艦船写真の写し方(カメラ選びのこだわり編)
カメラ選びのこだわり編
カメラメーカーはどこが良いか。。。
カメラ選びはさまざまで、何が最良かはその人次第です。
将来の交換レンズの拡張性を考えるなら。。。
ニコン/キャノン、、、、ソニー、、ペンタックス、、、オリンパス、、、って序列でしょうか。
後者ほど、ニコン/キャノンに比べると選択に幅がありません。
もちろん、ソニーを除けば、オリンパスなんかも、さらにありません。
「高性能なレンズを追っかけないので問題ない」って意味にもなりません。
とにかく種類が限られます。
その部分を除けば、各社類似の商品ラインナップがあるので、後は実際に触ってみてというところではないでしょうか。
稀に特殊なレンズだと、極めて限られるので、この場合はレンズを先にチェックする必要がある。
私はニコンユーザーなので、どちらかというとニコンを推しますが、どうしても他者が悪いからという性質のものでもありませんし。
ただ、いったんメーカー系列を決めると、レンズの系列が決まってしまうのが注意です。
ニコンは丈夫で長持ち。
キャノンは、AF性能が優れている。
ライブビュー(液晶使用)でのAFは、キャノンが最悪、ニコンも遅いらしい。
デジカメは、最近出始めたごく一部のフルサイズ(FXフォーマット)を除き、基本的にAPS-C(DXフォーマット)であるが、一般に1.5倍のところ、キャノンは1.6倍、オリンパスは2倍である。
オリンパスは独自のレンズ体系であらかじめ、このフォーサーズ対応で割り切っているが、キャノンの場合、既存システムとの共通化の意味もあり、APS-C(DXフォーマット)と称していて、他社に比べてこの僅かの部分が大きな差となる場合がある。
ソニー、ペンタックス、オリンパスは、ボディ内に手ぶれ防止機構が搭載されているが、ニコン、キャノンは、レンズ側の手ぶれ防止機構に依存する。
各社シェア
2006年03月 C(50%), N(30%), P(10%), O(7%), S(0%)
2006年07月 C(34%), N(27%), S(22%), P(15%), O(4%)
2006年12月 N(50%), C(35%), P(10%), S(4%), O(1%)
2007年07月 N(44%), C(33%), O(12%), P(7%), S(4%)
(N:Nikon, C:Canon, P:Pentax, O:Olympus, S:Sony)
レンズのラインナップについて。
まあ、確かに、通常必要であろう物は、一通り揃っています。純正品として。
が、それは、ある意味、結構高いメーカー価格です。
選択の幅というのは、レンズメーカーの、ある意味安い物とか、或いは、かゆいところに手が届くようなものもあるということです。
さらには、中古品市場もにぎわっていることを意味します。
ニコン/キャノン、、、、ソニー、、ペンタックス、、、オリンパス、、などの序列は、ユーザー層の多少に比例しているわけで、客が多いほど充実するものもあるということです。
例えばソニー一眼は、もともとコニカミノルタでしたが、カメラ部門切捨てによって、カメラ生産の世界から消える可能性も噂されていました。
デジタル一眼のノウハウを欲しかったソニーに運良く拾われていますが、世の中の趨勢が少しずれていたら、なくなっていたかも知れず、この場合、メーカーサポートは期限付きとなってしまいます。
あんまりそこだけ気にする問題ではありませんが、手放しに考えると後悔します。
初心者だから入門機がいいのか。。。
免許取立てだから、傷がついてもいいように中古車って考えもありますが、ぶつかる相手が人間なら、乗ってる車が新車か中古車かってのは、問題にはなりません。
無神経な運転を容認する中古車は危険と言う考えもあります。
どのくらいの間隔で買い換えるつもりなのか、やはり買った以上一定期間使うのかってのもあります。
