機関 解説 (小型船舶操縦士の試験)
2個のバッテリを連結する方法。
・直流連結法
・並列連結法
・混合連結法
・直列連結法
・電圧2V、容量70Ah(アンペア時)のバッテリ6個を直列に連結した場合。
電圧2V x 6個 で、12V …70Ah
・電圧2V、容量70Ah(アンペア時)のバッテリ6個を並列に連結した場合。
容量70Ah x 6個 で、2V …420Ah
四サイクル機関の作動行程
・吸入行程では、吸気弁だけ開いている。
・圧縮行程、爆発、膨張行程では、吸気弁と排気弁はどちらも閉じている。
・排気行程では、排気弁だけ開いている。
シリンダ内径96ミリメー卜ル、ピス卜ンの行程80ミリメー卜ルの4気筒の機関の総排気量。
(96ミリメー卜ル / 2) x (96ミリメー卜ル / 2) x 3.14 x 80ミリメー卜ル x 4気筒 = 2315059
2315059 / 1000 = 2315cc
以下 準備中
小型高速デイーゼル機関(清水冷却式)において、Vベル卜の張リ具合が緩んでいると、どのような不具合を生じやすいか。次のうちから選ベ。
(1)緋気ガス中に、清水が混入しやすい。
(2)清水タンク内に、海水が入りやすい。
(3)冷却水こし器が、詰まりやすい。
(4)清水ポンプが、作動不良となりやすい。
図は、船内外機船のプロペラ軸系の一例を示した略図である。図中(ア)の役割は、次のうちどれか。
(1)プロペラで発生した推力を受け止める。
(2)クラッチを前進、中立及び後進に切リ替える。
(3)ドライブ軸の回転を減速してプロペラ軸に伝える。
(4)冷却水を機関内に取リ入れて循環させる。
四サイクルディーゼル機関の吸気弁と排気弁の開閉時期に、オーバーラッブ(弁重なり)を設ける理由について述ベた次の文のうち、誤まっているものはどれか。
(1)シリンダ内の掃気をよくするため
(2)燃焼室内を冷却するため
(3)潤滑油のかき上げを少なくするため
(4)排気弁を冷却するため
電気点火機関の始動着火に失敗してエンジンスイッチを運転位置にしたまま放置した場合起こらない状態は次のうちどれか。
(1)点火プラグが過熱する。
(2)ポイン卜位置により点火コイルが過熱する。
(3)オルタネ一タの界磁コイルが過熱する。
(4)バッテリが放電する。
小型デイーゼル機関において潤滑油が潤滑油主管から機関に送リ込まれ、ピス卜ンピン軸受に給油されるまでに通過する順序として正しいものは、次のうちどれか。
(1)クランクビン軸受 → クランク軸油孔 → コンロッド油孔 → 主軸受
(2)クランク軸油孔 → 主軸受 → クランクピン軸受 → コンロッド油孔
(3)主軸受 → クランク軸油孔 → クランクピン軸受 → コンロッド油孔
(4)コンロッド油孔 → クランクピン軸受 → クランク軸油孔 → 主軸受
電気点火機関の点火時期について述べた次の文のうち、誤まっているものはどれか。
(1)早過ぎると始動時、逆火や逆回転を起こす。
(2)早過ぎるとノッキングを起こす。
(3)遅過ぎると爆発圧力が過大になる。
(4)遅過ぎるとオーバヒー卜気昧になる。
小型ディーゼル機関の運転中の注意事項として適当でないものは、次のうちどれか。
(1)各計器の示度、機関音及び船体の振動に注意する。
(2)排水ロから冷却海水が流出していることを確かめる。
(3)過給機の給気圧が大気圧以下であるか確かめる。
(4)燃料カロ減ハンドル位置と回転計示度が合つているか調ベる。
キャブレータの機能の点検方法について述ベた次の(A)と(B)について、それぞれの正誤を判断し、下のうちからあてはまるものを選べ。
