黒船跡の探訪
東京
◎軍艦操練所跡(説明板) 中央区築地5ー20(交差点歩道角)
中央卸売市場(築地市場)は、幕末の安政4年(1857)、勝海舟等により、幕府海軍の近代化の為の軍艦教授所(総督永井玄蕃頭)がおかれた場所。オランダから寄贈された観光丸で乗組員の操練を始めたが、元治元年(1864)に焼失した。慶応3年(1867)浜御殿(今の浜離宮)へ移転している。
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◎石川島資料館 (5548-2571) 〒104-0051 中央区佃1−11−8 ピアウエストスクエア1階
\0 10:00-17:00 水曜・土曜のみ開館 石川島造船と、石川島・佃 の歴史を紹介
幕府海軍の造船拠点。1853 石川島造船所 として始まるIHIの発祥の地。
◎品川台場
幕末来航のペリーの黒船に対抗する為に急遽築造された。嘉永6年(1853)8月に築造が開始され、嘉永7年(1854)4月 に第一から第三台場が竣工、11月 に第五、第六台場、御殿山下台場が竣工した。石は、伊豆半島の真鶴より切り出されたもの。
現在の天王洲アイル付近から、豊洲埠頭にかけて、合計12基の台場が計画されたが、管制したのは6基のみである。現在、第三、第六台場が残っている。
御殿山下台場は台場小学校、第四台場は天王洲アイル付近、第一、第五台場は品川埠頭、第二台場は品川埠頭沖の位地であった。そして第九、十、十一台場は豊洲埠頭の位地に予定されていた。
尚、当時の江戸市街は今の中央区が中心であり、高輪大木戸までが江戸であった。そして現在の北品川(新馬場駅付近)には東海道の品川宿がおかれていた。すなわち、品川台場は、江戸の外側で防備する配置とされていたわけである。
・第三台場
お台場海浜公園より、徒歩で入れる。石垣などは当時のもの。が、砲の台座はたいした歴史考証がされているわけではないイメージ用のシロモノ。
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・第六台場
嘉永7年(1854)1月に築造が開始され、11月 に竣工した。
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◎船の科学館 (03-5500-1110 / 03-3528-1111) 品川区
\1000(共通券) 10:00-17:00。日本船舶振興会の青少年への期待を込めた海事全般にわたる総合的な博物館。
ペリー来航前後の艦船の模型や図画が展示されている。
船の科学館横のバースには、PL107宗谷が展示公開されている。対岸のバースには、青函連絡船 羊諦丸、調査用潜水艇たんかいも展示公開されている。また、二式大型飛行艇が陸上展示されている。戦艦「陸奥」40センチ砲がある。
また、5/31-9/30北朝鮮の工作船の一般公開も行われている。
交通:ゆりかもめ 船の科学館前、バス(虹01)船の科学館、バス(海01)船の科学館。
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◎品川歴史館 (03-3777-4060) 品川区大井6−11−1
\100 9:00-17:00 月曜休館 ペリーの黒船に対抗する為に築造された、お台場に関する資料や、品川の漁業で使用された桁船等の模型を展示。交通:JR大森駅下車10分。
2003.2.22-3.23 企画展 ぺるりが来たぞ! −浮世絵・瓦版にみる黒船来航− を開催していた。
横浜
◎横浜マリタイムミュージアム (045-221-0280) 〒220 横浜市西区みなとみらい2−1−1
\600(日本丸共通) 10:00-17:00(冬季16:30) 月曜休館。
帆船日本丸、横浜港の歩みと現在を中心に海事文化を紹介。
ペリーの黒船艦隊の模型が再現されている。
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◎神奈川県立 歴史博物館 (045-201-0926) 〒231 横浜市中区南仲通5−60
\300 9:30-17:00 月曜祝翌日休館
神奈川県の歴史に関する総合博物館。幕末の横浜開港から明治の文明開化についての収蔵品は質量ともに日本で最大規模です。
2003.4.26-6.15 特別展ペリー来航150周年記念「黒船」を開催した。
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◎横浜開港資料館 (045-201-2100) 〒220 横浜市中区日本大通3
