港の施設(設備編)
設備の色々
船の安全な航行をサボー卜することも、港の大切な役割です。
そのため、岸壁や桟橋付近には、船の安全を守るさまざまな設備が整っています。
たとえば、港に足を運んだときによく見る信号灯やブイなどの設備は、船に港湾内の状況を知らせる役割がありますし、岸壁に取り付けられた係船柱や防げん材などは、船を安全に固定するための設備です。
また、港の設備は海の中にもあります。
船の通り道である航路は、船が安全に航行できるよう十分な水深を確保してあります。
普段はとくに目立ちませんが、これらの設備は港に必要不可欠なものです。
- 信号灯
海上の船に航路信号など、さまざまな信号を送る設備です。
海上の船はこの信号を見ながら港に出入りしています。
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- 浮標
海の標識、いわゆるブイです。暗礁の所在や航路・錨地などを知らせる航路標識用と、船をつなぎとめる係船用があります。
形や色などの違いによっていろんな情報を船に伝えます。
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⇒ 航路標識
- 航路
船が安全に航行できるように整備された海の道路です。
右側通行、追い越し禁止など、船は港則法というルールにしたがって航行しています。
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- 灯台
港の入口や岬などに設けられる航路標識の一つです。
灯火の標識を出して船に位置を知らせたリ、航路を指示したリしています。
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- 海上交通センター
港や航路などに設けられるものです。
航路信号などにより、航路を指示したリしています。
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- 泊地
船が安全に停泊できる海面を表わします。
泊地は充分な水深と、広くて静かな水面が必要とされます。
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- 係船ブイ
岸壁につかない船を、つなぎとめておく。
海底とチェーンでつながっている。
- 係船柱 ビット
昔の映画では、船員さんが片足を乗せている姿が有名ですが、いうまでもなくただの足置きではありません。
ロープを使って船舶を岸壁につなぎ止めるためのものです。
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- 防げん材
岸壁と船の間に挟まり、接岸時に船の衝撃をやわらげる設備です。
大きいものでは一辺が2m近いものもあります。
- 車止
トラ模様の車止めは、駐車場などにあるものと同じく、埠頭内の自動車が誤って海面に落下しないように設置されています。
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新規作成日:2003年2月6日/最終更新日:2004年3月29日