船の設計研究施設
最近では、コンピュータ解析による部分も多くなりましたが、縮尺模型による試験研究も欠かせません。
日本では、海上技術安全研究所(旧船舶技術研究所)や、大手造船所、東京海洋大学(旧東京商船大学)などに、研究設備がある。
海上技術安全研究所 400m試験水槽(大水槽)
巨大タンカーや超高速船の試験にも対応可能な、世界最大級の曳航水槽(長さ400m、幅18m、水深8m)。
実際の海域により近い条件下で試験を行えるようにするため、平成13年度に機能強化が行われた。
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東京海洋大学 船舶運航性能実験水槽
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海上技術安全研究所 氷海船舶試験水槽
長さ35m、幅6m、水深1.8mの水槽に氷を張り、砕氷船などの航行性能試験、海洋構造物が氷から受ける力を測定する実験や、氷海環境下での油の拡散に関する実験などを行うことが出来る。
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海上技術安全研究所 変動風水洞
この風洞は、最大30m/secの定常風のほかに、変動する風を発生できる。
風洞の計測部(長さ15m、幅3m、高さ2m)の下に水槽があり、船舶や海洋構造物の模型を浮かべて、風、波、流れが共存する状態での実験が出来る。
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海上技術安全研究所 大型キャビテーション水槽
この水槽は交換可能な2種類の計測部(プロペラに適した円形断面、及び模型船ごと試験可能な大型矩形断面)をもち、プロペラに発生するキャビテーションにより生じる振動、騒音及び損傷等の試験に用いられる密閉型可変圧回流水槽。
また、新しいコンセプトの高性能のプロペラの開発にも活用されている。
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海上技術安全研究所 80m角水槽
この水槽(寸法:80m×80m×水深4.5m)では、無線操縦による自由航走模型船を用いて、船舶の耐航性能や操縦性能に関する実験が行われる。
造波装置及び水中超音波による模型船位置計測システムを備えている。
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海上技術安全研究所 構造材料寿命評価研究施設
大型模型(供試材)により、材料や構造の強度評価を行う。
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海上技術安全研究所 操船リスクシミュレータ
3Dで可動する船橋により、各種条件下での操船状況を現示し、検証する。
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防衛装備庁 艦艇装備研究所
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参考
造船所
船の設計研究施設
船のできるまで
船のできるまで(船台竜骨建造方式)
進水式
引渡式
新規作成日:2004年4月19日/最終更新日:2021年1月26日