目的:
高品位(High Quality)な演奏や作品(Media)の忠実再現に不可欠の新たに発見された、要因・特性を実現した
高品質な Audio-Visual Systemを研究開発し、譲渡します。人と人との時空を超えた“心の通じ合いのありたい姿”に近づこうとしています。
経緯:日本学術振興会の、未来研究開発開拓プロジェクト:工藝融合(JSPS-RFTE 97P00601 1997-2001) の成果の社会還元、また更なる発展を期して、北陸先端大発ベンチャーのHMラボが作られました。
2014より新体制として、研究は“深い感のテクノロジー研究会”で行い、HMラボは、その開発、サポートの体制としました。
究極の再現:“ただ鳴っている音”ではなく、名演の、場の空気感、演奏者の気配、熱気の再現を研究開発しています。奥行(感)が出せれば上記も含まれるようです。ということは、奥行(感)を出すためには、信号の微細情報をきちんと再生する必要があるという意味でもある。そうできれば、L, R 2chのみのExtra HI System Mで可能である 。従来オーディオができなかった、精細な時間(周波数領域で言う位相)を、再現できる。
1. 音
例えば、「指揮者がタクトを静かに上げて、演奏者聴衆全員が、そ〜と息を吸って、タクトを静かに下ろす時、全員がそ〜と息を吐いてピアニッシモで、音が出て来る時の、背中から身体が震えるような緊張感」がアナログにはあった。
“この名演の緊張感が、CDでは減”なのです。これまでにわかったのは、ディジタル歪(時間歪と、CD playerの内部発生電磁波妨害)のせいです;「ディジタル装置の内部で発生する、ジッターと電磁波妨害の抑圧が必須」と発見しました。従来の常識をはるかに超えてのnsec以下の揺れでも許容されない。「時刻の流れは悠久の、大自然の摂理」に踏み込んだ、神の怒りをかったのがディジタルか!?
その解析と除去の研究で、今までは「鳴っているだけのPCオーディオ」の、音の良い形態を発見しました。XP以前のPC、またZIF20GのHDと発見です。ディジタル歪(時間歪と、CD playerの内部発生電磁波妨害)抑え込み、は記しましたが、そのほかにも要因ありです;新しいPCは、音に力がないのです。(集積度の高いメモリーは音の腰がなく平板でNG。)ブルーレイに迄、機能は進歩し、どのソースも再生出来るようになったが、音質は、鳴ってるだけのつまらない音になってしまった。人々は気づいて、ディジタルからLPに戻っている。
「ORFEO: べートーベンNr.4クライバー,バイエルン」。
2. 映像
空気感、奥行(感)の出る、画像を伝達できる、画像装置の研究、開発。
重要ゆえもう一度記すと、奥行(感)をだすには、微細信号;音の瞬時変化、超低周波の時間も気配をも忠実に再現する必要がある。それは、別の表現では、世界的指揮者:小澤征爾さんの言われる、「音楽では“子音”が重要」であり、「鼓膜だけでなく体感が重要」です。
奥行(感)がきれいに出ると、“胸にしみいる”、“空気感(気配)”も再現されます。物理特性として、”時間の精細な再現:波面の再現(生成)" と、周波数領域で表すと“ハイQ” (必要条件)が必要!を発見しました。それらを実現した、Extra HI オーディオの、Systemは深い感性に訴える名演奏を忠実に再現します。包含的に高性能だから、他の演奏も楽々と再現できます。オタク専用の装置ではありません。突破的オーディオと名付けました。JAZZ用はほかに用意してあります。
●演奏者の評;
ビオラアルタの、世界的天才演奏者の故平野真敏さんは、以下に様にExtra HI System Mの音を評価してくれました。(完成度の高いビオラ:ビオラアルタは、ワーグナー、ヒットラーが高評価したゆえ、世から消えたが、平野さんが発見、世界で唯一の演奏者になった。平野さんの演奏の後、涙流して帰らない人がいると聞いた)。
『先生の成されたスピーカーを通じた音は、良く知る演奏家の音を聴いてみて、まるでこちらに語りかけてくるようでした。
それは、一方的に聴かされていると云う感覚ではなく「もっと何か?」を聞き手が欲する音の再現だったように感じました。
乱暴な表現ですが、甘さを引き出すための塩分とでも申しましょうか。なにか人間の本性、内燃する物を引き出すそのような音です。昨今のハイレゾなどとは違う世界です。
今回の「ヴィオラ・アルタ」の音は先生のスピーカーとご意見を拝聴させていただき、創作したものです。
先生が試作された スピーカー、オーディオ機器から出る「暖かさ」を持った音は何であろうと、私なりに御ラボの帰りに考えてきました。
今回、私も、それに倣い「ヴィヴラート(ヴァイブレーション)」「子音の残し方」「余り強調しすぎない母音」に、自分なりの定義 を加え、ヴィオラ・アルタで表現をしてみました。
結果は、それぞれのご意見があるかと思いますが、私は「録音」でも活きる音を、逆に分かったような気がします。 スピーカーを隔て、お客さま(先生)と私がいることを、これ程仮定し意識した舞台はありませんでした。
⇒以上に対しての、宮原のレスポンスは以下です;
平野真敏さんは、ビオラアルタの新しい境地を開いた!」
宮原は科学者、技術者です。アーティストではないですが、本物が少し見えます。
その本物を再現できるように装置を作ります。
その装置から出る音を聴いた平野さんの上記反応は、「今までの装置では 再現されなかった、演奏者の発している凄いものがある程度再現されたので」、平野さんはそれを感じたのだと思います。
天才の平野さんの表現は、私の語で表現すると、「リソースが凄ければ、ハッとする鳥肌の立つ音、深々とした、 凄みのある高品位な音、将に空気感(気配)、胸キュンの音の再現ができた」です。
演奏音に高忠実に装置を作ると、“音作りの自由度は全くない”です。ですから、Extra HI System Mの音は、音源に忠実な音で、音作り音ではありません。
丹田を通り抜ける空気のようなエンヤのアリア、圧倒的存在感のミュンシュ、ストイックな シゲティのバッハ無伴奏ヴァイオリン演奏、パリ管の”ブラームスの交響曲第1番”、 そして、Eaglesの Hotel Californiaなどの、現代人がこころの深いところが求めているものを聴いてみてください。深い癒しにも役立つと思います。
音が出た瞬間に耳で感じる、「本能的な“ふっ”と感じる空気の動きのような感覚、加えて“身体で感じる感動”が、深い感動に重要」と発見しました。名付けて、“
瞬時時間の聴覚知覚モデル”としますが、経過時刻的に説明すると、
1:「基底膜直撃の、空気の動き、音場の情報は、反射神経か、旧脳に送られて直感的に感じる」。
2:「皮膚直撃や身体の丹田に響いた“体感感覚”がある」。その後、
3:時間的に遅れて、鼓膜―有毛細胞で解析された、音の高さ情報が加わる、
としています。
(樋渡涓二:「視感覚情報理論」昭晃堂より引用)
1、の感覚は、音が出て、音と認識する前の本能的感覚で、敵が襲ってくるのを検知する生まれつきのもの、
2、の感覚も、音が出てから直接身体に感じられる感覚で、赤ちゃんはびくっとします。やせた人は体感が少ない。
3、鼓膜から32個の共振器に音が行った後、それらの整流出力が基底膜に伝わる。
この3種の総合として、脳が
知覚すると考えられますので“
聴覚知覚モデル”としました。
この“
瞬時時間の聴覚知覚モデルの出力(物理)”が、脳に送られて、聴者の過去に得られた知識、感性で受け取られ、こころに感動がもたらされる。