\200 9:30-17:00 月曜祝翌日休館。交通:バスで桜木駅から県庁前。
嘉永7年(1854)日米和親条約が結ばれた地に建つ。開国、開港、文明開化を中心とした横浜の歴史資料を展示。
ペリー艦隊の模型も2隻(ポーハタン、サスケハナ)展示されている。
ペリーや開国、横浜開港などの企画展を随時開催している。
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日米和親条約締結の碑
嘉永7年(1854)2月10日 (1854.3.8) 米国ペリー提督は、この地、神奈川(横浜村)に上陸し、幕府と会見、嘉永7年(1854)3月3日(1854.3.31) 日米和親条約(神奈川条約)を調印した。
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◎横浜市開港記念会館 ジャックの塔 神奈川県横浜市中区本町1-6
1909年(明治42年)の横浜の開港50周年を記念して、 市民からの寄付金により建設され、1917年(大正6年)6月竣工した。
館内には、宇野沢辰雄氏の製作によるといわれる開港当時を描いたステンドグラスや、 和田英作画伯の色彩鳥瞰図などが保存されています。
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◎黒船に備えて佐久間象山の準備した大砲 〒231 横浜市中区山下町90路上
黒船来航時(嘉永7年頃)、各藩に対して、沿岸防備の軍役が命ぜられたが、松代藩では、佐久間象山が大砲4門を率いて横浜へ布陣した。しかし、幕府は開国を決定し、過度な軍備の撤去を命じ、為に、佐久間象山はこの地に大砲を埋めたと伝えられている。
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◎横浜外人墓地資料館 (045-622-1311) 横浜外人墓地内
\0 10:00-16:00 月曜休館(外人墓地は通常日曜日に公開)
◎横浜市歴史博物館 (045-912-7777) 〒224-0003 横浜市都筑区中川中央1−18−1
\400 9:00-17:00 月曜休館 横浜市の歴史に関する展示を行なっている。
収蔵品資料展「ペリー来航150周年記念 ペリー来航と東京湾」
PART1 ペリー来航と横浜 2003.7/19-8/17
PART2 東京湾の村々 2003.8/23-9/23
横須賀
◎横須賀市自然人文博物館 (046-824-3688) 横須賀市深田台95
\0 9:00-17:00 三浦半島の自然を中心とした展示。ぺリー関係資料、三浦安針の展示もあり。隣接の中央公園からは、横須賀沖が一望できる。
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開国歴史資料展
2003.5末-6末 ペリー来航100周年の頃をパネル展示
2003.8.1-12末 近代日本外交の始まり −ペリー来航から万延元年遣米使節への歩み−
◎−ペリー来航150周年記念− よこすか 開国際
2003.8.1-3 開国Dancin'、開国大八レース、開国パレード、開国花火大会を開催。
8.2 開国Dancin' 市内パフォーマンス13:00〜15:00/コンテスト 16:00〜21:00
8.2 11:00-17:00 開国大八レース
8.3 16:00-19:00 開国パレード 、コース(中央大通り〜海岸通り)
8.3 19:40-20:40 開国花火大会
サブイベント
●開国横丁(8/1〜3)うみかぜ公園
●2003 第7回 SEA-STARいけばな展(8/1〜3) 横須賀プリンスホテル
●有人潜水調査船等一般公開(8/2)横須賀新港
●開国スタンプラリー(8/2・3)市内9ヶ所
●うみかぜカーニバル(8/2・3)うみかぜ公園
●アメリカンフェスタ(8/2・3)うみかぜ公園
●記念艦三笠見学会(8/2・3)三笠公園
●開運!なんでも鑑定団(8/3)横須賀市文化会館
●ネイビーフレンドシップデー(8/3)米海軍横須賀基地
●横須賀納涼ゆかた祭(8/3)三笠公園
●神奈川マーチングバンドプレビュー(8/3)横須賀総合体育館
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◎帆船フェスタよこすか
2003.5.3-5 ペリー来航150周年を記念して、横須賀新港で開催された。
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浦賀
嘉永6年(1853)6月3日 米国東インド艦隊司令長官ペリー提督は、浦賀に来航、浦賀奉行と久里浜で会見した。
