艦艇の変遷
艦艇の変遷
艦艇の変遷を概観してみましょう。
動力や武器の変化により、艦艇は変遷してきました。
ここでは、あくまで大雑把なものであり、また、若干順序の異なる事例もあります。
- ギリシャの軍船
多くの漕ぎ手と、帆を動力とする。
弓矢や投石を武器とし、そして接舷し乗り移っての白兵戦が行われる。
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- ガレー船
多くの漕ぎ手と、帆を動力とする。
弓矢や投石を武器とし、そして接舷し乗り移っての白兵戦が行われる。
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- カラック船
帆を動力とする。
大砲を武器とし、そして接舷し乗り移っての白兵戦が行われる。
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- 戦列艦
多くの大砲、小銃を武器とし、時に接舷し乗り移っての白兵戦が行われる。
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- 帆装フリゲート
戦列艦よりも小型快速。
大砲、小銃を武器とし、時に接舷し乗り移っての白兵戦が行われる。
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- 外輪蒸気フリゲート
蒸気機関の発明により、蒸気を動力とした船。
大砲を武器とする。
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- 蒸気フリゲート
スクリューの発明により、推進器を暗車とした船。
外車は、砲撃により破壊されやすかったが、暗車とした為、従来程度の砲撃では推進力を失わずに済むようになった。
やがて帆装は補助的なものとなってゆく。
大砲を武器とする。
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- 砲塔艦
大砲の性能が向上し、大型化して行き、また、旋回砲塔の採用により、舷側に大砲を並べた時代から、変わってゆく。
また、砲塔も、閉囲式となり、装甲を付す事によって、砲撃から守られるようになって行く。
更に、多くの大砲を備え、また、機関を増やして高速となってゆく。
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- 装甲艦
敵の砲撃に耐えられるように、舷側に装甲を付すようになって行く。
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- 戦艦
更に多くの大砲を備え、艦は大型化してゆく。
また、砲戦距離の増大により、高い位置から敵を確認できるように、マストに指揮所が設けられ、やがて艦橋の大型化につながってゆく。
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⇒ 艦艇の種類(時代と変遷)
⇒ 大日本帝国海軍艦艇の種類
⇒ 日本海軍艦艇類別
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新規作成日:2005年8月13日/最終更新日:2005年8月13日