)
- 巡洋艦 Cruiser
- フリゲート Frigate (2〜3000トン級)
- コルベット Corvette (1〜2000トン級)
- スループ Sloop (1000トン級、備砲20門前後)
- デスパッチ Despatch Vessel
- スクーナー (備砲4門前後)
- 砲艦 Gun Boat
- 海防艦 Deffence Monitor
19世紀後半
- (主力艦 CapitalShips)
- 戦艦 Battle Ship (1885)
- 装甲艦 Broadside Ironclads (1861)
- (航洋艦)
- 巡洋艦 Cruiser (186x)
- 装甲巡洋艦 Armoured Cruiser (1877)
- 甲帯巡洋艦 Belted Cruiser (1877)
- 防護巡洋艦 Protected Cruiser (1897)
- フリゲート Frigate
- コルベット Corvette
- スループ Sloop
- デスパッチ(通報艦) Despatch Vessel (186x)
- 砲艦 Gun Boat
- 砲塔艦 Turret Ship (1864)
- 海防艦 Deffence Monitor
- 駆逐艦 Destroyer (1894)
- 水雷艇 Torpedo boat, Torpedo vessel (1876)
- 水雷砲艦 Torpedo Gunboat (1887)
幕末
- 鋼鉄コルベット
- 鉄甲帯コルベット
- コルベット
- スループ
- 砲艦
- 大砲練習船
- 通報艦
- 帆装練習艦
- 風帆練習艦
- ヨット
近代
日本海軍
- 二等戦艦
- 鋼鉄砲塔艦
- 戦艦
- 巡洋戦艦
- 装甲巡洋艦
- 巡洋艦
- 一等巡洋艦
- 二等巡洋艦
- 三等巡洋艦
- 重巡洋艦
- 軽巡洋艦
- 練習巡洋艦
- 航空母艦
- 水上機母艦
- 水雷母艦
- 潜水母艦
- 敷設艦
- 敷設艇
- 一等海防艦
- 二等海防艦
- 三等海防艦
- 砲艦
- 一等砲艦
- 二等砲艦
- 水雷砲艦
- 砲艇
- 通報艦
- 雑軍艦
- 工作艦
- 駆逐艦
- 一等駆逐艦
- 二等駆逐艦
- 三等駆逐艦
- 潜水艦
- 一等潜水艦
- 二等潜水艦
- 三等潜水艦
- 潜水艇
- 水雷艇
- 海防艦
- 掃海艇
- 駆潜艇
- 給油艦
- 給兵艦
- 運送船
- 特務艦(測量艦)
- 練習特務艦
- 標的艦
現代
- 航空母艦
- 巡洋艦
- 駆逐艦
- フリゲイト
- コルベット
- 潜水艦
- 掃海艇
参考
⇒ 艦艇の変遷
⇒ 大日本帝国海軍艦艇の種類
⇒ 日本海軍艦艇類別
⇒ 現代艦艇の種類
⇒ 戦艦の変遷
⇒ 空母の変遷
⇒ 大航海時代の船
⇒ 帆船時代の海戦
⇒ 戦列艦
⇒ フリゲート
新規作成日:2003年1月22日/最終更新日:2003年5月29日