一眼レフは、本体とレンズが独立していて、組み合わせて使えるのがミソで、新しいカメラを買っても、交換レンズを一式新しくする必要がないのもミソのひとつです。
その意味では、目先で考えずに、きっちり、いいものを買うべきと思うわけです。
(オリンパスがいいものではないということではありません)
カメラを始めて、こり始めると、まず目立つのが画質。
シャープさやポケ具合。
この問題は、レンズに起因します。
セットのレンズは、リーズナブルな価格設定のものが受け入れやすい半面、こういった性能は最低限のものになってますから、そこそこの性能のものに買い替えになりますが、この段階で、最初のレンズは大概いらなくなります。
ということは、レンズもきっちり選んだほうが無駄がないとも言います。
これが実際わかるのは、いっぱい写して、こだわりを持ってからの話でもありますが。
カメラをどのくらい使い続けるのか
その昔、フイルム時代のカメラは高級品扱いで、一度買えば一生ものとさえ言われた。
実際、フイルムを入れて写す以上、せいぜい36枚ごとにフイルム交換が発生するから、一日400枚を写すにはそれなりの準備も要るわけで、結果、シャッターの耐久が5万程度としても、ほとんど一生に近く持ちこたえることになる。
が、デジカメの時代となり、記録メディアが高性能化すると、知らないうちに1000枚でも簡単に写してしまう^^
こうなると、シャッターの耐久が5万程度なら、場合によっては一年程度で寿命を迎えることすらありうる。
もちろん、この場合、シャッター部分を交換すればまた使い続けることはできるわけだが。。
デジカメの場合、カメラ部分とパソコン部分がある。
カメラの部分は、フイルムカメラの延長であり、ほぼ完成形となっている。
データ処理のパソコン部分は、日進月歩で進化し続けているから、陳腐化も激しい。
一、二年前の上位機種よりも、最新の入門機の方が、性能が上ということも少なくない。
これをして、買い替えを言う人もいる。
が、最新の性能のほうが良いには決まっているが、現有の性能で不都合があるのかが問題だ。
パソコンの場合、5年10年前の機械では、もはや化石並みの性能だが、当時は十分満足して使っていたし、当時と同じ用途に使うなら、さして影響もない。
デジカメの場合も同様で、画素数とか処理速度、サービス的な加工性能はともかく、古典的なカメラとして使う分には、実は差はなかったりする。
もちろん、求めるもの次第なのだが。。。
その意味では「どうせ数年で古くなって使えなくなるんだから長期的なことを考えても無駄で思いついたものを買えばよい」って論理はどうかと思う。
オリンパスの得失
オリンパスで気になるのは、フォーサーズという特殊な規格で、(28-70mmなどの)同じ表示のレンズを使っても、倍率が2.0で、写せる写真は「望遠」側になるということです。
もちろん、一般で使うレンジのレンズは揃っていますが、レンズが太くでかくなり、その分重いでしょう。
逆に、ニコン/キャノンは、この倍率が1.5-1.6なので、既存レンズの転用がそのままできる半面、新設計の出てくるのが遅かったりします。
オリンパスは、カメラ、レンズとも新設計で一辺に出てこないと使えないので、最新設計でもあります。
ただ、同様に、更に新設計で新しい規格に移行してしまうと、同じオリンパスでも、新しいカメラとレンズをセットで買う必要が出たりします。
ニコン/キャノン、ソニーのレンズは、この倍率が1.5-1.6なのでレンズ本体の設計は共通化できるため、レンズメーカーも参入しやすい分、安くて高性能なレンズに幅があるということです。
例が乱暴ですが、外国人と接したい人は、普通は英語、またはフランス語、最近なら中国語を選ぶでしょう。スワヒリ語って選択肢は稀です。
平均的、或いは、圧倒的多数として、英語、フランス語、中国語などの選択肢が普通ですが、特定地域に限定するなら、むしろスワヒリ語の必要性も大きかったりします。
レンズを集めるのが目的ではありませんから、自分の撮影対象にあったセットがそろう事が一番です。
尚、例えば
