運用 解説 (小型船舶操縦士の試験)
船首部及び船尾部の構造。
・キールは、船底の首尾線方向の骨組みである。
・ハッチコーミング
・ビームは、船体横方向の骨組みを構成する。
・ビラー
船体の船首部及び船尾部は、波の衝撃や推進器の振動に耐えるようにするため、フレームやビームの間隔を狭くして強固な構造とされている。
いかリの型式。
・ストックアンカー型
.
.
・ストックレスアンカー型
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・ネービー型
・ダンフォース型
・マッシュルーム型
・ホールデイング型
⇒ 錨
⇒ 船のパーツ
地上天気図記号(日本式)。
(1)○ … 快晴
(2)… 雪
(3)@ … 晴
(4)● … 雨
(・)◎ … くもリ
⇒ 海のお天気
結索。
(・)一結び(ハーフヒッチ)
(・)一重つなぎ(シー卜ベンド)
(・)本結ぴ(リーフノッ卜)
(・)巻き結び(クラブヒッチ)
(1)
(2)もやい結び(ボーラインノット)
(3)二結び(ツーハーフヒッチ)
(4)
⇒ ロープワーク(結索)
国際信号
一般1字信号
・.O:人が海中に落ちた
・.S:本船の機関は後進中
・.K:私は、あなたと通信したい
・.I:本船は針路を左に変更中
⇒ 国際信号旗
手旗信号
⇒ 手旗信号
モールス信号
⇒ モールス信号
以下 準備中
船体の外げんを保護するための属具は、次のうちどれか。
・フェンダ
・ボラードは、係船具である
・ウエス
・ス力ッパ
ロープを必要な長さに切ったとき、端末の処理の仕方として最も適当なものは、次のうちどれか。
(1)止め結びをしておく。
(2)端止めをしておく。
(3)すれ当てを巻いておく。
(4)巻結びをしておく。
滑走中の小型船舶を、転駐回頭させるときの要領について述ベた次の文のうち、適当でないものはどれか。
(1)速力をいったん落として転舵する。
(2)乗員は姿勢を高くして回頭げんと反対側に身をのり出す。
(3)操舵は小角度で行い、旋回圏を大きくする。
(4)急激な左右交互の転舵は行わない。
小型船舶が単びょう泊する場合、海面が静かなときに伸出すべきアン力ーローブの長さとして最も適当なものは、次のうちどれか。
(1)水深の約1倍 (2)水深の約15倍 (3)水深の約3倍 (4)水深の約6倍
河川を航行する場合の一般的な注意事項について述ベた次の文のうち、適当でないものはどれか。
(1)大雨やダムの放水によって、流れが変化することに注意する。
(2)大雨の後には、流木やゴミが多くなることに注意する。
(3)わん曲部の外側は浅く、内側は深くなつていることに注意する。
(4)二つの河川が合流する所では、不規則な波が生じることに注意する。
小型船舶が航行中、浮流物がプロペラに接触して翼が変形した場合、通常、船体又は機器等にどのような変化が現れるか。次のうちから最も適当なものを選ベ。
(1)舵効きが急に良くなる。
(2)船体に振動が生じる。
(3)機関の回転数が上がる。
(4)計器類がくるつてくる。
船室や機関室等、密閉された場所に火災が発生した場合の消火の方法として、人身事故防止のため最も注意しなければならないものは、次のうちどれか。
(1)海水による消火
(2)泡消火器による消火
(3)炭酸ガス消火器による消火
(4)衣類や毛布で火元を覆う消火
航行中のモーターボー卜から落水者があったときの緊急処置として適当でないものは、次のうちどれか。
(1)落水者へ直ちに、救命浮環を投げ与える。
(2)いつでも飛び込めるよう、救命胴衣をはずして待機する。
(3)落水者を見失わないように見張りを立てる。
(4)風波があるときは、落水者を風上に見るように接近する。
風について述べた次の文のうち、誤まってするものはどれか。
(1)風は、気圧の高い所から低い所へ向かつて吹く。
(2)風は、一般に、等圧線の間隔の狭い所ほど強い。
(3)風向は、風の吹いて行く方向で表す。
(4)風速は、観測時前10分間の平均風速で表す。
南洋方面で発生する熱帯低気圧のうち、その中心付近の最大風速が、毎秒何メー卜ル以上になったものを台風というか。次のうちから選ベ。
(1)10メー卜ル (2)13メー卜ル (3)17メー卜ル (4)20メー卜ル
次のうち、突風が吹く兆候とされていないものはどれか。
(1)西の空に積乱雲が現れた場合
(2)夜間、西の空に稲光が見えた場合
(3)海上が静穏なとき、西の水平線が凹凸に見えた場合
(4)日笠、月笠が見えた場合
小型船舶の安定について述べた次の文のうち、適当でないものはどれか。
(1)重心が高くなると、船の動揺は緩やかになる。
(2)同乗者がいっせいに立ち上がると、重心は高くなる。
(3)重量物を低い所だけに積むと、重心は低くなる。
(4)甲板上の水はけが悪いと、重心は低くなる。
キャンバの効用について述べた次の文のうち、正しいものはどれか。
(1)甲板上の水はけを良くする。
(2)りょう波性を良くする。
(3)波の衝撃を小さく抑える。
(4)船の横揺れを軽減する。
上架手入れについて述ベた次の文のうち、適当でないものはどれか。
(1)上架後、直ちに海草、貝殻などを落として清掃する。
(2)ジンクブレー卜の腐食部を削リ、塗装する。
(3)ボッ卜ムプラグを抜いて、ビルジを排出する。
(4)外板、推進器、維などの損耗の状況を点検する。
底質が岩のようなところでびよう泊する場合、アン力ーローブとは別にいかりの頂部(クラウン)からローブを取ることがあるが、この理由として正しいものは次のうちどれか。
(1)いかりが岩に引つかかつたときに、揚びよう作業を容易にするため.
