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青い直線

言葉は記憶の彼方へ(い行2頁目:いつ〜いの)

青い直線
  1. 五日市
  2. 五日市憲法草案
  3. 五衣唐衣裳
  4. 五つ玉
  5. 一盗、二婢、三妾
  6. 糸口
  7. 糸目
  8. 稲架
  9. 犬釘
  10. イヌサフラン
  11. 犬チンキ
  12. 犬筑波集
  13. イヌリン
  14. 胃粘膜
  15. イノシン酸
  16. 青い直線

    五日市

    奥多摩町(おくたままち)、檜原村(ひのはらむら)とともに、東京の奥座敷といわれる。林業、石灰岩の採掘、観光が主な産業。戦国末期より、檜原村などの産物である炭と穀物などを交換する市が五の日に開かれたので、この名がついた。駅名は武蔵五日市。1995年に秋川市と合併してあきる野市となった。(2007.4〜11)

    五日市憲法草案

    1891年大日本帝国憲法が発布されるに先立ち、五日市の自由民権運動家の作成した204ヶ条の憲法草案。各地で草案が作られたが、全文が残っているのは珍しいとされている。(2007.4〜11)

    五衣唐衣裳

    いつつぎぬからぎぬも。平安時代に始まる宮廷女性の正装。十二単(じゅうにひとえ)の正式名称。(2009.03.13)

    五つ玉

    1の位の玉が5つある算盤(そろばん)。五つの石の玉がまつられている福岡の五玉神社は”いつたまじんじゃ”と読み、算盤とは無関係。(2007.4〜11)

    一盗、二婢、三妾

    いっとう、にひ、さんしょう。出典不明。1に他人の奥さん、2に女中、3におめかけさん。四妓(しぎ、プロの女性)、五妻(ごさい)と続く。1から4のない場合、”一穴主義”という。(2007.4〜11)

    糸口

    いとぐち。カイコのマユから絹糸を取り出すには、マユを煮る、ビックリ水を差す、更に少し煮る。火を止めて40°Cくらいにさましてから、湯に入れたまま、切れ目を入れた割りばしでマユをなでると絡まってくる糸がある。こういう糸を5、6本まとめて引き出すと、マユから絹糸をきれいに取り出すことができる。この糸のことを糸口という。比喩として、「糸口を探す」、「糸口を見出す」のように使う。

    残ったサナギは魚のエサにする。韓国では食用にしているらしいが、多くの陸棲昆虫の窒素排泄物は尿酸で、サナギの体内に尿酸をため込んでいる種もある。尿酸は痛風の原因物質なので、サナギに尿酸が多く含まれているならば、危険な食品と考えられる。(2007.4〜11)

    糸目

    いとめ。本友禅を制作する工程で、まず、防染糊で絵の線の部分を描き、次いで、顔料で彩色するが、その後に水洗すると糊の部分が地色(染める前の生地の色)の線として残る。その線のことを糸目という。糸目をつけることで、隣り合った部分の色が混ざり合うのを防ぐこともできる。

    無線友禅では、生地を先に染めてから柄を描くので、糸目はない。糸目のように見える白い線は後から顔料で白い線を描いたもの。

    同音意義語で、凧に付ける糸のことも糸目という。「金に糸目を付けない」という言い方はこちら。当方は”糸目をつける程の金はない”。(2008.09.28)

    稲架

    ”いなか”、”はざ”、”はさ”、又は、”とうか”などと読む。”はざ”という読みが最も多いようだ。刈った稲を乾燥させるために掛ける木組みのこと。

    魚沼では、田の畦に植えられたはざ並木(タモの木の並木)に、竹などを横木にして掛けていたが、現在ではどうなのだろう。冬には雪景色の中に細い木が不自然に並んでいた。タモは丈夫なので、それで輪かんじきを作ったのかも知れない。(2009.10.31)

    犬釘

    いぬくぎ。鉄道のレールを枕木に固定するクギ。クギの頭が垂れた犬の耳のような形をしているので、この名がついた。(2008.08.06)

    イヌサフラン

    サフランの花に似ている毒草。ユリ科。秋に咲くが、そのときには葉はない。種子や球根からコルヒチンという有毒成分がとれる。この化合物は細胞の運動や細胞分裂に関与する”細胞骨格”の形成を阻害する。炎症部分へ白血球が集まるのを抑えるので、初期の痛風の治療に使われるが、毒性が強いので、度々は使えない。(2007.4〜11)

    犬チンキ

    ある犬猫用皮膚病薬の商品名。犬を原料にしたチンキではない。命名注意。(2010.01.31)

    犬筑波集

    山崎宗鑑編の選句集「俳諧連歌抄」の通称。1539年頃刊行。内容は暗く、エログロ。決して、古典の学校教科書に採用されることはない。

    冒頭句
    「霞の衣裾は濡れけり」
    「佐保姫の春立ちながら尿(しと)をして」

    (2007.4〜11)

    イヌリン

    inulin、(C12。キク科植物の塊茎に、デンプンの替わりに貯蔵される多糖類で、フラクトースが重合してできる。そのため、フルクタンの一種とされることもある。食物では、キクイモやゴボウに多く含まれる。

    食べても消化できないが、腸内細菌がイヌリンを二酸化炭素と水に分解し、ガスが多く発生することがある。

    ”血糖値の急激な上昇を防ぐ”、”コレステロールを下げる”などとうたったイヌリン関連の健康食品も出ているが、効果は実証されていない。前者の目的にはα−グルコシダーゼ阻害薬が、後者にはスタチン系の高脂血症治療薬という有害作用も少ない有効な薬がある。

    イヌリンを使う機会は減ったが、腎機能検査で、GFR(糸球体濾過量)の測定に使われることもある。(2008.08.03)

    胃粘膜

    いねんまく。胃粘液(いねんえき)を作り胃酸からを守っていると同時に、胃小窩(いしょうか)という微細な穴が多数あり、この穴を通して、その底にある胃底腺(いていせん)の壁細胞から塩酸を、主細胞からペプシノゲンを分泌している。また自身の作り出したプロスタグランジン(オータコイド)により、自身の細胞の分裂、増殖を活性化し、胃酸の攻撃を防いでいる。

    アスピリンは胃粘膜のプロスタグランジンの生成を抑制するので、短時間ではあるが、内服すると胃粘膜から軽い出血が起こることがある。ヘリコバクター・ピロリは胃粘膜に棲息する胃・十二指腸潰瘍の原因菌。(2007.12.28)

    イノシン酸

    inosinic acid、C1013P。ヌクレオチド(核酸)のグループに属し、イノシン5'ーリン酸、5'ーイノシン酸とも呼ばれる。鰹節に含まれる旨味成分として、昆布のグルタミン酸、シイタケのグアニル酸とともによく知られている。鰹節以外では、マグロ、鶏肉、豚肉にも多く含まれる。昆布と鰹節の双方で出汁を取るのは、旨味の相乗効果を狙ってのこと。

    食材のなかには、死後ATPの分解に伴ってイノシン酸含量が増加するものがある。これを熟成と呼ぶ。(2010.02.01)

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