機関配置

機関配置

1基1軸
Pict_0810.

2基2軸
Pict_0811.

1基2軸
大型機関によって、推進効率の良い推進器を2本駆動する場合など。
Pict_0812.

2基1軸
経済的な機関によって、推進効率の良い推進器を1本駆動する場合など。
Pict_0813.

2基1軸
巡航時1基で、高速時ブーストする場合など。
Pict_0814.

機関配置

□(B)□: ボイラー
■(T)■: 蒸気タービン
■(G)■: 変速機
各例で、□(B)□と■(T)■、■(G)■は隔壁で隔てられた別区画にあるとします。


1基1軸の例
(右舷)
-+---------+---------+------------
 | □(B)□-+-■(T)■-+-■(G)■---
-+---------+---------+------------
(左舷)

2基2軸の例 (中央隔壁なし)
(右舷)
-+---------+---------+------------
 | □(B)□-+-■(T)■-+-■(G)■---
 | □(B)□-+-■(T)■-+-■(G)■---
-+---------+---------+------------
(左舷)

仮に攻撃を受け舷側に穴が開き損傷したら、一気に航行不能になります。


2基2軸の例
(右舷)
-+---------+---------+------------
 | □(B)□-+-■(T)■-+-■(G)■---
-+---------+---------+------------
 | □(B)□-+-■(T)■-+-■(G)■---
-+---------+---------+------------
(左舷)

仮に攻撃を受け左舷に穴が開き、左舷側が損傷しても、右舷側の1基1軸で航行できます。
また、動力伝達方式次第では、片舷のボイラーで両舷のタービンを回すこともできます。
しかし、魚雷などが貫通するなどすれば、ボイラーまたは蒸気タービン、変速機が2つともダウンするため、一気に航行不能になります。


2基2軸(シフト配置)の例
(右舷)
-+---------+---------+------------
 | □(B)□-+-■(T)■-+-■(G)■---
-+---------+---------+------------
 | ■(T)■-+-■(G)■-+-□(B)□---
-+---------+---------+------------
(左舷)

仮に攻撃を受け、魚雷などが貫通しても、ボイラーと蒸気タービン、変速機は1つづつ残るため、一気に航行不能になる事は避けられます。


上記の例は、蒸気タービンの例だが、現代艦艇では、ディーゼルやガスタービンなど、ボイラー+蒸気タービンの複合の必要がないが、機関+変速機の組み合わせは必要であり、シフト配置の意味は存在する。



機関配置

蒸気往復動機関 (レシプロ)
咸臨丸 機関配置
蒸気往復動機関 (レシプロ)1基1軸
Pict_1005.

マートゥエイン号 機関配置
蒸気往復動機関 (レシプロ)2基1軸
Pict_1272.

戦艦 ツェサレヴィチ Tsesarevich Цесаревич 機関配置
蒸気往復動機関 (レシプロ)2基2軸
Pict_1536.

戦艦 ペトロパヴロフスク Petropavlovsk Петропавловск 機関配置
蒸気往復動機関 (レシプロ)2基2軸
Pict_1537.

タイタニック Titanic
ボイラー24基/補助5基 蒸気往復動機関 (レシプロ)2基、蒸気タービン1基 3軸
Pict_1925.

蒸気タービン
戦艦 大和 機関配置
蒸気タービン4基4軸
Pict_1533.

空母 加賀 機関配置
蒸気タービン4基4軸
Pict_2031.

戦艦 IOWA級 機関配置
蒸気タービン4基4軸
Pict_2012.

巡洋艦 妙高級 機関配置
蒸気タービン4基4軸
Pict_2226.

巡洋艦 鈴屋級 機関配置
蒸気タービン4基4軸
Pict_2229.

駆逐艦 陽炎型 機関配置
蒸気タービン2基2軸
Pict_2227.

駆逐艦 松型 機関配置
蒸気タービン2基2軸
Pict_2228.

水雷艇 鴻 機関配置
蒸気タービン2基2軸
Pict_0860.

DDAたかつき型、DDGたちかぜ型
蒸気タービン2基2軸
Pict_0556.

ディーゼル
DEもがみ
ディーゼル2基2軸
Pict_0617.

PL66しきね
Pict_1619a. Pict_1619b.

マルチプルディーゼル
DEいすず
ディーゼル4基2軸
Pict_0616.

DEおおい型
ディーゼル4基2軸
Pict_0618.

DDKやまぐも型
ディーゼル6基2軸
Pict_0555.

青函連絡船 羊蹄丸
ディーゼル8基2軸
Pict_1924.

CODAG
PT11号型
ディーゼル2基ガスタービン2基3軸
Pict_0802.

DEいしかり型
ディーゼル1基ガスタービン1基2軸
Pict_0558.

COGOG
DDはつゆき型
ガスタービン4基2軸
艦首側:高速用 艦尾側:巡航用
Pict_0557.

COGAG
DD963, DDG993, CG-47型
ガスタービン4基2軸
Pict_0966.

CAG カーラ型
ガスタービン6基2軸
艦首側:巡航用 艦尾側:ブースト用
Pict_1425.

スラヴァ級巡洋艦
ガスタービン6基、排気熱蒸気タービン2基、2軸
艦首側:巡航用 艦尾側:ブースト用
Pict_1617.

DDHひゅうが型、DDあさぎり型、DDむらさめ型、DDたかなみ型
ガスタービン4基2軸
Pict_1426.

LCAC
ガスタービン4基2軸
Pict_1549. Pict_1549a.

COGLAG
DD119
ガスタービン発電機2基、ディーゼル発電機1基 電動機2基、ガスタービン2基2軸
Pict_2033.

CODLAG
UK Type23型
ディーゼル発電機4基(昇圧用電動発電機2基)電動機2基、ガスタービン2基2軸
Pict_0732.

ディーゼル電気推進
伊201潜水艦
ディーゼル2基、発電機/電動機4基、2軸
Pict_0792.

SSうずしお型
ディーゼル2基、発電機2基、電動機1基、1軸
Pict_0806.

ディーゼル電気推進
AGB5002「しらせ」
6基3軸
Pict_0571.

AGB5003「しらせ」
4基2軸
Pict_1499.

海洋地球研究船「みらい」
ディーゼル4基、発電機2基(+3基)、電動機2基、2軸
Pict_1148.

ディーゼル電気推進
ESPERANZA (グリーン・ピース)
ディーゼル2基、発電機1基(推進用)、電動機2基、2軸
Pict_0963.

蒸気タービン電気推進
戦艦 BB44 カリフォルニア級 機関配置
蒸気タービン2基電動機4基4軸
Pict_2034.

舶用機関
推進器
二重化の信頼性
電気推進
潜水艦
機関制御室




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新規作成日:2005年3月13日/最終更新日:2020年9月28日