工業原料
アルミニウム
アルミニウムの原材料は、ボーキサイトである。
ボーキサイトから抽出してアルミナをつくり、これを電気分解し、アルミニウムが製造される。
アルミニウムの製造は、バイヤー法と電気分解による、ホール・エール法で行う。
アルミナの製造は、バイヤー法で行われ、ボーキサイトを水酸化ナトリウム液で溶かすことによって、アルミン酸ナトリウム液を作り、アルミナ分を抽出する。
そして、アルミナを溶解氷晶石の中で電気分解することにより、金属アルミニウムを製造する。
アルミニウムを1トン製造するのに必要なボーキサイトは、約4トンになる。
日本では、昔はボーキサイトを輸入して、各軽金属業界で精錬していたが、オイルショックによって電気代が高騰し、国内での電気分解は行われなくなった。
現在では、電気分解は海外で行い、ボーキサイトの輸入は行われず、アルミニウムの新地金を輸入し、各軽金属業界で加工している。
また、アルミニウムの再生も比較的古くから行われており、回収したアルミニウムを高温で溶解し、各軽金属業界で再利用している。
これを、再生地金、または二次地金という。
2006年頃では、国内需要440万トンに対して、6000トンがボーキサイト輸入による電気分解、150万トンが再生アルミニウム、残りはアルミニウムの新地金の輸入である。
ボーキサイト
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アルミナ
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アルミニウム地金
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参考
⇒ 工業原料
⇒ 化石燃料(石油、石炭、天然ガス)
⇒ 鉄と鋼
⇒ 高張力鋼
⇒ 海底資源開発
新規作成日:2006年12月13日/最終更新日:2006年12月13日