(A)吸気ロのエアクリーナを取リ外しベンチュリ部が見えるようにして、スロッ卜ルを急に開いたとき、燃料油の噴出があればフロー卜室に燃料油はきている。
(B)吸気ロのエアクリーナを取リ外しベンチュリ部が見えるようにして、燃料ボンプを作動させたとき、フロー卜室の通気ロから燃料油があふれ出れば正常である。
(1)(A)は正しく、(B)は誤っている。
(2)(A)は誤っていて、(B)は正しい。
(3)(A)も(B)も正しい。
(4)(A)も(B)も誤っている。
ボッシュ式燃料噴射ポンプの燃料の送出し時期の計測方法について述べた次の(A)と(B)につい
て、それぞれの正誤を判断し、下のうちからあてはまるものを選ベ。
(A)燃料噴射ポンブ駆動の力ムケースをあけ、デコンブハンドルをひき、静かにタ―ニングし、
カムがポンプのローラガイドを押上げ始めたときのフライホイールの目盛りを読む。
(3)燃料噴射の高圧管を取り外し、エンジンス卜ッブボタンを押し込み、デコンプハンドルをひ
いて、静かにター二ングし、燃料噴射ポンブの吐出弁おさえから、燃料油があふれ出始めたと
きのフライホイールの目盛リを読む。
(1)(A)は正しく、(B)は誤つている。
(2)(A)は誤つていて、(B)は正しい。
(3)(A)も(B)も正しい。
(4)(A)も(B)も誤つている。
電気点火機関の始動時に、始動モータは正常に回転するが、機関が始動しない場合の点検箇所として誤つているものは、次のうちどれか。
(1)配電器
(2)点火プラグ
(3)燃料油系統
(4)発電機の駆動ベル卜
プロペラのピッチとその作用について述ベた次の文のうち、誤まっているものはどれか。
(1)3翼のプロペラでは、一枚の翼が1回転すると1/3ピッチ進む。
(2)プロペラビッチが大き過ぎるときは、機関の定格回転数が出ない。
(3)可変ピッチブロぺラでは、前進出力と同じ後進出力を発生できる。
(4)プロペラ各翼のビッチが同一でないとプロペラは振動する。
逆転減速機のクラッチ切替え弁のハンドルとワイヤで連結されている操舵室内の操縦装置は、次のうちどれか。
(1)燃料力ッ卜オフボタン
(2)機関始動スイッチ
(3)ステアリングハンドル
(4)リモコンレバー
直流電動機が始動しない場合、点検する箇所として適当でないものは、次のうちどれか。
(1)力―ポンプラシが損耗していないか。
(2)整流子面に潤滑剤が不足していないか。
(3)バッテリの容量が低下していないか。
(4)駆動される負荷が過大ではないか。
電流、電圧、抵抗及び電力の関係について述ベた次の(A)と(B)について、それぞれの正誤を判断上、下のうちからあてはまるものを選べ。
(A)斤オームの抵抗に亘ボル卜の電圧をカロえたとき、ノアンペアの電流が流れると、E=I×Rの関係がある。
(B)回路に亘ボル卜の電圧をかけ、Iアンペアの電流がT時間流れたとすると、電力量(ワッ卜時)
はE×I×Tである。
(1)(A)は正しく、(3)は誤っている。
(2)(A)は誤っていて、(3)は正しい。
(3)(A)も(3)も正しい。
(4)(A)も(3)も誤っている。
燃料油タンクの取扱いについて述べた次の文のうち、誤まっているものはどれか。
(1)タンク底部から時々ドレンを排除する。
(2)荒天航海中は波の打込みに備え、空気抜きを閉鎖する。
(3)ガラス油面計には保護金真を取リ付ける。
(4)油のにじむ箇所の有無を点検する。
内燃機関の潤滑油こし器を開放掃除したとき判断できる事項として適当でないものは、次のうちどれか。
(1)潤滑油の劣化の状況
(2)潤滑油への燃料油の混入状況
(3)軸受の損傷状況
(4)潤滑油冷却器の冷却状況
⇒ 小型船舶操縦士
新規作成日:2003年2月13日/最終更新日:2003年2月15日