この時の来航艦船は、サスクェハナ、ミシシッピ、サラトガ、プリマスの4隻
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◎郷土資料館(浦賀文化センター)(046-842-4121) 横須賀市浦賀町7−11
\0 第3日曜日・祭日休館
浦賀奉行所関係の模型、中島三郎助関係の資料、鳳凰丸・ 咸臨丸・ペリー艦隊の船舶の模型等の展示
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◎愛宕山公園
咸臨丸出航の碑がある。
昭和35年(1960)に日米修好通商条約の締結 100年を記念して建てられました。
ペリー来航により開国を決めた幕府が、条約批准の為使節を渡米することになり、勝海舟率いる咸臨丸が護衛として太平洋を渡っている。
◎「黒船シチュー」
嘉永6年(1853年)、アメリカのペリー艦隊は浦賀へ寄港しました。
黒船への炊き出しなどは浦賀住民の役目となりましたが、桶に水を汲み、汁を作っては船へ届けたといいます。
ペリーはその返礼として「深底鍋」を残して浦賀をさりました。
「開国150年」を迎えるにあたり、JAよこすか葉山農協より三浦半島きっての名産「三浦早春キャベツ」の原料提供を受け、また黒船を操るペリー艦隊の乗組員が食したであろうシチューに想いをはせ、「黒船シチュー」は創作されました。
こくのあるシチューの旨みと早春キャベツの甘さがお楽しみです。
1袋 250g \500 調味商事
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◎ウイスキー「黒船物語」
嘉永6年(1853年)米海軍提督ペリーは黒船四隻とともに、アメリカ大統領の親書を携えて開国をもとめました。
その時、ペリーが持参した飲み物に琥白色の不思議な水がありました。日本に初めて持ちこまれたウイスキーです。
「横須賀をイメージする商品づくり」をテーマに、横須賀市の職員研修で提案された企画を商品化されたのがこの「黒船物語」です。
パッケージには、ペリー提督が日本国内に初めて上陸したときに掲揚された、当時31州であったアメリカ合衆国の国旗が描かれています。
また、ラベルには旗艦サスケハナ号が描かれています。
「黒船物語」の文字は、横須賀市長揮毫によるものです。
1本 180ml \1,200円 調味商事
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◎「ペリーシチュー」
ペリー提督が浦賀に残した鉄のシチュー鍋に想いを寄せて「黒船シチュー」とともに完成したのが「ペリーシチュー」です。
「黒船シチュー」は、魚介類をたっぷり入れてホワイトソースで煮込んだもの。
「ペリーシチュー」は、大ぶりの牛肉をやわらかく何時間も煮込み、ビールとバーボンを隠し味に使ったもの。
浦賀のお店のメニューになっているほか、レトルトタイプも販売されている。
◎2002.5.4 浦賀港 咸臨丸フェスティバル
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久里浜
嘉永6年(1853)6月3日(1853.7.8) 米国東インド艦隊司令長官ペリー提督浦賀に来航。
来航艦船は、サスクェハナ、ミシシッピ、サラトガ、プリマスの4隻
嘉永6年(1853)6月9日(1853.7.14) ペリー提督に対し、浦賀奉行は、この久里浜の地で会見した。
◎ペリー公園 横須賀市久里浜7−14
ペリー上陸の地で、「北米合衆国水師提督伯理上陸記念碑」が建つ。
例年7月に、記念式典が行われている。
北米合衆国水師提督伯理上陸記念碑
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◎ペリー記念館 (046-834-7531) 横須賀市久里浜7−14
\0 9:00-16:30 月・祝日の翌日休み 久里浜港ペリー公園の中
ペリーが大統領の親書を渡すため上陸した久里浜の地に建つ記念館。ペリーや黒船の資料等を展示、解説。
ペリー記念館
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◎久里浜ペリー祭
ペリー上陸再現式・親書受渡式やパレード、花火大会などが行われる。
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真鶴
◎真鶴町
嘉永6年(1853)8月からの品川台場築造の為に切り出された石は、ここのもの。
◎真鶴町民俗資料館 (0465-68-4117) 〒259-02 足柄下郡真鶴町岩596
