マスト
マストは、古くは帆装のためのものであったが、高い位置にあることから、見張り台にも利用され、或いは信号旗の掲揚に使用され、近代の艦船では、各種電子装備の装備台の位置が高まっている。
マスト(単檣)
基本的な構造のマスト。
尚、ここでは一本足のマストを単檣と言うが、ヨットのように船体に一本のみのマストを装備する場合にも単檣と呼ぶ。
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マスト(見張り台付き)
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マスト(三脚マスト)
マストが高くなると、安定を図る必要がある。
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マスト(射撃観測所、測距儀装備)
射撃観測のため、見晴らしの良い位置に射撃観測所が設置され、また、測距儀などが装備される。
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マスト(櫓マスト)
日本海軍の戦艦長門級に採用された6本脚マスト。
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マスト(籠マスト)
アメリカ海軍の戦艦に採用されたマスト。
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マスト(トラスマスト)
マストに各種機器を装備するためには、安定を図る必要がある。
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マスト(トラスマスト)
近代艦艇のマストには、各種電子機器が装備されている。
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マスト(マック)
マストに各種機器を装備するためには、安定を図る必要があり、その一つとして、マストと一体化した構造とする例もある。
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ステルスマスト
円筒型の素材では、電波に対して、全周に垂直の反射面を持つため、面構造として反射面を局限する。
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マストの電波反射
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塔型マスト
ステルスマストといえども、装備している機器が他方向への反射面を構成してしまうため、装備機器を収容してしまう構造としたもの。
図は、内側の例も示しているが、実際は周囲が面で囲われている。
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マストの電子装置の配置
現代艦艇では、マストは電子装置の「棚」になっている。
レーダーなど、高い位置ほど見通し距離が取れるので、マストは高いほど便利だが、船の安定性の観点から限界がある。
水上レーダーと、対空レーダーを比べた場合、水上レーダーをより高所に配置することが多い。
これは、水平線の見通し距離を最大に取りたいからである。
対して対空レーダーは、大空に対して水平線の影に隠れる範囲は僅かであり、かつまた、レーダー装置が大型のため、低い位置とされる。
本来的には、全周が見渡せるトップが好ましいが、他の装置との優先順位がある。
ESM 電波探知装置は、より遠方からの電波を察知したいために、高所に装備される。
ECM 電波妨害装置は、迫り来るミサイルなどへ妨害電波を発すればよいので、高所に装備される必要性は薄い。
門型マスト
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モノポールマスト
門型マストの派生で、船橋からの前方視界を良くするために用いられる。
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参考
⇒ 帆船の歴史
⇒ 帆船の種類
⇒ 艦艇の変遷
⇒ 艦載兵器あらかると
⇒ 艦艇の構造
⇒ 艦艇の種類(時代と変遷)
⇒ 戦艦の変遷
⇒ 電子兵器
⇒ レーダー
⇒ 電子戦装置
⇒ 電子戦
⇒ マスト
新規作成日:2006年12月27日/最終更新日:2008年11月26日