オリンパスの場合、ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2.0 / 28-70mm相当
ってレンズがありますが、これに対応するニコン/キャノンは、28-70F2.8です。
Fの値が問題で、数字の小さいほど性能が高いことを示しますが、オリンパスのF2.0と、ニコン/キャノンのF2.8は、写した結果として、同じか、ニコン/キャノンの勝ちのようです。オリンパスが対応するには、F1.8程度が相当らしいです。
これは、前述の倍率(1.5-1.6/2.0)の元となる撮像素子の大きさに起因する問題です。
この部分が致命的に言われるのは、ポートレート写真を撮る人のこだわる部分です。
実際、被写界深度において、ボケ加減が違います。
一眼レフが欲しい理由。。。。
ここに、将来の拡張性を見るわけですが。。。。
そうでなければ、一体型のハイエンド機種のほうがお手軽です。
まあ、考えるよりも実機を手にしてシャッターチャンスを逃さないことを優先すべきだという考え方もあります。
どの考え方が正しいかは人によるので。
デジタル一眼の動画機能について
まず、私の知っているムービー機は、VHS,8mm時代のものです。
平成だと思いますが、前世紀とも言います^^
デジタル一眼の動画は、D90が実証機ですが、動画メインでもなく、機能を熟知している段階でもありません。
以下、その前提においてです。
ファインダー撮影に比べて、ライブビューのフォーカスは偉く時間がかかる。
ウイーンピタッ、って感じに比べて、ウニウニウニ〜ピタ〜ッ、って感じです。
あと、動画撮影を開始すると、AFが動作しませんから、被写体の移動やズーミングによるピント修正は手でやります。
本体マイクは構造上位置や性能が最高のものになってませんからノイズもかなりあり、カメラつき携帯と本格ムービーの中間程度。
連続録画時間の制約がある。
熱保護の為、多分ムービー機より使えないときがありえる。(この場合でもタイムアウトまでの1分は使えそうですが)
電源が、多分長持ちしない。大型液晶がつきっぱなしなのでこいつがかなり電力を食べてる。
操作性は、持ち方とかレンズ周りとか、とにかく「カメラ」です。
レンズ性能だけを言えば、一眼用のレンズを動画に使うんですから、業務用のビデオ並の画質が得られるとは思いますが。。。
シャープさを競ったところで、100万画素程度の世界ですよね、動画の一こまは。
上位機種、下位機種
上級機、中級機、初級機、入門機。。。。
ニコンでいえば、D1系が上級機、D100系が中級機、D70系が初級機、D40系が入門機だろう。
その違いの最たるものは、耐久性信頼性だろう。
上級機はプロ用とも言われ、シャッターチャンスを逃さないことが求められるから、タフな運用にも耐えなければならない。為に、重い。。。
対して、入門機は、コンパクトデジカメからの転換組を含む初心者へのお手軽さが求められる。なので軽い。また、お遊び的な機能もついている。
シャッターの耐久性としては、中級機のD300は15万回、初級機のD90が10万回の試験をクリアしているという。その比が信頼性の差の目安だろう。
カメラ選びのポイント
メーカーの得失、上位機種下位機種については、前述の通り。
では、それ以外では??
・連写性能
秒何コマ、と言うのがそうだが。
当然、早いほど、シャッターの連写性能が勝る。
が、データ書き込み性能がこれに追いつかないと、実際の連写では性能を発揮しない。
特に最近の機種では、画像処理機能が増えていて、補正処理を多くやらせてしまうと、比較的早くに連写が息切れする。
・どのくらいの期間使うのか
丈夫で長持ちに越したことはない。
が、データ処理機能はパソコンと同じで、比較的短期間に陳腐化する。
それ自体でカメラとして使えなくなるわけではないが、最新の機種との比較で、新しいのが欲しくなったりする。
それを考慮すれば、あたら耐久性に固執する必要もない。
・トータルコストは?