\0 10:00-16:00 月水金曜休館 真鶴町と土屋家に関する展示。大漁旗や石船の展示。
石船は、品川台場築造の為に切り出された石を運んだもの。
下田
下田駅前に、黒船の模型がある。毎年5月中旬に黒船祭が行われる。
嘉永7年(1854)5月13日 米国ペリー提督、下田上陸、5月25日 下田の了仙寺で、日米和親条約附録(下田条約)の調印を行なった。
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◎下田観光協会 (0558-22-1531) 415-8505 下田市外ヶ岡1−1
◎玉泉寺(ぎょくせんじ) 〒415-0013 静岡県下田市柿崎31-6
安政3年8月5日(1856.9.3)、ハリスが初の領事館を開いたお寺です。ロシア艦ディアナ号乗員の墓、ペルリ艦隊乗組将兵の墓がある。
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◎ハリス記念館 〒415-0013 静岡県下田市柿崎31-6 玉泉寺内
\300 8:00-17:00 無休
安政3年(1856)7月 米国駐日総領事として、下田に赴任した、タウゼント・ハリスが当時愛用の遺品や関連資料、古文書等が多数展示してあります。又、黒船来航時、下田港に於いて踏海の企を起こした吉田松陰先生の遺品や、ヒュースケンに使えたおふくの遺品、ロシア、ディアナ号将校モジャイスキー撮影の日本最古の銀板写真、その他多数の資料を展示する幕末開国の資料館です。
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◎遊覧船
伊豆急マリン (0558-22-1151) 静岡県下田市外ヶ岡19
下田港遊覧の黒船「サスケハナ」を運航している。
出航時刻: 9:10 9:40 10:10 10:40 11:05 11:30 12:30 13:20 14:05 14:50 15:30 (16:00臨時便)
\920 一周約20分
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◎ベイ・ステージ下田ハーバーミュージアム (0558-25-3500) 静岡県下田市外ヶ岡1-1
\500 6:00-17:00 火曜休館 下田港の歴史博物館
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◎ペリーのモアイ 下田温泉ホテル楽岬 前
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◎野口レンタサイクル (0558-22-1099) 下田市1−3−14
\500/1時間 \2000/1日 9:30-18:00 総数は20台弱だが滅多に不足することはないらしい。予約受付は不可。要身元証明資料(免許証など)。
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◎稲田寺
下田奉行所として使われていた寺。
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◎宝福寺 (0558-22-0960) 〒415 静岡県下田市1-18-26
初代米国領事ハリスを支えたお吉さんのお墓がある。
・唐人お吉記念館 (0558-22-0960) 宝福寺内
\300 8:00-17:00 無休 初代米国領事ハリスを支えたお吉さんの記念館。
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◎下田市民文化会館前 (0558-23-5151) 〒415-0024 下田市4−1−2
第50回黒船祭記念に米海軍横須賀基地司令官より贈られた、錨と1837年製カノン砲がある。
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◎欠乏所跡
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◎安直楼
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◎下田開国博物館 (旧称 豆州下田郷土貿料館) (0558-23-2500) 下田市4-8-13
\820 8:30-17:30 年中無休 幕末、ペリー関係の資料の展示他。閉鎖された下田開港記念館の資料も管理している。