(2)いかリの把駐力を大きくするため。
(3)船が振れ回つたときに、アン力ーローブがいかリに絡まないようにするため。
(4)アン力ーロープが腐食するのを防ぐため。
静水中に停止している一軸右回リ固定ピッチプロペラの排水型の小型船が、スクリュープロペラを回転させたときに生じる放出流と横圧力の作用について述べた次の(A)と(B)について、それぞれの正誤を判断し、下のうちからあてはまるものを選ベ。
(A)放出流は、離中央ならば前進中も後進中も船尾を左げん側へ傾向させる。
(B)横圧力は、前進中は船尾を左げん側へ、後進中は右げん側へ傾向させる。
(1)(A)は正しく、(B)は誤っている。
(2)(A)は誤っていて、(B)は正しい。
(3)(A)も(B)も正しい。
(4)(A)も(B)も誤っている。
小型船舶が単びよう泊する場合、投びよう後、いかリを十分に海底にかかせるため、アン力ーローブの繰リ出しをー時止める時機としては、ローブがどのくらい出たときがよいか。次のうちから選べ。
(1)水深の約15倍 (2)水深の約25倍 (3)喫水の約2倍 (4)喫水の約4倍
航行中の小型船舶が荒天に遭遇して、航行を続けることが困難な状況となった場合の処置として適当なものは、次のうちどれか。
(1)機関の運転を止め、始動できる状態で漂流する。
(2)機関を中立とし、船首から適当な抵抗物を流す。
(3)減速して、船尾を風浪に向ける。
(4)機関の運転を止め、出入ロやハッチを開けて、脱出に備える。
図に示すように、総卜ン数17卜ンの漁船A丸は、赤岬 南方の漁場から甲島へ帰航するため全速力で航行していたところ、霧模様となつたので、約7ノッ卜に減速して航行を続けていた。
A丸の船長(一級小型船舶操縦士免状)は、レーダー調でもあったので、陸岸をできる限り視界内に保って航行するのが安全であると考え、いったん青埼西端に向首し、同埼の南方約700メー卜ルのところに散在する暗礁の手前で左転して甲島へ向かう航海計画を立てた。
こうして航行をして、船長は赤岬灯台の灯光を右げん船首4点の方向にかすかに認め、同灯台までの距離を約0.5海里と判断した。そして、その後も同一の針路、速力で航行をしたところ、青埼灯台の灯光が船首右約1点の方向にかすかに見えてきたので、変針の時機と判断して甲島の方向へ変針したところ、間もなく船底に激しい衝撃を感じ青埼南方の暗礁に乗リ揚げた。
上記事故を起した主要原因は、次のうちどれか。
(1)針路の選定に誤りがあった。
(2)見張リが不十分であった。
(3)速力が過大であった。
(4)勘に頼って航行した。
小型船舶に装備する粉末消火器について述べた次の文のうち、適当でないものはどれか。
(1)普通火災(木材、紙等)や油火災などに有効である。
(2)消火剤の効力が減少するので、毎年詰め賛える必要がある。
(3)電気を帯びている火災に使用しても感電の心配はない。
(4)火炎の根元を手前から左右に掃くように放射して使用する。
日射病患者のー般的な症状として適当でないものは、次のうちどれか。
(1)頭痛やめまいがする。
(2)発熱して汗をかく。
(3)耳嶋りや吐き気がおこる。
(4)顔面がむくみ手足がしびれる。
雲の種類と、これに関係が深い気象現象を示した次の組合せのうち、適当でないものはどれか。
(1)高積雲 ……… 霧雨
(2)積乱雲 ……… 雷雨
(3)乱層雲 ……… 地雨
(4)巻(絹)層雲 ……… 日笠、月笠
日本近海に現れる高気圧が天候に及ぼす影響について述べた次の(A)と(3)について、それぞれの正誤を判断し、下のうちからあてはまるものを選ベ。
(A)オホーツク海高気圧と太平洋(小笠原)高気圧はいずれも乾燥した高気圧なので、これらがともに日本近海に張リ出してくると、日本付近は好天が続く。
(B)移動性高気圧の中心部は天気が良いが、西側には気圧の谷や前線がある場合が多いので、天気の変化が早い。
(1)(A)は正しく、(3)は誤っている。
(2)(A)は誤っていて、(3)は正しい。
(3)(A)も(3)も正しい。
(4)(A)も(3)も誤っている。
地上天気図記号「_▲_▲_▲_」で表される前線付近の、気団の状態を表す鉛直断面図として適当なものは、次のうちどれか。
図は、日本付近に来襲する台風の進行経路(一例)を示したものである。図のような経路をとるのは、何月頃が多いか。次のうちから選べ。
(1)8月 (2)9月 (3)1O月 (4)11月
⇒ 小型船舶操縦士
⇒ ロープワーク(結索)
⇒ 国際信号旗
⇒ 手旗信号
⇒ モールス信号
⇒ 海のお天気
新規作成日:2003年2月13日/最終更新日:2003年2月16日