上位機種は耐久性、信頼性に勝る。
とはいえ、機械物である以上、いずれは壊れてくる。
性能を維持するためには、定期点検、オーバーホールが欠かせない。
一定期間を超えて使う場合、現場で故障の心配をしなくて良くするためには、未然にメンテナンスしておく事が必要となる。
当然ながら、このサイクルは、上位機種の方が長く取れる。
また、残存価値を考えれば、下位機種の場合、メンテナンス費用よりも、買い替えと言うのも選択肢となる。
メンテナンス費用は、1-20000円前後かかる。
現像ソフトの得失
デジタルカメラには、パソコンでのデータ処理のための各種ソフトがついている。
が、ニコンの場合、さらに高度な画像加工処理のためのソフトは別売りとなっている。
そのため、そのコストが余計だという部分で誤解があるようだが。。。
そもそも、RAWで写さなければ、たいした実害はありません。
また、単純な現像ソフトは、ニコンのにもついています。
なぜニコンが別売りかというと。。。
カメラを二台買う人にとって、ソフトはひとつあればよいということです。
フォトショップ持っている人には、不要とも言いますから。
同梱ソフトの性能と価格もさまざまですが。。。
カメラの代金のうちに、実はそのソフトの値段が入っているということがポイント。
転送ソフト等のCDなんかも、私は別に必要ないので、1000円で引き取ってくれるなら速攻返します^^
ソフト付5万円のカメラAと、
ソフト無し5万円のカメラBと。。。
カメラA本体の価値は、5万円-ソフト代ですからね。
カメラBの方が、投入原価は高いということです。
論理的な、カメラ本体の製品価値は、A < Bです。
実際は単純にはいえませんけどね。
長期保証はつけるべきか
私はつけています。カメラ本体には。
5%のコストパフォーマンスは良いと思います。
レンズのほうは、カビや割るのは条件外だし入ってません。
1. 買ったときの10%ポイントからの流用なので、直接支出ではない。(でも使わなければ他の物を買えるってのは主観の問題)
2. 5年といえば、かなりの確率でお世話になりそう。いや、なってる。
3. 当初一年の保証範囲の充実。
4. 仮に一度修理すれば、8000-20000円はかかるので、一回で採算。
5. カメラは使用頻度も高い。
注意点として、店によって、補償範囲が違います。要確認。
何の部分、何の条件で対象かも。
何回でも合計額として上限がないところと、過去をあわせた上限があるところとか。
また、その店が、5年間存在しうるかどうか^^ かなり大事。
一定期間使用後に壊れたら「捨てる」のか「直して使う」のかってところが大きいかも。
D100 買った数ヶ月で一回修理後、保証期間満了。
D70 突然死問題を含め、保証期間中5回。
D200、D90 保証期間継続中。
グレードによる耐久性も影響しそうです。
ちなみに、車両保険はつけていません。
1. お世話になるくらいの事故なら、運転をやめる。
2. 一定期間支払うなら、新車が買える。
参考
艦船写真の写し方(撮影機材)
艦船写真の写し方(ストロボ)
艦船写真の写し方(機材のメンテナンス)
艦船写真の写し方(フィルター)
艦船写真の写し方(マクロ撮影)
艦船写真の写し方(被写界深度)
艦船写真の写し方(カメラ選びのこだわり編)
艦船写真の写し方(ショールーム)
⇒カメラ試験
⇒ニコン D90
⇒4台目デジカメ(D90)試行結果
⇒ニコン D3000
⇒ニコン D5000
⇒ニコン D3s
⇒ニコン COOLPIX S640
⇒キャノン EOS50D
⇒キャノン EOS7D
⇒ソニー α380
⇒ソニー α550
⇒オリンパス E-500
⇒オリンパス E-620/E-30
⇒オリンパス E-30
⇒ペンタックス K20D
⇒デジカメの機能(設定)の色々
参考
⇒ネガフィルムの性質とスキャンの仕組み
⇒色再現の模索
⇒ Nikonスクエア
⇒ Konica - エンターテイメント
⇒ Konica - 楽しい写真教室基本編
⇒ Konica - デジタル写真編 本編
⇒ フジカラー販売株式会社 / ツルちゃんのもっと楽しく!もっとかわいく!
⇒ WPC ARENA デジタルカメラ編
⇒ 読売新聞 OnLine-Digital Photographic Seminar
⇒ [ハクバ写真産業株式会社] 写真教室
新規作成日:2009年10月6日/最終更新日:2009年12月11日