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◎了仙寺 (0558-22-0657) 〒415-0023 下田市3-12-12
日米和親条約(下田条約)調印式の舞台。黒船祭では、再現劇も行われる。
・了仙寺宝物館 (0558-22-0657) 〒415-0023 下田市3-12-12 了仙寺内
\500 8:30-17:00 黒船に関する膨大な資料が所蔵展示されている。
2003年4月29日〜6月30日には、了仙寺宝物館特別企画『ペリー来航150年展』が開催され、日本未公開のペリーの手紙や従軍画家のアルバム、黒船来航絵巻や版画などペリー関連の資料を中心に展示していた。
来年5・6月には「下田開港150周年展」を行う。
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◎ペリーロード
了仙寺の参道はペリーロードとも呼ばれ、周辺には風情ある町並と個性的なお店が集まっています。
傍らに、1829年製30ポンドカローネ のモニュメントがある。
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◎長楽寺 (0558-22-0731) 下田市3丁目
1854年、ここでロシア使節プチャーチンとの日露和親条約が調印され、翌年、日米和親条約の批書交換が行われた。
・宝物館 (0558-22-0731) 下田市3丁目 長楽寺内
\200 8:30-17:00 無休
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◎ペリー艦隊上陸記念碑
嘉永7年(1854)5月13日 米国ペリー提督は、下田に上陸した。
下田公園下の鼻黒の地を上陸記念の地として、碑が建てられている。
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◎下田公園
北条氏の鵜島(うしま)城があったことから、城山公園とも呼ばれる。
開国記念碑、カーター元アメリカ大統領来日記念碑がある。
毎年6/1〜6/30には、あじさい祭が開催されます。
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◎大浦番所跡
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◎下田奉行所跡
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◎寝姿山 幕末見張小屋
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◎蓮台寺 お吉が淵
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◎吉田松陰寓寄所
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◎黒船祭
毎年5月16日〜18日前後には国際色豊かに開催される。
日米艦艇の洋上公開、記念公式パレード、などが行われる。
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戸田
◎郷土資料館・深海生物博物館 (0558-94-2384) 静岡県戸田付
別称「造船郷土資料博物館」。戸田号の模型の展示他。
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◎洋式帆船建造地碑
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◎宝泉寺 露人の墓
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新潟
◎黒船館
新潟県柏崎市。黒船来航の瓦版や錦絵、明治の石版画や川上澄生の作品など個人コレクションからなる収集品の展示。
函館
◎市立函館博物館
ペリー以前の外国船の渡来、幕末から明治初期にかけての資料を展示。
金沢
寺中台場
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宇和島
樺崎砲台跡
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来日したアメリカ艦艇
- サスケハナ号 Susquehana 1853,1854来航、1853旗艦
外輪フリゲート。1850.4.5進水。全長78.3メートル、排水量2450トン、乗組員300名。
- ミシシッピ号 Mississippi 1853,1854来航
