港の施設(埠頭編)
埠頭のいろいろ
大量の貨物を扱う港には、ありとあらゆる貨物が集まりますから、同じ種類の埠頭だけではとても対応しきれません。
そこで、さまざまな貨物をスムーズに仕分けし、市場へ運ぶため、埠頭はその貨物の種類や荷姿に応じて、それぞれ専門の設備をそなえています。
このように、貨物の性格に応じた埠頭を設置することにより、効率的でスピーディーな荷役作業を行なうことができるのです。
また、埠頭は背後にそれぞれの関連会社の工場が設置され、陸揚げされた貨物はそのまま各工場に直送される場合もあります。
さまざまな貨物が港に集まってくる現在、それを受け入れる埠頭にもさまなタイプがあります。
- 木材埠頭
原木や木材を扱う埠頭です。最近では製材として仕出国で付加価値をつけて輸出したリ、原木の輸出を禁止している国もあるため、原木をそのまま輸入する機会が減っています。そのため、合板やパルプ材など、製材の輸入量が増えてきています。
- 木材投下泊地
原木を扱う泊地です。木は浮くので、海上で筏を組んで木場に運んでゆきます。
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- 鉱石埠頭
工業用の原材料を大量に輸入しているわが国にとって、たいヘん重要な埠頭です。
港に到着した鉱石は、ベルトコンベアーによって次々と鉱石ヤードに保管されます。
これらの鉱石は、工場で工業製品やエネルギー源に生まれ変わり、全国に出荷されていきます。
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- 食品埠頭
世界各国から穀物や飼料が集まる食品埠頭には大きなサイロがあり、小麦や大豆などを大量に保管することができます。
港に到着した穀物・飼料などは、品質のチェックを受けてから、このサイロに保管され、国内各地に運ばれていきます。
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- フェリー埠頭
人やトラック、乗用車を大量に運ぶことができるフェリーを係留する埠頭です。
環境に優しく、交通渋滞の心配がないフェリー輸送は、動くハイウェイとして現在注目を集めている輸送機関で、全国各地の定期航路には、数多くの船が就航しています。
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- 水産物埠頭
近海で捕れた魚介類や、遠洋から冷凍保存されて運ばれる水産物を専門に扱う埠頭です。
この埠頭には大型の冷凍倉庫が設置され、魚介類の消費が多い我が国にとっては、まさに「台所」と言えます。
- 旅客船埠頭
世界各地に寄港する旅客船、あるいは国内をまわる旅客船を係留する埠頭です。
豪華ホテルや緑地などが併設される場合いも多く、港の華やかさを一層演出して行きます。
新しいレジャーとして船旅が注目されている現在は、国内各地に多くの旅客船が訪れています。
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港の業務(入港編)
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新規作成日:2003年2月6日/最終更新日:2008年12月31日