外輪フリゲート。1841.5.5進水。全長68.6メートル、排水量1692トン、乗組員268名。
- サラトガ号 Saratoga 1853,1854来航
スループ。1842.7.26進水。全長45.7メートル、排水量882トン、乗組員210名。
- プリマス号 Plymouth 1853来航
スループ。1843.10.11進水。全長44.8メートル、排水量989トン、乗組員210名。
- ポーハタン号 Powhatan 1854来航、1854旗艦
外輪フリゲート。1850.2.14進水。全長77.1メートル、排水量2415トン、乗組員300名。
後に、咸臨丸とともに、太平洋を渡っている。
- マセドニア号 Macedonian 1854来航
スループ。1836.11.1進水。全長50メートル、排水量1726トン、乗組員380名。
- ヴァンダリア号 Vandalia 1854来航
スループ。1828.8.26進水。全長38.7メートル、排水量700トン、乗組員190名。
- サザンプトン号 1854来航
輸送船。全長47.5メートル、排水量567トン、乗組員45名。
- レキシントン号 Lexington 1854来航
スループ/輸送船。1826.3.9進水。全長38.7メートル、排水量691トン、乗組員45名。
- サプライ号 Supply 1854来航
輸送船。1846進水。全長43.0メートル、排水量547トン、乗組員37名。
- コロンバス号 Columbus 1846来航
戦列艦。1819.3.1進水。
- ヴィンセンズ号 Vincennes 1846来航
スループ。1826.4.27進水。
年表
天保8年(1837) 米国船モリソン号浦賀に来航。
弘化3年(1846)閏5月7日 米国東インド艦隊司令長官ビッドル提督浦賀に来航。
コロンバス、ヴィンセンズの2隻。
嘉永6年(1853)6月3日(1853.7.8) 米国東インド艦隊司令長官ペリー提督浦賀に来航。
サスクェハナ、ミシシッピ、サラトガ、プリマスの4隻。
嘉永6年(1853)6月10日(1853.7.14) 米国東インド艦隊司令長官ペリー提督、浦賀奉行と久里浜で会見。
嘉永6年(1853)6月13日(1853.7.17) 米国ペリー艦隊江戸湾を測量。
嘉永6年(1853)7月 露国プチャーチン提督長崎に来航。
嘉永6年(1853)8月 品川台場の築造開始。
嘉永7年(1854)1月16日(1854.2.13) 米国ペリー提督江戸湾に来航。
ポーハタン、サスクェハナ、ミシシッピ、サラトガ、マセドニア、ヴァンダリアン、サザンプトン、レキシントン、サプライの7隻。
嘉永7年(1854)2月10日 (1854.3.8) 米国ペリー提督、神奈川(横浜村)上陸。
嘉永7年(1854)2月25日 米艦2隻 下田港を事前測量。サザンプトン、サプライの2隻。
嘉永7年(1854)3月3日(1854.3.31) 日米和親条約(神奈川条約)調印。
嘉永7年(1854)4月 品川台場の内、第一から第三台場が竣工。
嘉永7年(1854) (1854.3.21) 米国ペリー提督、旗艦ポーハタンに座乗し、下田に入港。
嘉永7年(1854)5月13日 米国ペリー提督、下田上陸。
嘉永7年(1854)5月25日 米国ペリー提督、下田の了仙寺で、日米和親条約附録(下田条約)調印。
嘉永7年(1854)6月 露国プチャーチン提督、ディアナ号で下田入港。
嘉永7年/安政元年(1854)11月27日 安政と改元。
安政元年(1854)11月 品川台場の内、第五、第六台場、御殿山下台場が竣工。
安政3年(1856)7月 米国駐日総領事ハリス、下田に赴任。
安政5年(1858) 日米修好通商条約締結。神奈川開港決定。
安政6年(1859) 横浜開港。
万延元年(1860) 1月 遣米特使がポーハタン号で、勝海舟らは咸臨丸で品川を出港、米国へ向かう。
注意
当時は、我が国では和暦(陰暦)が使用されていたが、西暦(太陽暦)とは日付上一致しておらず、例えば、嘉永6年6月3日は、1853年7月8日である。
従って、表記年は、和暦年に対して、対応する西暦年を記載しており、西暦年月日を明記してあるものを除き、正しい西暦年月日を示しているものではない。
⇒ 船の歴史
⇒ 海の歴史
⇒ 大航海時代
⇒ 下田奉行所
⇒ 浦賀奉行所
⇒ 幕末の海軍伝習・操練所
⇒ 幕末の海軍
⇒ 幕末の海戦
⇒ 亀山社中と海援隊
⇒ 東京湾の城塞
⇒ 下田港
⇒ 幕末の黒船
⇒ ペリー
⇒ ロシア軍艦ディアナ号とプチャーチン提督
⇒ 帆船時代の艦載兵器
新規作成日:2003年8月6日/最終更新日:2021年1月27日